【アニメ感想】彼方のアストラ 第12話(終)「FRIEND-SHIP」

 アストラさんの最終回(12話)を見て感想を書かせていただきます。
 初回だけでなく最終回も放送時間を拡大したところにスタッフの方々の熱意を感じます。
 カナタさん達の旅はどんな終着点に行き着くのか、わたし、気になります!

【内容】
 シャルスを救うためにカナタは右腕を失い、シャルスは自分を監禁してほしいと言い出します。
 カナタはこれからは自分のために生きろと言い、もう一度球体を出したら左手をくれてやると言ってきました。
 シャルスは「みんなと一緒に帰りたい」と言って涙を流し、自分の知っている全てを話すとのこと。

 カナタが治療に専念する一方で、他の皆さんは食料採取にいそしみます。
 アリエスはつとめてカナタと会話を交わし、カナタはこの旅はかけがえのない経験だとひと言。
 食料は目標の量に達して出発となり、彼方は一人だけ会話についていけないのが寂しいです。

 次に降りればアストラに到着なのですが、オリジナルが何かを仕掛けてくるのではないかと考えます。
 シャルスは地球が小惑星の衝突を回避するために「アストラ」を発見し、それこそが「世界の秘密」であるとのこと。
 王政地区はその秘密を守るために作られ、代々の王に受け継がれてきたとのことですが……

 移住には人口ワームホールが活用される一方で、移住先での領地の奪い合いで再び争いが始まります。
 2ヶ月で人類の半数が失われ、ワームホールはテロや暗殺にもってこいの道具となりました。
 戦争で生き残った人々は争いを悔い、国という概念をなくし、争いの原因である宗教と武器を葬り去ったとのことです。

 移住が完了した直後に地球は隕石で滅び、ワームホールの存在を抹消されたとのことです。
 ワームホールを作った技術者の一族が王政地区の統治権を得て、移住そのものはなかったことになったそうです。
 西暦を100年戻したことで文明レベルを併せ、移住を経験した世代はすでにほとんど残ってはいませんでした。

 アストラに移住した人々はワームホールを封印し、地球の史実からつなげるために新たな歴史を作ったとのこと。
 今年は2163年ということでポリーナは112年も眠ってしまっていたと言われてショックを受けます。
 平和のための嘘ならば仕方がなく、そのように育ったからそうなったのはシャルスとも同じなのだとか。

 アリエスは自分自身の目で見て考えるべきと考え、カナタはこの事実をアストラに持ち帰ろうとします。
 オリジナルがもみ消しに来るだけでなく、世界政府が動く可能性、ウルガーの兄が殺されたのも秘密に迫ったからなのかも。
 アリエスの母親を通じてウルガーの兄と一緒に行動していたグレース警部に情報を送ることにしました。

 一同は超光速航行を止めてメールを送り、アストラを目の前にしてその様子をうかがいます。
 セイラの暗殺を行ったのは王の血族ではないかと推測され、ウルガーは調査に協力するとのこと。
 カナタはこれから「本当の人生」が始まると言いますが、そこに船の接近警報が鳴り響いて不安になります。

 王はマルクという男(暗殺の首謀者)に話をしようとしますが、そこに警察がやってきて両者に同行を求めます。
 オリジナルは全員拘束されたと聞き、カナタ達は無事帰還を果たすことが出来ました。
 一同はこれまでの冒険を振り返って感慨にふけり、カナタはみんながいたからだと結論づけます。

 カナタは恐れずに進むべきだと言い、壁を打ち破って「偽りの平和」から外に出るべきと主張します。
 「困難を乗り越えてその先へ」という言葉とともに母と再会を果たしたアリエスさん。
 テレビではオリジナルがことごとく拘束されたことが伝えられ、カナタ達の記者会見が続きます。

 記者会見を終えたカナタはアストラ号はどうなるかと聞き、貴重な古代の遺物として保管されるとのこと。
 カナタ、シャルスは隠している歴史を公表すべきと主張し、世界はひっくり返るような大騒ぎとなりました。
 一時的には世界が混乱したものの、カナタが作った本のおかげもあって混乱が収まったそうです。

 シャルスは色々あって王に即位してワームホール技術を全て公開してますます人気者になりました。
 一同は無事高校を卒業してそれぞれの道へ進み、帰還から7年後、ウルガーは拘束されていたオリジナルと対面します。
 ウルガーの兄は秘密を知って殺されたものの、あいつはいい息子だったと言ってきました。

 ポリーナは学校の先生になり、フニシアは高校生になっていたようです。
 ウルガーはジャーナリストの仕事で忙しいと言ってポリーナと車に乗ってどこかに行ってしまいます。
 ユンファはコンサートを行うかと思ったらアリエスはカナタと結婚すると言ってきました。

 カナタはシャルスに「お嬢さんを僕にください」と言ったらしく、アリエスは「セイラ」という女の子がほしいと言い出します。
 ユンファは仲間に捧げる歌を披露するといい、7年前の旅は私の青春だったと言ってきました。
 船長であるカナタは本で儲けたお金でアストラ号を買い戻したらしく、ユンファは「アストラ号の冒険」という歌を歌います。

 ユンファの歌をバックミュージックに、カナタ、ザックが出発を前にしていて、そこにシャルスがやってきていました。
 カナタは多機能の義手をもらったらしいですが、シャルスは約束どおり「片腕」になると言ってきました。
 「未知の世界」を目指してアストラ号は宇宙の「彼方」へと出発し、オープニングが流れてお話を締めくくるのでした。

【感想等】
 バトルでもラブコメでもなかった本作はジャンプ原作の新たな可能性を示したと思います。
 掲載誌がジャンプだということ自体も驚きでしたが、その緻密な設定、数々の伏線は実に見事でした。
 賞を取ったことを絶対視するつもりはないものの、それも自然のことのように思えます。

 右腕を失ってもなお、仲間を信じようとするカナタさんがすごくかっこいいです。
 彼が「左手でもくれてやる」と言ったところは(中の人の迫真の演技に)ぐっときました。
 キャストの豪華さは言うまでもないものの、全員が全員はまり役というのは奇跡かもしれません。
 
 最初の4分の1で歴史が改ざんされたことがわかり、メールを送ったところで大体半分くらいでしょうか。
 情報量が多くて混乱してきたので、時間があればもう一度見直すか原作を読んでみたいです。
 オリジナルが最後に反撃を試みると思っていたらあっさりと捕まってしまったのは驚きました。

 教えられていた歴史が改変されていた……というのは「進撃の巨人」にも通じるのかもしれません。
 それぞれが自分の過去を清算する形で、歴史が前に向かって進んでいくのは色々と考えさせられました。
 シャルスさんが一番の出世だったと思いますが、カナタさんとアリエスさんがくっついたのもよかったかと。

 片腕になるという約束を守ってついてきたシャルスさんにうれしさ半分と戸惑いが半分……でしょうか。
 ユンファさんの夢が叶って、タイトルともうまくリンクして、これ以上ない終わり方に思わず涙が出ました。
 原作者さんと声優さんを含むアニメ関係者の全てに感謝を抱きながら、自分自身も色々と考えて行ければと思います。


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No title

>オリジナルが最後に反撃を試みると思っていたらあっさりと捕まってしまったのは驚きました。

もっとオリジナルが裏で動いたのかもしれません。

あちらの世界では消えてしまった宗教の一つに人は神を模して造られた的な話があったはずです。

なら、カナタ達は誰を模して造られたのでしょう。
彼らを助けた右腕は本当にカナタのものだったんでしょうか。
もしかしたら原稿用紙に向かう右腕だったかもしれません。

そして右腕が選んだ結末はカナタの解放…
そんな気がします

この作品はジャンプ連載陣(ブラッククローバーや鬼滅のようなひよっこ共)にこう言いたかったのかなと思います
売れれば(キャラクターの)運命すら買える。
と。

Re: No title

> >オリジナルが最後に反撃を試みると思っていたらあっさりと捕まってしまったのは驚きました。
>
> もっとオリジナルが裏で動いたのかもしれません。

 おはようございます。
 コメント遅れましたがお返事します。

 色々動いていたのがカットされた……のでしょうか。

> あちらの世界では消えてしまった宗教の一つに人は神を模して造られた的な話があったはずです。
>
> なら、カナタ達は誰を模して造られたのでしょう。
> 彼らを助けた右腕は本当にカナタのものだったんでしょうか。
> もしかしたら原稿用紙に向かう右腕だったかもしれません。
>
> そして右腕が選んだ結末はカナタの解放…
> そんな気がします

 吹き飛ばされた右腕にそのような意味があるのは
 考えたことすらありませんでしたが、
 その考察はとても興味深く聴かせていただきました。

> この作品はジャンプ連載陣(ブラッククローバーや鬼滅のようなひよっこ共)にこう言いたかったのかなと思います
> 売れれば(キャラクターの)運命すら買える。
> と。

 バトル、ラブコメといった王道のジャンルによらなくても、
 売り上げさえ伴えば自分の好きな作品を書ける……ということでしょうか。

 アストラさんとストーンさんと、今季は挑戦的な作品が多かったと思います。
 ジャンプさんも変わろうとしているのでしょうか。

皆んなで達成した勝利

こんばんはです。

最初と最後で1時間スペシャルをやるとは
日程的とはいえ気合いを感じました。
シャルスさんの地球とアストラの歴史に
不自然な点についての真相が明かされ
ポリ姐さんが12年ではなく112年経過していた
という事実も凄かったです。
アストラに近付きオリジナル達が仕掛けくることを
想定し、マスコミ達にもバレずに伝える方法を
皆んなで検討しあい、アリシアさんから信用できる
大人としてお母さんに連絡するという事が採用され、
信用ある警部に一連の情報を開示し犯人側の対応を
任せる。
いよいよアストラに着いた時に船に接近する艦隊には
流石に緊張しました。
見せ方も上手く緊迫した雰囲気の中で無線が繋がり
犯人側を全て捉えたという情報とともに、誘導され
一同の喜びが最高に良かったです。
カナタさんは体験した事を本にしベストセラーする
というのも凄く、稼いだお金でアストラ号を引き取る
というのも彼らしいです。
アリシアさんと結婚というのは予想通りでした。
女の子が欲しいといい生まれたら「セイラ」と名付ける
というのも彼女らしいが素敵です。
ポリ姐さんは学校の教師というのも似合ってます。
ウルガーさんもお兄さんに似て格好良くなりました。
フニシアさんとは以前から相性がいい感じで、 いずれ
結ばれる気がする。
ユンファさんは憧れの歌手になれ有名人になるとは
凄いです。
シャルスさんは王位継承をし身分格差を取り払うという
行動も素敵で、モデルでも人気とか羨ましいです。
カナタさんは(未知の世界」に出発することになり、
約束通りザックさんと共に出発しようとした時、
シャルスさんが約束通り片腕として来たという、
立場を超えた友情のシーンが良かったです。
始まる前からこのアニメは騒がれており、アニメ金賞と
このアニメ凄いを獲得した作品だけあり、
凄い作品でありました。
今期はこの作品とDr.STONEという、かつてない発想の
名作揃いだった。
また20周年記念としてオリジナル作品を手がけたボンズさん
の作品である「キャロル&チューズデー」と、
この世の果てで恋を唄うという稀に見る作品揃いでした。

Re: 皆んなで達成した勝利

> こんばんはです。

 こんばんはです。
 アストラさん完走お疲れ様でした。

> 最初と最後で1時間スペシャルをやるとは
> 日程的とはいえ気合いを感じました。

 実質14話の内容でしたが、
 それでもぎゅうぎゅうに詰め込んだ
 それだけ密度の濃い作品だったかと。

> シャルスさんの地球とアストラの歴史に
> 不自然な点についての真相が明かされ
> ポリ姐さんが12年ではなく112年経過していた
> という事実も凄かったです。

 全体的にシリアスな流れのはずが、
 ポリーナさんがおばあさん扱いされたのは
 ちょっと笑いました。

> アストラに近付きオリジナル達が仕掛けくることを
> 想定し、マスコミ達にもバレずに伝える方法を
> 皆んなで検討しあい、アリシアさんから信用できる
> 大人としてお母さんに連絡するという事が採用され、
> 信用ある警部に一連の情報を開示し犯人側の対応を
> 任せる。

 アリエスさんのお母さんや
 ウルガーさんのお兄さんの仲間と、
 信頼できる人間がいたことは救いでした。

> いよいよアストラに着いた時に船に接近する艦隊には
> 流石に緊張しました。

 オリジナルが艦隊を派遣して、
 カナタさん達を亡き者にしようとしたのかと
 一瞬、思ってしまいました。

> 見せ方も上手く緊迫した雰囲気の中で無線が繋がり
> 犯人側を全て捉えたという情報とともに、誘導され
> 一同の喜びが最高に良かったです。

 あっけない感じもしましたが、
 これまでの展開から一変して緊張が解けましたね。
 見ているこちらもほっとしました。

> カナタさんは体験した事を本にしベストセラーする
> というのも凄く、稼いだお金でアストラ号を引き取る
> というのも彼らしいです。

 彼が本を書く才能があったのはちょっと意外でした。
 宇宙船を買えるほどのお金というのは
 どれだけの金額なのか想像がつきません。

> アリシアさんと結婚というのは予想通りでした。
> 女の子が欲しいといい生まれたら「セイラ」と名付ける
> というのも彼女らしいが素敵です。

 この展開は予想どおりでした。
 カナタさん達がシャルスさんに娘さんを下さいと
 いいに言ったというエピソードもいいなと思います。

> ポリ姐さんは学校の教師というのも似合ってます。
> ウルガーさんもお兄さんに似て格好良くなりました。
> フニシアさんとは以前から相性がいい感じで、 いずれ
> 結ばれる気がする。
> ユンファさんは憧れの歌手になれ有名人になるとは
> 凄いです。
> シャルスさんは王位継承をし身分格差を取り払うという
> 行動も素敵で、モデルでも人気とか羨ましいです。

 これまでの苦難を乗り越えたことで、
 皆さん一気に運が向いてきたような感じがしました。
 ウルガーさんはお兄さんの後継者になりましたし、
 特にユンファさんとシャルスさんがすごいですね。

> カナタさんは(未知の世界」に出発することになり、
> 約束通りザックさんと共に出発しようとした時、
> シャルスさんが約束通り片腕として来たという、
> 立場を超えた友情のシーンが良かったです。

 しっかり複線を改修するのは素晴らしいなと思います。
 王様がいなくなって国がどうなるのか心配ですが……

> 始まる前からこのアニメは騒がれており、アニメ金賞と
> このアニメ凄いを獲得した作品だけあり、
> 凄い作品でありました。
> 今期はこの作品とDr.STONEという、かつてない発想の
> 名作揃いだった。

 今季はジャンプ系の2作品がいずれも独特でしたね。
 鬼滅やブラクロ(やヒロアカ)といった王道も好きですが。

> また20周年記念としてオリジナル作品を手がけたボンズさん
> の作品である「キャロル&チューズデー」と、
> この世の果てで恋を唄うという稀に見る作品揃いでした。

 キャロチュは随所にこだわりのある作品でしたし、
 ユーノさんは古い作品ではありますが、
 現代でも十分通用する作品なのだと思います。
ごあいさつ

愛されたい猫

Author:愛されたい猫
 ご訪問ありがとうございます。
 趣味はアニメ・ゲーム、ぬいぐるみ集め、懸賞応募です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
 ゲームはドラクエ、FFを中心に、最近ではポケモンもプレイ中です。
 不束者ですが、できるだけ毎日更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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