【アニメ感想】「封神演義」再アニメ化を前に旧アニメ「仙界伝 封神演義(全26話)」を見ました!

 来年(2018年)の1月に、昔(1999年に)アニメ化された「封神演義」がリメイクされることはご存じの方も多いかもしれません。
 今回は、リメイク放送を前に、旧作にあたる「仙界伝 封神演義」を一通り見て感想を書かせていただきたいと思います。

 元々の作品は中国の古典で、実在の王朝である「殷」の滅亡と「周」の成立を舞台として妖怪や仙人達が大暴れするというもので、日本語訳も上中下3冊で出ていたりします。
 その中国古典が漫画になったものがアニメの原作にあたりますが、キャラクターの設定やストーリー展開などは元々の作品とは大きく異なっているようです。
 さらに旧作アニメが放送されていた当時は漫画が連載中であったことから、さらにオリジナルのストーリーにせざるを得なかったという事情があったりします。

 漫画は親戚の家で読んだことはありますが、アニメはかなりの昔の放送なのでさすがに見たことはありません。
 改めてキャストについて調べたものの最近は余り聞かない方が多く、世代の違いを思い知らされます。
 雷震子さんを演じているのが(ポケモンのアニメでサトシくんを演じておられる)松本梨香さんというのがちょっと気になります。

 ネット上での評価はあまりよろしくないようですが、原作連載中という事情を考えると、オリジナル展開になったのは仕方ないです。
 これはこの作品だけの問題ではなく、魔法陣グルグル(旧作)や鋼の錬金術師(1度目のアニメ版)をはじめとして、制作者を悩ませる問題だと思われます。
 今回は、そのオリジナル展開についてもできる限り楽しみつつ最後まで見ていければと思いますが、どうしてもネタバレしてしまうことをおことわりしておきます。

 それでは、いつものように全部のお話をまとめてから「完走した感想」を述べようかと思います。
 なお、難しい漢字(や機種依存文字)が多いので一部表記がカタカナになっていますが、その点はご容赦願います。

【全話まとめ】
第1話 太公望、封神計画を授かる
 世界が人間界と仙人界に分かれていた頃、中国は殷の紂王の時代でした。
 紂王は本来は有能な君主でしたが、妖怪仙人である妲己にすっかり骨抜きにされてしまいます。

 いろいろな動きを観察する申公豹が、次は崑崙山へと目を向けます。
 本作主人公の太公望は上司にあたる元始天尊に呼ばれ、ある巻物と宝貝の打神鞭を与えられます。
 紂王や妲己による人間界の混乱を解決するために彼らを「封神」しようということで、巻物には365人のリストが書かれており、スープーに連れされれた太公望は、半ば強引に「封神計画」の遂行者に選ばれます。

 一連の様子をすべて見ていた申公豹は、太公望の実力を探るためにと動き出します。
 やる気のない太公望は妲己だけを片付ければいいのではないかと考えますが、そこにすさまじい雷とともに申公豹が登場します。
 一方、宮廷では王の治世に苦言を呈する臣下が妲己を倒そうとしますが、あっさりと返り討ちにされてしまいます。

 申公豹は最高の宝貝である雷公鞭を放ち、太公望は打神鞭で受け止めます。
 よけようとすればよけられたのを、人間の村を守るためによけなかった可能性があるとのこと。
 後の周の文王となる姫昌が長い旅になることを占っていたり、ナタクの出産だったりが映し出される一方、太公望は仲間を集め(て彼らに戦わせ)ることを決意します。

第2話 太公望、最初の封神す
 妲己が宴を催すからと姫昌ら四大諸侯全員を都へと呼び寄せます。
 一方、一足先に都にやってきた太公望は人々の困窮する様を目の当たりにします。
 空腹に悩む太公望は雑草を食べようとしてとがめられる一方、宮殿では奴隷たちが鞭を打たれてこき使われていました。

 妲己は労働力を確保するためにと陳唐に異民族を拉致するようにと告げます。
 聞仲は北の反乱鎮圧に向かいつつも妲己を狐として警戒しているようです。

 太公望は草を食べておなかを壊して、現地民のおじいさんに薬を分けてもらいます。
 苦い薬は嫌だと叫ぶ太公望ですが、飲んでみたところで体は治ったようです。
 薬代と修理費を請求された太公望は仕方なく働くことになりました。

 陳唐率いる軍勢が人々を拉致しようとやってきました。
 太公望は山の上から打神鞭を連発して攻撃しますが、陳唐は妖怪仙人の本性を現しますが彼は力を使いこなせていないようです。
 陳唐をあっさりと封神した太公望は軍勢を退却させますが、相変わらず労働をさせられるのでした。

 姫昌は子供を拾って100人目の子供にすることを決意します。
 白鶴童子は子供には仙人の才能があるというので、修行させるとのこと。
 子供は雷震子と名づけられ、いずれは姫昌の力になるとのことですが……

第3話 陳塘関に宝貝人間出現す
 李靖が息子のナタクに追い回されている頃、紂王は四大諸侯を招いて宴を開いていました。
 池の水は全て酒で出来ているといるゴージャスな仕様は、民の現状を考えると見るに耐えないものなのかもしれません。
 太公望が釣りをしていると、逃げ惑う李靖と複数の宝貝を身にまとったナタクが目の前に現れます。

 容赦なく父親を襲うナタクに恐れをなして逃げ出す太公望たち。
 一方、元始天尊は楊ゼンを呼び出して太公望の適性を探らせることに。
 また、宮中で紂王をいさめる2人の諸侯たちの運命が気になります。

 太公望たちは陳塘関に逃げ込み、いつの間にか味方にされてしまいました。
 李靖は妻の殷氏とのむつまじい姿を見せてくれました。
 彼らの一度死んだはずのナタクが生き返ったというお話が気になります。

 宝貝人間のナタクは池で水浴びをしていると、腰の宝貝が水中に振動が生じて池の魚が死んでしまいます。
 ナタクは怒る霊獣をも撃ち殺しますが、その親が怒ってやってきて、霊獣の王をいさめるためにナタクは自らの体を射抜いて命を落とします。
 一度死んだはずの彼でしたが、今はなぜか生き返って再び父親の李靖に襲い掛かりますが、お母さんは世間の感覚とずれているようです。

 太公望は李靖が何かを隠していると察しつつも、彼に味方することに。
 一方、紂王をいさめた2人の諸侯は全員命を落としてしまいます。
 姫昌は宴の目的は諸侯を全滅させるのが目的ではないかと告げ、紂王をいさめようとして処刑されそうになりますが、黄飛虎の口ぞえもあり命だけは助かります。

第4話 陳塘関の蓮桃大戦
 父親である姫昌が幽閉されたと聞いた伯邑考は都に向かうことになりました。
 聞仲は北の反乱を鎮圧しますが、敵将からは張り子の虎だと言われます。
 太公望はナタクから逃げ惑いつつも、彼が父親を殺そうとする理由を問いただします。

 ナタクが言うには、父親の李靖は自分の墓を暴いたとのこと。
 殷氏は息子のために立派な墓を建てたものの、李靖は霊獣王の怒りを恐れて墓を壊して捨ててしまいます。
 一方、都にやってきた伯邑考は珍しい宝(オートマ車など)を持って紂王と面談しますが……

 父親には辛らつなナタクですが、母親には相当の思いいれがあるようです。
 一旦流されたナタクですが、ある仙人に助けられ、蓮の花の化身として復活させてもらったとのこと。
 事情を知った太公望は李靖を「ひどいオヤジ」だと言い、止めを刺すようにと言ってのけます。

 反乱を鎮圧した聞仲は都へと向かい、都で父親を案じる伯邑考は気が気でありません。
 太公望はナタクが李靖を嫌いきってはいないと指摘しますが、錯乱したナタクは父親を攻撃してしまいます。
 父親をかばった母親をさらにかばった太公望はナタクに再考を促し、ナタクは自分の敗北を認めます。

 自分とは何かと考えるナタクに、太公望はA型だろと一言。
 ナタクは誰の指図も受けたくないと告げつつも太公望についていくようです。
 一方、息子が都に来ていることを知らない姫昌は一体何を思うのでしょうか。

第5話 西伯侯姫昌朝歌を脱出す
 伯邑考は父親に胡弓を習っていた昔を思い出します。
 宮中では相変わらずの(時代考証がめちゃくちゃな)宴が行われていました。
 妲己は伯邑考を誘惑して紂王が怒ってしまいますが、伯邑考の頭の中は父親のことで一杯です。

 流れ星を見つめる太公望ですが、ナタクの願いはあくまでもっと強くなることとのこと。
 太公望は自分が何もしていないのに何者かが封神されているのを目の当たりにし、元始天尊が何かを隠しているのではないかと崑崙山へと向かいます。
 一方、伯邑考は弦を奏でて欲しいと言われて、紂王の前に立ちますが……

 崑崙山にやってきた太公望ですが、ナタクは強力な宝貝を求めて暴れ始めます。
 太公望は元始天尊にどうしてウソをついたのかと告げ、以前もらった巻物には予定の365人ではなくて180人しか描かれていなかったことや仙人だけではなく人間も封神されていることを指摘します。
 太公望は封神計画の真の目的について問い、場合によっては封神計画から下りるとまで言い出します。

 宮中では姫昌が弦の音で息子が来ている事を察知します。
 一方、崑崙山では太公望は肉親が殷の妖怪仙人によって殺されたことが明かされます。
 封神計画の真の目的は妖怪仙人の人間界からの追放であり、人間界と仙人界の間に新たな世界を作り上げることでもあるとのことですが、申公豹によるとまだまだ秘密があるようです。

 妲己はますます伯邑考を誘惑しつつその心を読みます。
 伯邑考は妲己の策によって痴漢の冤罪を着せられてその命を落としてしまいます。
 その魂魄の封神されるさまを目の当たりにした太公望は改めて封神計画を続けることを決意します。

 姫昌は支給された食材が息子の成れの果てであることを察知して涙を流します。
 殷の将軍である飛虎は妲己の行いに憤りつつも、姫昌を釈放することを進言します。
 姫昌は失意のうちに宮中を後にしますが、聞仲は彼が後々厄介な存在になると指摘しつつ刺客が差し向けられたことを示唆します。

第6話 雷震子、起風発雷す
 刺客に追われる姫昌を救ったのは、彼の100番目の息子である雷震子でした。
 姫昌は息子の成長を喜びつつも、彼の背中の翼は宝貝であることが説明されます。
 雷震子は自分の翼で悪い奴らをやっつけると宣言してどこかに去っていきました。

 太公望は雷震子が空を飛ぶ姿を見る一方、紂王の前に立った聞仲は先述の宴について問いただします。
 先々代から殷に仕えてきたという聞仲は強力な一撃を放ちますが、それらは妲己によってあっさりと阻まれてしまいます。
 聞仲は妲己は仙人であり、紂王はテンプテーションにかかっていると指摘しますが、彼は聞く耳を持ちません。

 太公望は「コウモリ人間」が義賊として悪い金持ちから盗みを働いていること、さらには村人が水不足で苦しんでいることを知ります。
 水を掘り当てた太公望は悪徳商人の元に身を寄せて「コウモリ人間」が来るのを待っていました。
 コウモリ人間こと雷震子が悪徳商人に迫り、太公望が用心棒として彼と対峙することとなりました。

 太公望と雷震子の戦いにはナタクが乱入し、どったんばったん大騒ぎです。
 ナタクは雷震子を「強敵」と認識して勝手に2人で戦いを始めてしまいます。
 空高く飛ぶ雷震子に対して、太公望は武器なしで勝負をつけることを提案し、一方で刺客が紂王の命を狙います。

第7話 皇后姜妃、逆賊として囚われる
 殷の王子である兄弟を見つめる皇后は、父に負けない人物になるようにと語りかけます。
 紂王は皇后が刺客を差し向けたとして後宮に兵を派遣し、飛虎は彼女の無実を告げるとともに紂王に苦言を呈します。
 太公望は雷震子と戦闘を繰り広げるころ、王子たちは飛虎の妹と妻によって保護されることとなりました。

 事態を重く見た飛虎は聞仲と対面し、紂王は政務を執り行うことが出来ないから廃位して王子を後釜にすえることを考えます。
 太公望は雷震子にもっと巨悪と戦うべきと告げるとともに、仙桃を取り出して勝負に出たようです。
 飛虎は一度2人の王子を都から脱出させることを考えますが、聞仲は単純に力では解決できないと念を押します。

 飛虎が自宅に帰宅すると、兵士たちが王子を渡せと迫ってきました。
 一方で主人公は泥酔して雷震子とのやり取りを続けていましたが……

 雷震子は翼を使わずにがけから落ちそうになり、太公望は彼を助けて改めてスカウトします。
 妲己の名を聞いた雷震子は父を殺そうとした彼女を憎み、宮中に直行してそれを倒しに向かうと言い出します。
 そして、彼らの目の前には妲己本人と思しき影が現れますが……

第8話 太公望、楊ゼンに試される
 聞仲は自ら、反逆の罪によって牢獄に入っていきました。
 都からは人々が逃げようとする頃、太公望たちの前に妲己が現れて戦いを開始します。
 ナタク、雷震子を圧倒する実力は本物ですが、太公望は目の前の妲己の正体は天才道士である楊ゼンだと見抜きます。

 妲己に化けていた楊ゼンは太公望の部下になるようにと言われて来たようですが、彼は太公望を試したいと告げます。
 飛虎の妻は本物の妲己に呼び出され、一方関所の前には亡命希望者が列をなしていました。
 楊ゼンは人々に関所を通過させれば太公望の部下になると言い出し、太公望はスープーに乗って関所へと向かいます。

 太公望は関所を通してやると豪語しますが、あっさりと捕まってしまいます。
 人々は暴動を起こし、楊ゼンは封神計画を引き継ぐ旨を告げますが、太公望は楊ゼンに自分と難民を助けるようにと告げます。
 一方、人妻に手を出す紂王に対し、飛虎の妹は一撃を加え、妻とともに自ら命を絶ってしまいます。

 目の前に現れた飛虎は難民達を通すようにと命令を出し、太公望はその正体を暴いて自ら悪役となることで人々を先に進ませます。
 関所を守る武将はもともと妲己をよく思っていなかったようで、太公望の提案によって人々を西へ連れて行くことになりました。
 太公望の器を知った楊ゼンは彼の部下になることを決意し、近いうちに飛虎と合うことになると告げるのでした。
 
第9話 黄飛虎、造反を決意す
 ゆっくりと都を目指す太公望たちに、短期な雷震子は怒ってしまいます。
 楊ゼンの出した犬のようなものは宝貝の一種で空を飛ぶことが出来るのですが、やっぱり遅いままでした。
 その様子を見つめる申公豹さんはもしかしたらストーカーなのかもしれません。

 妻と妹を失った飛虎は「自分の誇りに決着をつける」と紂王の元へと向かう一方、黒麒麟に決起を促される聞仲は沈黙を貫きます。
 妲己はパソコンらしいものでクライマックスシーンのシナリオ(原文ママ)を作っていましたがこちらにも申公豹が実見ていました。
 皇后は妲己によって牢屋から開放されますが、彼女は解放されるなりに飛虎の妹の一件について紂王に苦言を呈しますが、妲己はアクセサリーと称して皇后に刃物を渡します。

 飛虎は紂王に「稽古をつけてほしい」と迫り、王貴人たちは妲己の命令で別行動を取ります。
 事態を聞きつけた聞仲は紂王に助けを乞われますが、彼は紂王に飛虎と戦うようにと告げます。
 飛虎は都を離れることを告げて去っていき、逆上した紂王は彼を攻撃しますが、普通の人間の威力ではありません。

 王貴人たちは王子を奪還しようとしますが、すでに彼らは連れ出されたままでした。
 皇后は刃物を持っていることを告げられて謀反の嫌疑をかけられますが、彼女はそのまま自害してしまいます。
 都から脱走する飛虎を助けるため、元始天尊は飛虎とゆかりの深いある人物を遣わすことを決断します。

第10話 臨潼関に快男児あらわる
 飛虎は王子達を連れて都を離れますが、彼らと西域と手を結ぶことを恐れた紂王(に入れ知恵をした妲己)は刺客を放ちます。
 太公望たちに視点を移せば、血気盛んはナタクや雷震子が戦っていましたが、太公望は止める気がないようです。
 仙人界から地上に降り立った男性(飛虎の息子の天化)はとりあえず腹ごしらえをすることにして食堂らしい場所に入って弾き語りを始めます。

 王子は母が死んだことを知っていたようで、母の敵を取ることを宣言します。
 関所にやってきた飛虎たちは中に人はいないことを不審に思いつつ先に進みますが、妲己の意を受けた刺客(3人)が現れます。
 飛虎は一旦は刺客を圧倒しますが、背後からの反撃を受けて倒れてしまいます。

 申公豹は飛虎が都を離れたことを告げ、太公望たちは関所に立ち戻ることに。
 飛虎は反撃を開始して刺客の1人を倒しますが、王子を人質に取られてしまいます。
 聞仲は王子を守るために更なる刺客を差し向ける一方、天化が父親を助けるために参戦するのでした。

第11話 太公望、黄飛虎と出会う事
 飛虎の息子である天化が、大ピンチの父親を助けるために登場し、あっさりと妲己の刺客を撃退します。
 また、太公望は飛虎を助けるために雷震子を遣わすことになりました。
 妲己の読みどおり聞仲は刺客を遣わし、また聞仲本人も飛虎との決着をつけるために出撃します。

 聞仲の刺客2名が飛虎たちの前に立ちはだかり、雷震子が颯爽と乱入してきました。
 しかし、刺客のメガホンで「動くな」といわれると雷震子は動きを止め、さらには玉の中につかまってしまいます。
 飛虎や天化、王子たちもあっさりと捕まってしまいますが、今度は太公望たちが姿を現します。

 主人公らしく飛び掛った太公望ですが、あっさり捕らえられてしまいます。
 ナタクは容赦なく刺客を攻撃しますが、太公望は彼の名前をスープーだと言い張ってひんしゅくを買います。
 その後、ナタクはわざと捕らえられたものの、中から相手を攻撃して脱出します。

 刺客2名を撃退したものの、天化と雷震子は決闘を開始しますが、太公望はあらためて飛虎と会い、そのまま西へと向かうことになりました。
 ナタクは母親を失った王子たちに自分を重ねたのか、彼らの前では決闘まがいのことをしないことを決断します。
 そして、妲己が刺客を送らないと決定した一方、聞仲が太公望たちの前に立ちはだかります。
 
第12話 黄飛虎、聞仲、街道に対決す
 西を目指す太公望たちの前にボスキャラこと聞仲が立ちはだかります。
 聞仲に先制攻撃を仕掛けたナタク、雷震子はあっさりと返り討ちにあってしまいます。
 宝貝を捨てて「人間」としての戦いを望む聞仲に応えるべく飛虎はその決闘を受けることになりますが、一方で崑崙山ではなにやら怪しい動きがありました。

 飛虎は長年の悪政で人々の心が紂王から離れたことを告げ、聞仲に自分とともに来るようにと告げます。
 対する聞仲は紂王を廃位して王子を後釜にすえることで殷をよみがえらせようとしていました。
 その頃、姫昌はぼろぼろになりながらもようやく自らの治める区域にたどり着くことに成功したようです。

 妻と妹を失った飛虎は国よりも大切なものを得たと聞仲に挑みかかります。
 しかし、聞仲は聞く耳を持たず、皇后が亡くなったことは王子が次の皇帝になるために道を開いたとし、あくまで殷の存続にこだわります。
 一方、白鶴童子は崑崙山から飛び出し、姫昌は城下の食堂で久しぶりの食事にありついていました。

 聞仲はかつての友であった飛虎を殺す覚悟を見せ、妲己たちはその様子をテレビのようなもので眺めていました。
 姫昌は弦を奏でて息子の死を悼んでいたところを姫発(後の武王)たちに発見されます。
 城に戻った姫昌は都から難民が押し寄せることを念頭にして自分達の国を強くすることを決意します・

第13話 太公望、西伯侯姫昌と邂逅す
 飛虎と聞仲の攻防は続き、王子や太公望たちはそれを見つめていました。
 聞仲の覚悟を知った王子は自らの責任を果たすため、彼とともに都に戻ることを決断します。
 天化は反発する一方、太公望たちは王子の決断を尊重して彼らを送り出すことになりました。

 王子は戦場で出会ったとき、正々堂々と戦おうと飛虎と握手して去っていこうとしますが、申公豹は何かの来襲を察知していました。
 ロボットに乗った白鶴童子が王子達を拉致していき、太公望たちは気がつけば西にたどり着いていました。
 他のメンバーから離れた太公望は無言で釣り糸をたらして自分が何をなすべきかを考えていたようです。
 
 王子を連れ去ったとき、元始天尊は崑崙山で王子達を鍛えて妲己を倒させることを聞仲に告げます。
 聞仲は、仙人界が人間界を思い通りにしようとするさまは妲己と同じではないかと反発して去っていきます。
 太公望は仙人界と人間界を切り離そうとしていたものの、王子たちを戦いに巻き込んでしまったことを後悔し、封神計画そのものにも疑念を抱きます。

 都に戻った聞仲は妲己と手を結ぶ気はないと告げつつも、西の勢力増強に警戒を強めます。
 黒麒麟は聞仲の意を伝え「四聖」を西に送り込むことを決断しますが、そのことは人間界と仙人界の境界を壊すことだと指摘されます。
 一方、姫昌は太公望と対面し、ここに歴史はおおきく動き始めるのでした。

第14話 西岐軍、北へ出陣す
 西の区域を治める姫昌たちは太公望たちの力を借りて北へ進撃を開始します。
 姫昌は殷が人民の支持を失っていることを告げ、太公望は彼に挙兵して殷を討たせ、新たな王になるようにと進言します。
 一方、白鶴童子に化けた王貴人と喜媚(妲己の妹)が崑崙山に潜入していました。

 太公望は軍師に任命されますが、雷震子は部下になりたくはないと反論します。
 彼が姫昌の息子なのに何の役職ももらえないのは、彼に自由に生きるようにという親心のようです。
 太公望は場を和ませるために食事をすすめますが、一方、彼の上司にあたる元始天尊は部下の出世について様子を見る一方で、殷の王子たちに何かをしているようです。

 姫発は父親に北へ進軍するようにとすすめますが、北では君主が都から戻らず弟が代わりに治めているとのこと。
 太公望は軍師になったことについて「なりゆき」と告げつつ、姫昌の申し出は聞きうけるべきと直感していたようです。
 突然巨大な津波が発生し、太公望はその原因が妖怪仙人であることを察知して姫昌たちを北に向かわせることになりました。

 太公望たちは聞仲の命を受けて西を制圧しに来た「四聖」と対面します。
 水を操る高友乾(こうゆうけん)に苦戦を強いられますが、水に引きずり込んで何とか脱出に成功します。
 王魔たちは西の城下を襲いに行き、残された高友乾は楊森によって回復してもらい、水の鎌で再び戦闘を開始します。
 
第15話 四聖猛攻
 高友乾と太公望が戦闘を開始しますが、武器を増やされて苦戦してしまいます。
 水の壁によってゆく手をふさがれてしまいますが、太公望は強行突破します。
 残された天化は高友乾と楊森の2人を相手にすることになりますが、楊森は大地を操る能力を持っていました。

 北の大地では君主である崇黒虎(すうこくこ)が兄が死亡したことを知ります。
 ナタクはバランスボールのようなものに乗った李興覇(りこうは)と戦います。
 また、雷震子は変幻自在の玉を操る王魔(おうま)に苦戦を強いられますが、楊ゼンが助けに入ります。

 崑崙山に潜入した王貴人たちは、殷の王子のすっかり変わり果てた姿に唖然としてしまいます。
 仙人たちのすさまじい力を目の当たりにした姫昌たちは、あくまで自分達は人間の戦いをすることを宣言します。
 苦戦する天化に太公望は(陳唐から奪った)炎の宝貝を使わせ、その間に彼自身は脱出し、楊森は天化によって封神されます。
 
 元始天尊が王子達にしたように、妲己もまた紂王を素敵な姿に改造していたようです。
 崇黒虎は鳥を自在に操って姫発たちの前に立ちはだかりますが、その頃には李興覇がナタクに封神されます。
 逆上した高友乾は水で城下を壊滅させようとし、王魔は楊ゼンと戦いますが、彼の玉に擬態して追い込んでしまいます。
 そして、さっきまで倒れていた雷震子は復活して太公望たちの前に立ちますが……

第16話 四聖封神
 高友乾の水の猛攻を太公望は打神鞭と雷震子とのコンビネーションによってはじき返します。
 逆ギレした高友乾はさらに攻勢を強めますが、雷震子は(ポケモン的な意味で)水系は電気系に弱いと反撃を開始します。
 残された王魔は楊ゼンに玉のひとつに擬態されながらもますます抵抗しますが、ナタクが今度は彼の相手をすることになりました。

 姫昌は霊獣によって鳥を操る崇黒虎と対面しますが、姫発は仙人を信用できないと反論します。
 黒虎と同じように妲己に肉親を殺された飛虎は、妲己を倒すために手を組みたいと告げます。
 崑崙山では元始天尊が弟のほうの王子の調整を終えた胸を告げ、太公望たちはさらに雷震子の攻撃で高友乾を破壊し、天化が彼を封神することに成功します。

 四聖の中で唯一残った王魔はすっかり取り囲まれますが、最後の悪あがきを始めるものの、太公望によって封神されてしまいました。
 聞仲は西の軍勢を叩くために出撃しますが、紂王の様子もどこかおかしく思えます。
 仙人の宝貝を封じて人間として戦うことを宣言した聞仲は、大軍を率いて都を出立し、太公望の前にはナタクの師匠にあたる太乙真人が現れます。

第17話 弦、崇城に流るる事
 太乙真人はナタクと雷震子を調整しますが、2人はこんなときにも争いを始めてしまいます。
 太公望は修行が足りないなと天化に告げますが、彼は「気にしない」ことが大切であり、道のほうから行き先を示してくれるのだとか。
 飛虎は崇黒虎を説得しますが聞き入れられない一方、聞仲は疲労のたまる殷の軍勢を率いて進軍を続けていました。

 姫発たちは崇黒虎の説得は不可能だと姫昌に攻撃を促しますが、姫昌は過労がたたったのか倒れてしまいます。
 医者は彼の年齢を考えるともう長くはないのではないかと診断し、その隙を突くべく崇黒虎と鳥たちが進撃を開始します。
 ナタクや天化たちが助けに入り、鳥たちは太公望の名を聞いて撤収していきました。

 姫昌は病気をおして立ち上がり、あくまで崇黒虎を説得すべきと主張します。
 太公望は彼がどうして殷に敵対するのかと問い、天化の言葉を告げます。
 姫昌は弦を奏でますが、その次の日には本格的な敵襲を迎え撃つこととなりました。

 一触即発の空気の中、姫発が1人で前に出て行き、崇黒虎と一騎打ちで問答をはじめます。
 いい争いを続ける中、姫昌は死期が近いことを告げて頭を下げ、次の歴史を切り開く若者達のために道を開くべきと主張します。
 同盟がなった矢先に、聞仲率いる殷の大軍が太公望達の前に立ちはだかり、さらに崑崙山からは調整を終えた殷の王子たちが降り立ちます。
 
第18話 兄弟、荒野に帰還す
 すっかり別人になって登場した殷の王子たちに、殷の兵達たちの士気が向上します。
 王子たちは聞仲に挨拶した後、西の軍勢と合流して妲己を討つことを主張します。
 姫昌は紂王はすでに民心を失っていることを主張し、歴史の流れであると反論し、太公望もまた流れは止めようがないと告げます。

 「殷は復活する」と告げた王子たちは宝貝「番天印」を発動させて無理やりに言うことを聞かせようとします。
 しかし、聞仲は王子のやりかたでは殷はよみがえらないと反論し、飛虎は太公望たちへの印の発動をとめるようにと立ちはだかります。
 王子は飛虎を刺し貫き、自分を殺さない限りは太公望たちは助からないと告げ、聞仲は「仙道が国を治めることは許されない」と戦いの行く末を見守ります。

 王子たちとの「正々堂々と戦おう」という約束を思い出した飛虎は、その一撃を受け止めた上で剣を折り、断腸の思いで宝貝を破壊します。
 「無理をしすぎたのかもしれない」と王子(兄)は息を引き取り、弟の方もまた飛虎と戦おうとしますが、飛虎は涙を流して戦いを放棄してしまいます。
 そして皆さんの前に姿を見せた巨大な化け物の映像、そして申公豹の意図は一体何なのでしょうか。

第19話 朝歌炎上
 突然見せられた異形の怪物に思うところのある太公望は都を目指します。
 聞仲は王子(弟)とともに都に戻りつつ、紂王が即位したときを思い出します。
 そしてさらには天化、飛虎の2人も都を目指すことになりました。

 都では多くの人が倒れており、その光景に唖然とする一同。
 太公望、聞仲、飛虎たちの前に黒幕ともいえる妲己たちが登場します。
 聞仲は渾身の一撃で紂王の居所を問いますが、重力を操る宝貝あっさりと動きを止められてしまいました。
 
 聞仲は王子(前回死亡)誕生のころを思い出していました。
 太公望たちは王貴人の毒蛾の粉から逃げようとしますが、さらに炎を放たれピンチに陥ります。
 天化は喜媚と対峙しますが、彼女の変身能力と修行の差によって追い込まれてしまいました。

 まともな頃の紂王は野菜を残そうとする息子を咎め、食料を生産する民をないがしろにするべきではないといっていました。
 王子(弟)はスープーと合流し、天化は太公望、飛虎と合流して喜媚に挑みかかります。
 毒と炎に追い込まれた太公望たちが絶体絶命のピンチに陥る一方、紂王と飛虎、聞仲の回想が続き、王子(弟)は父親が民の平安を守るために血を流してきたといわれたことを思い出します。

第20話 殷王朝滅亡す
 太公望が姿を消し、聞仲は妲己に抑えられてしまいます。
 スープーに乗った王子(弟)は真実を映す「陰陽鏡」を使い喜媚を退けます。
 王貴人の毒のりんぷんが王子たちを襲いますが、太公望が最後の一撃で王貴人を倒します。

 王子は陰陽鏡で妲己を攻撃しますが、鏡には彼女の姿は映りませんでした。
 聞仲は重力1000倍で身動きがとれず、太公望たちは妲己によって抑えられます。
 実は生きていた喜媚は王子を殺そうとしますが、魔物となった紂王によって返り討ちにされてしまいました。

 太公望と天化は難を逃れていましたが、飛虎や王子は紂王の変わり果てた姿に愕然とします。
 飛虎が紂王を抑えている間に王子は再び妲己を攻撃し、太公望と天化は妲己に力を与えている装置を破壊します。
 紂王は妲己を締め上げて殺そうとしますが、妲己は最後の力を振り絞って紂王を返り討ちにしようとし……

第21話 妲己封神
 妲己は紂王たちと心中しようとしますが、聞仲によって助けられます。
 紂王は王子とともに封神台へとのぼり、ここに殷王朝は滅亡します。
 聞仲は涙を流し、愛するものを失う痛みをかみ締めます。

 聞仲は自分が殷に仕えるようになったいきさつを思い出します。
 仙人たちが特権意識に固まり、修行の成果を人々に役立てることがなかったことを見てきた聞仲は仙人界に見切りをつけていたようです。
 彼は仙人の力を封印してあくまで「人間」として人々の役に立とうとし、王子の教育係煮に任命されるまでの信頼を得ます。

 怒りに震える聞仲は妲己と戦いを始めますが、逆に追い込まれます。
 聞仲は第3の目を開いて重力を操る宝貝を操り、妲己を逆に重力に捕らえてしまいます。
 命を捨てて妲己を倒そうとする聞仲は、自分を取り立てた皇帝が異民族によって命を落としたことを思い出します。

 飛虎は聞仲に「死ぬな」と告げ、2人は妲己を打ち倒します。
 黒麒麟に守られた聞仲と飛虎は瓦礫から姿を見せ、健在をアピールします。
 妲己は消滅し、聞仲は「亡霊のやることがある」と都に残りますが、一方で申公豹は「お楽しみはこれから」と意味深な発言をします。

第22話 崑崙山攻防戦
 妲己を倒した太公望たちの前に、久しぶりに申公豹が現れます。
 彼が言うには、戦いはまだ終わってはいないとのことですが……
 残された殷の軍隊を飛虎たちに任せ、太公望たちは改めて崑崙山へと向かいます。

 一度死んだはずなのをよみがえらされたナタクは、仙人は人の運命をもてあそぶほど偉いのかと問います。
 楊ゼンは別行動をとり、太公望たちは姫昌に壊れた打神鞭を預けて崑崙山に飛び立っていきました。
 一方、元始天尊は歴史を操る存在会話としていましたが、彼らは「封神計画」はあくまで道具に過ぎないと告げます。

 元始天尊は楊ゼンに対して準備をしておけと告げて去っていきます。
 太公望はロボットたちの襲撃を受け、宝貝をことごとく防がれて追い込まれます。
 「弱点」を見抜いた太公望は反撃を開始し、ロボットを次々と粉砕して先に進むこととなりました。

 太公望は元始天尊の元を目指しますが、その前に楊ゼンが立ちはだかります。
 果たして彼は一体何を考えているのでしょうか。 

第23話 太公望、玉虚宮に進退窮まる
 楊ゼンは元始天尊から太公望の監視を命じられていたとのこと。
 太公望たちが楊ゼンと向き合う一方、地上では主を失った殷の軍勢が暴れだします。
 友との約束を果たしたいと戦場に出る飛虎に続き、姫昌もまた「旗は先導にあらねばならぬ」と病をおして出撃します。

 太公望は楊ゼンと戦い、残りの連中とは白鶴童子率いるロボット部隊が戦います。
 楊ゼンは太公望の姿となり、風を自在に操って太公望を追い詰める一方、ナタクたちもまた追い込まれていきます。
 太公望は封神計画を「茶番」だと断じつつも、人間界と仙人界は別々であるべきと主張しますが、楊ゼンは仙人界は人間を支配する存在だと反論します。

 楊ゼンは太公望にどうして軍師を引き受けたのかと問います。
 太公望は軍師になったときに仙人を捨てたと告げ、そうさせたのは仲間達の存在であったと告げます。
 地上では姫発が土下座して兵士達を説得し、飛虎もまた友に報いるために奮闘しますが倒れてしまいます。

第24話 元始天尊、太公望に未来を見せる事
 太公望が人間の真摯な態度に突き動かされたことに感化され、楊ゼンもまた彼に味方することになりました。
 突然現れた聞仲はロボットを撃退し、ナタク、雷震子、天化たちも太公望と合流を果たします。
 聞仲は別行動をとって何かを捜し求め、飛虎は一命を取り留めたものの、姫昌の体は限界に近づいていました。

 楊ゼンからハイパー打神鞭を受け取った太公望は仲間とともに先に進もうとしますが、穴に落とされてしまいました。
 太公望には元始天尊の声が聞こえたかと思えば、ナタクの前には母親が現れ、天化の前には父親である飛虎が立ちはだかり(スープーはカバ料理にされそうになり)ます。
 ナタクは目の前にいる母親が本物でないことを見抜き、また太公望もまた自分に見せられた「未来」は幻だと憤ります。

 太公望はハイパー打神鞭で幻を打ち破って仲間達を救出し、元始天尊が彼らの前に姿を現します。
 封神計画の真意を問う太公望ですが、元始天尊は地上を攻撃して力を示します。
 太公望は封神計画は人間界と仙人界の全てを思い通りにするための計画であったことを見抜きます。

 元始天尊は「時の流れ」によって歴史が管理されていることを告げます。
 時として人間界を混乱させて突出した力を「去勢」しつつ、人間界から仙人をスカウトする「畑」であるとのこと。
 太公望は元始天尊のやり方を認めないと反論、自分自身が未来を切り開くと宣言します。

 太公望が元始天尊との戦闘を開始したころ、聞仲が崑崙山の奥で倒されたはずの妲己を発見します。
 スープーを倒された太公望の前に現れたのは、太公望の親友であった普賢真人だったのです。

第25話 太公望、追憶の川に釣り針を降ろす事
 太公望は仙人界で修行する前はかなり活発な少年だったようです。
 彼は友人達を引き連れて崖の鳥の巣にいる雛を見ていましたが、親鳥に襲われてしまいます。
 川に落ちて服をぬらした彼らは(全裸で)釣りをしていましたが、友人は仙人になりたいと言いだしますが、やりたいことがないという太公望は人間のままでいいと告げます。

 集落が軍勢に襲撃され、残された太公望は自分が時間を稼ぐことで仲間を逃がそうとしますが川に流されてしまいます。
 一命を取り留めた太公望は元始天尊にスカウトされて仙人になることになりました。
 仙人となった太公望は普賢と一緒に立ち入り禁止区域に入り、ロボットに乗って地上に降りて魚釣りを始めますが、普賢は釣り針ではなく針を使っていました。

 太公望は「仙人になったら何をしたいか」とかつて仲間と語り合っていたことを思い出します。
 人間観察を続けいろいろなことを考える太公望さん。
 そして、ついに彼は元始天尊に呼び出されることとなりました。

第26話(最終回)太公望、道を示す事
 十二仙に囲まれた太公望は武器を捨てて「宿命などなかった」と戦いを放棄します。
 戦いを続けようとする元始天尊に対して、妲己が封神されていないことを指摘します。
 元始天尊は妲己は「傀儡(くぐつ)」であり必要に応じて人間界に送り込むのだと告げます。

 太公望は人間の手に歴史を預けるべきと主張し、元始天尊もまた彼の意見に耳を傾けることとなりました。
 妲己は今までの怨嗟で意志を持ったことを宣言し、聞仲も加わってここに最後の戦いが始まります。
 戦闘形態に進化した太公望が空を駆け、さらには申公豹も戦いに加わることになり、ついに妲己は太公望によって討たれます。

 姫昌は全ての結末を見届けて命を落とし、姫発は意気消沈してもらいます。
 弟の姫丹(後の周公)や雷震子に怒られた姫発は自分が王になることを決意します。
 太公望はのんきに釣りを楽しみ、天化はつけを払いに飲食店に行き、申公豹はどこかに姿を消してしまうのでした。

【完走した感想】
 事前に、オリジナル要素で終わらせたということは頭にはありました。
 実際は終盤のみならず序盤から細部にわたって「再構成」されており、別の作品を見ているような気がします。
 当時賛否両論があったこともわかる気がしますが、こういう解釈もあるのではないかという風に考えます。

 1話は封神計画の成り立ちのお話とキャラ紹介のお話でしょうか。
 申公豹さんが語り部であることをはじめとして、初回からかなりオリジナル展開が混じってきたような気がします。
 太公望さんのキャラクターが面白いなと思いつつも、妲己さんがしずかちゃんにしか聞こえません。

 2話ははじめての封神ということで(多少前後関係はありながらも)おおむね漫画と同じ感じでした。
 草を食べておなかを壊す主人公というのはおそらく他にはいないような気がします。
 それでもしっかりやるときにはやるのが主人公としての最低限の責任なのかもしれませんが。

 3話、4話は壮大な親子喧嘩というべきお話なのでしょうか。
 原作だと王貴人さんとのバトルや宮中に潜入するお話(そこで飛虎さんと出会います)があるのですが、アニメでは仲間集めが優先されるようです。
 同時並行で姫昌さんと伯邑考さんを出したのは親子関係もいろいろあるということなのかもしれません。

 5話は伯邑考さんが亡くなるお話なのですが、さすがに彼がハンバーグになるくだりは削除されました。
 6話はサトシくんではなくて雷震子さんが本格参戦するお話ですが、原作とは順序がかなり違っているような気がします。
 そもそも、1話の時点で前後関係が漫画とはかなり違ってきているのですが……

 7話はおおむね漫画どおりですが、聞仲さんが紂王さんの廃位を考えていたのは漫画にはなかったと思います。
 太公望さんが酔っ払って雷震子さんを圧倒するのは漫画どおりですが、声がつくとかなり印象が異なります。
 飛虎さんと太公望さんが同時並行で戦っているのも、対照的に描かれていて興味深いです。
 
 8話は楊ゼンさんが登場するお話であり、同時に飛虎さんのトラウマとなるお話でしょうか。
 太公望さんが自ら悪役になって誰も犠牲にすることなく関所を通過させるのですが、確か漫画では楊ゼンさんだとばれてなかったような気がします。
 また、飛虎さんの奥さんや妹さんについては、漫画では割とあっさりと亡くなっていたような記憶があります。

 9話と10話は飛虎さんが離反するお話ですが、王子様と同伴だったり一族を連れていなかったり(あとお父さんを人質に取られないところ)と漫画とは結構違います。
 天化さん登場は漫画どおりの展開ではあるのですが、いきなり弾き語りをしたのはまったく想定外でした。
 あと、漫画だとこの時点で太公望さんは姫昌さんに出会っていたような気がします。

 11話は大体漫画どおりの展開だったような気がしますが、王子たちが天祥さん(注:天化さんの弟)の代わりになっているような感じでした。
 12話で聞仲さんが登場するのは同じではありますが、漫画だと圧倒的な実力差を見せ付けられただけだったような気がします。
 そして、白鶴さんが王子たちを無理やり連れて行くところ(アニメオリジナル展開)は崑崙山が悪役にしか見えないです。

 14話ではいきなり四聖が攻めてきてお話が中盤に差し掛かったような気がします。
 15、16話での四聖さんとの戦い(の前半)はおおむね漫画どおりです(逆に後半の王魔さんのくだりはアニメオリジナル)が、彼らは漫画では封神されていなかったような気がします。
 なお、この後漫画だと趙公明さんとか金ゴウ島とか十天君とかいろいろあるのですが、連載中だからか全てカットされているようです。

 17話からは完全なアニメオリジナルストーリーが進み、漫画だと割とあっさり説得できていた崇黒虎さんが敵として立ちはだかります(同盟を組むという結論は同じですが)。
 18話の王子たちにしても、漫画だと弟さんが太公望さんをかばって命を落とし、お兄さんは太公望さんに止めを刺されていたりします。

 19話では聞仲さんを倒さないまま都にやってきてしまいました。
 漫画だと割と早い段階で倒れていた王貴人さんとの戦いがこんなところで出てくるとは思わなかったです。
 回想シーンではまだまともだった頃の紂王さんが出てきますが、これだけ立派な人物がどうしてこうなったのかと思わずにはいられません。

 20話ではお兄さんの不遇ぶりに比べると王子(弟)さまの活躍ぶりに圧倒されました。
 21話では紂王さんは漫画よりも父親らしい最後を迎え、妲己さんを倒した聞仲さんたちも意地を見せたような気がします。
 そういえば漫画では妲己さんが「アニメでは死んだ」とメタ発言をしていたのをふと思い出しました。

 22話からもオリジナル展開は続き、古巣である崑崙山での戦いになりました。
 太公望さんの片腕だと思っていた楊ゼンさんとの戦いは全く想定していませんでした。
 太公望さんに変身したら弱体化ではないかと思いつつも、楊ゼンさんのことですから何か考えがあるのかもしれません。

 24話では封神計画の真意が明かされますが、漫画終盤の「歴史の道標」と似たような感じに思われます。
 25話が丸々回想シーンだったことも驚きましたが、最後の最後で十二仙が映像だけ出てきたのはある意味ではファンサービスかもしれません。
 最終回となる26話では妲己さんがラスボス扱いとなりましたが、もう少し時間をかけてもよかったのではないかと思います。

 気がつけば最初から最後まで漫画とは違った戦いが繰り広げられ、特に後半はまったく違っていたので驚きました。
 これはこれでいいかなと思いつつも、原作で人気の高かったキャラクターやエピソードがかなりカットされていたのはちょっと残念な気もしました。
 来年のアニメでは旧アニメで出られなかったキャラクターが日の目を見ることと切に願います。

 七つの大罪もだがしかしもすでに見ているので、のうりん、旧の封神演義で大体来期の予習は終わったと個人的には判断しています。
 あとは目下再放送中の「天元突破グレンラガン」を最後まで見て、これでおおむね今年の(旧作)アニメ視聴は終わるのではないかと。
 来年の予定はまだ未定ですが、とりあえず禁書2期、レールガン2期は確実に見て、いつでも禁書3期に入れるような状態にできればと思います。


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