【アニメ感想】「花咲くいろは」の後輩的作品「TARI TARI(全13話)」を見ました!

 サクラクエストと同じPAworksさんの「TARI TARI」を見たので感想を書きます。
 なお、同作はtrue tears、花咲くいろは(以下花いろ)に続く同社オリジナル作品であり、同じ青春ものとして位置づけられているとのことです。

 青春ものということで主人公は高校生というのは花いろと同じです。
 一方で、true tears(とサクラクエスト)の舞台がPAさんの本社所在地でもある富山県南砺市、花いろの舞台がそのお隣である石川県金沢市という「地方」であるのに対し、こちらの舞台は神奈川県鎌倉市という「首都圏」のブランド力のある地域となっています。
 なお、鎌倉というのは東京からの距離やその知名度からアニメの舞台となりやすいらしく、近年見た作品だと「南鎌倉高校女子自転車部」や「ハナヤマタ」も鎌倉が舞台のアニメとしてあげられます。

 花いろやサクラクエストに代表されるPAオリジナル作品は行動力のある女性がお話を引っ張っていく形が多いです。
 主人公と思われる来夏(こなつ)さんが新たに部活を作るというこの作品も間違いなくその系譜に連なると思われますが、高校入学時ではなく3年生で、しかも類似の部活動が存在するにもかかわらず別の団体を立ち上げるというのはなかなかありません。
 また、南鎌倉高校やハナヤマタとの比較では、前者が女子校を舞台にしているのに対し、こちらは共学校なので、男性のメインキャラクターも登場することが特徴なのでしょうか。

 メインのキャラクターは5人いて、女性3人、男性が2人となっています。
 メインが5人というのはサクラクエストやシロバコと、女性3人というと直前の作品である花いろと共通し、来夏さんには緒花さんの、和奏さんは民子さんと、紗羽さんは菜子さんとどこか似ているかもしれません。

 主要キャストは豪華で、紗羽さん役の早見さんがアタランテさんであり、ウイーンさん役の花江さんはジークさんであり、ついでに田中さん役の島崎さんがFGOの主人公と、Fateにも出ておられる方がちらほらと(あとスタッフロールを見る限りでは檜山さんや田中敦子さんや大原さんや川澄さんも)出てたりします。
 特に紗羽さんが弓道をやっているのは、後のアタランテさんが赤のアーチャーであったことと妙な付合を見せますが、それは単なる偶然と思われます。
 また、脇役の中にも松岡さん(キリトさん、創真さん等)や種田さん(リゼさん、えりなさん等)の名前が出てくるところも注目したいです。

 詰まってしまうと中の人ネタに走ってしまうのは悪い癖でしょうか。
 このままだと脱線ばかりになりそうなので、一旦全話の内容をまとめます。

 お話を全部まとめた段階で、ネタバレを含む「完走した感想」を述べることになりそうです。

【全話まとめ】
1話「飛び出したり誘ったり」
 和奏(わかな)は父親の食事を作ってから登校します。
 一方、紗羽(さわ)は乗馬で、来夏(こなつ)は電車で通学することに。
 体育館で朝の練習をする声楽部員は教頭先生(顧問)にダメ出しされて解散します。

 おなかの大きな先生は産休に入り、女性陣はそれぞれの花を贈ります。
 先生はウイーンからの帰国子女である転校生の前田くん(以下ウイーン)を紹介し、田中くんに校舎の案内を依頼します。
 和奏が先生の荷物を運ぶのを手伝う一方、来夏は音楽の発表会への参加を(昨年の失敗を理由に)教頭先生に断られ、大声で退部を宣言します。

 来夏の事情を知った紗羽は憤りを隠せない一方、本人は新たな合唱部を作ることを考え付きました。
 担任の先生は必要な部員は5人と告げた上で、和奏には来夏との「化学反応」を期待します。
 その和奏は音楽科から普通科へ転入したことで足りない授業の補習を受けていました。

 和奏を合唱部にスカウトする来夏ですが、あっさりと断られます。
 帰宅した和奏は父親の料理を作り、来夏はエ○本の隠し場所をばらすと脅して弟を合唱部に誘います。
 部員は弟を含めた3人で残り2人となり、来夏は「特訓」と証して街頭で歌いだし、その姿に何かを感じる和奏、田中くん、ウイーンなのでした。

2話「焦ったり あがいたり」
 偶然に集まった来夏、和奏、紗羽に田中くんとウイーン。
 女性陣はとりあえず紗羽の家に行きますが、彼女の実家は大きなお寺でした。
 紗羽は来夏の失敗の動画を再び見つつ、そんな彼女が大好きだと告げ、和奏に部員として名前を貸すことを了承させます。
 一方、男性陣に視点を移せば、ウイーンが牛丼をすき焼きを間違える一幕もありました。

 チラシを作って部員の勧誘をする来夏(と無理やり参加させられる弟)さん。
 来夏は校長先生に合唱部の設立認可を求め、校長先生は和奏の名前を見てあっさりと了承し、自ら顧問を引き受けます。
 ピアノを弾ける和奏の姿を見て、来夏は合唱の曲を決めるまでは協力してほしいと願い出て(ケーキ1つで)了承させます。

 古い楽譜から曲を決めた来夏ですが、教頭先生はその曲を許可しないと一言。
 しかし、来夏の熱意を感じたのか、教頭先生は楽しむことと楽しませることの両立は出来ないと言い残して楽譜を返します。
 発表会を前にしてバスで移動しようとするものの、引率するはずの校長先生がやってこないことからピンチに陥り、紗羽は副顧問である(産休中の)高橋先生を呼びに向かいます。

 校長先生は怪我をした一方、学校になんとかしてもらいバスは動いた模様です。
 和奏の申し出もあり、合唱部の発表は最後に回されることとなりました。
 焦りを見せる来夏は間に合い、他の部員が間に合わないことから一旦は中止になりそうになったものの、紗羽の激励もあり2人で歌うことになりました。

3話「振ったり 出会ったり」
 全員で歌えなかったことを悔やむ来夏に対し、弟も(種田さんの声をした)その友達も部を辞めるとのこと。
 和奏は登校途中で自転車のチェーンがはずれ、体格のいい外国人に直してもらいますが、その不審さにおそれをなして逃げ出してしまいます。
 入院中の校長先生の代理となった教頭先生は、必要な部員が足りないことから、合唱部と(田中くん1人だけの)バドミントン部の廃部を宣言します。

 田中くんはウイーンをバドミントンに誘い、部員の確保へと動きます。
 ウイーンはおじいさんの会社でバドミントンを見たことがあるようです。
 一方、和奏は怪しい外国人から逃げまどうこととなりました。
 
 田中くんの家で彼女のお姉さん(の下着姿)を見て困惑するウイーンさん。
 3年の夏も海の家のバイトをする紗羽は、もう進路が決まっているとのこと。
 イベントを何をするのか悩む商店街の一同に、紗羽の母は音楽イベントをすることを提案します。

 来夏は田中くんを合掌部に誘う為にバドミントンの勝負をすることに。
 気が付けば、来夏・和奏・紗羽に対して田中・ウイーンの2人と戦うことになりました。
 田中くんのプロへの夢を聞いた来夏は「合唱ときどきバドミントン部」を設立し、ウイーンも部員にして5人をそろえます。

 校長先生によると「合唱部」はかつて全国常連の名門だったとのこと。
 和奏の母はかつて校長先生の教え子であったとのことですが、やってきた教頭先生は部活の申請を投げ捨ててしまいます。
 校長先生は判子を押して部活を承認しつつ、教頭先生もまた合唱部であったことを示唆します。

 海の家でイベントがあると聞いた来夏は自分も歌うのだと宣言します。
 進路が決まっていない和奏はまたも外国人に阻まれます。
 高校の校歌でオーディションに臨む来夏たちは、老人たちの伴奏でリズミカルな校歌を見事に歌いきるのでした。

4話「怒ったり 踊ったり」
 校歌に乱入した老人は、コンドルクイーンズというバンドでした。
 実は来夏は祖父の影響でそのバンドの大ファンだった模様です。
 一方、いまだに外国人に追われる和奏を見かけたウイーンはその男性に飛び掛ります。

 コンドルクイーンズはイベントに出ることに決定し、紗羽の家の庭に(キャンピングカーを止めて)寝泊りすることとなりました。
 なお、外国人の方は和奏の母親の知り合いかつ、バンドのメンバーの1人だったようです。
 バンドの3人は和奏に彼女の母親の面影を感じ、しみじみとした感情を抱きます。

 早朝にジョギングする田中くんの一方、馬を散歩させる紗羽さん。
 来夏は練習を休んでプロのバンドを見ると言い出し、紗羽を怒らせてしまいます。
 意気消沈した来夏はバンドの皆さんに促される形で、自分たちがまだ立てるステージはないかと訴えます。

 和奏は演奏会で使った古い楽譜を見て母親のことを思い出していました。
 来夏はまだ歌い手を見つけていないお店を訪ね、そこでステージを確保した和奏と出会います。
 急にやる気になった来夏はメンバーを集めて、各自は自首的に練習に励みますが、和奏だけは勉強をしていました。

 バンドの人たちはアンコールで上げてあげようかと言いますが、来夏は「自分のステージがありますから」と一言。
 バンドの方は和奏に「音楽はやめられない」と告げ、母親からの手紙を渡してステージに上がり、来夏たちは5人しか観客のない「自分たちの」ステージに上がります。

5話「捨てたり 捨てられなかったり」
 全国大会に出場することとなった田中くんを応援する一同。
 私も大きな舞台に立ちたいと紗羽は、弓道ではなくて、競馬の騎手になりたいと自分の希望を述べます。
 一方で、母親の手紙のこともあり気分の乗らない和奏は1人だけ先に帰宅してしまいます。

 惜しくもベスト4を逃した田中くんはあと一歩で全日本入りだったようです。
 彼はお姉さんの影響で小学生からバドミントンを行っていて、憧れの選手がいたからこそ今の学校に通ったとのこと。
 和奏は紗羽の物置のアルバムから、紗羽の母親(高校のOB)の先輩が和奏の母親で、教頭先生も同じ合唱部員だったことが判明します。

 病気で入院した母親に対し厳しい態度を取ったことを後悔する和奏さん。
 彼女は「受験に受からなければ意味がない」と音楽を楽しもうとする母親を突っぱねたのでした。
 そして、母親の形見であるピアノを処分しようと言い出し、思い出のキーホルダーも置き去ってしまいます。

 補習を終えた和奏は打ち上げの誘いを断って帰宅します。
 ピアノのなくなった部屋に思うところのある彼女は母親のことを思い出します。
 ずっと病気を隠していたお母さんは高校受験の日に息を引き取り、もういっしょに歌えないという後悔が彼女から音楽を捨てさせたのでした。
 
6話「笑ったり 想ったり」
 精神的ショックで体調を崩した和奏は学校を休んでしまいます。
 来夏はお見舞いに向かい、海にいる和奏が自殺しようとしているのかと早とちりして海に飛び込んでしまいました。
 自分が母親との約束を守れなかったことを悔やむ和奏に対し、来夏はかなわなかった約束も大切な思い出だと一言。

 和奏は、紗羽の母親からコピーしてもらったお母さんの写真とテープをもらいます。
 その帰りに馬に乗せてもらうことになり、紗羽が父親と喧嘩していることについて、このまま会えなかったらけんかしたままになると釘を刺します。
 突然電話がかかってきた和奏は先生の家に向かい、そこで赤ちゃんをお世話する先生の姿を見ます。

 その日の食卓は、結婚記念日でいつになく豪勢なものでした。
 和奏は、お母さんが病気のことを話さなかったことについてお父さんに問います。
 お母さんはもし自分がいなくなっても音楽が娘といっしょにいてくれることを期待して、彼女を1人にしないことを決意していました。

 お母さんの思いを知った和奏は自分が思い出のものをすべて処分したことに涙を流します。
 お父さんは母親の形見である楽譜を渡し、続きを作れないのかと告げます(なお、キーホルダーやピアノはお父さんが処分せずにとってあったので一安心です)。
 そして、母親の歌う校歌に合わせて自らも再び歌いだす和奏なのでした。

7話「空回ったり 見失ったり」
 和奏を改めて加えたことで本格的にフルメンバーが揃います。
 文化祭では何をするか語り合うのですが、教頭には負けられないという条件が絡むと中々決まりません。
 一旦は勝ち負け関係ないと言いつつも、声楽部の一部にはつらく当たられてしまい、ますます負けられない気持ちが強まります。

 それぞれの進路について議論がなされる中、和奏は形にしたいものがあるとのこと。
 来夏は、生徒会に出し物の申請を出そうとしますが、弟からはステージの責任者が教頭先生だと念を押されます。
 紗羽は流鏑馬の練習をしてから帰宅しますが、父親から「馬に乗ることは仕事じゃない」と、騎手学校に行くことに反対されてしまいます。

 父親の作ったハートマークの弁当を恥ずかしがる和奏さん。
 紗羽は昨日の父親との衝突が原因なのかおにぎりも喉を通りません。
 一方、理事長は「ロードマップ」を早めると校長先生に告げます。

 体調を崩した紗羽を心配した来夏と和奏は彼女を追いかけます。
 紗羽の電話を来夏は恋人と早とちりしますが……
 市民ミュージカルの後、和奏は本屋さんに寄りお母さんの楽譜を完成させることを目指す一方、紗羽は流鏑馬の途中で馬から落下してしまうのでした。

8話「気にしたり 想いっきり駆け出したり」
 紗羽が病院に運ばれたと知ったお父さんは急いで病院に駆けつけます。
 医師からの診断では彼女には「栄養失調」が見られるとのこと。
 お父さんは流鏑馬への出場を見送るようにと告げられ返す言葉もありません。

 騎手学校には体重制限があり、現時点では受験すら難しいとのこと。
 さらに両親の面接まであるとなっては現時点では絶望的かもしれません。
 自分の思いを「遊び」といい、大学にいって普通に働くようにという父親に思い切り反発してしまいます。

 声楽部に練習場を奪われた合唱部の皆さん。
 紗羽は、彼女たちの「遊び」という言葉に父親の言葉を重ね、反発して暴言を吐きます。
 ウイーンの家にピアノがあると聞き、一同は電車で移動することとなりましたが、紗羽が失恋したと考えた来夏は自分を抱きしめてもいいよと言い出します。

 ウイーンの家の豪華さに呆然とする一同。
 戦隊ヒーローのおもちゃは彼にとって大切なもののようです。
 そして、ほこりを被ったピアノは調律ができておらず練習は出来ませんでした。

 和奏は馬のことから一度離れてみてはどうかと提案しますが、紗羽に反発されてしまいます。
 お母さんとはもう会えないのだと悟った和奏の言葉に、紗羽は1人で考えることとなりました。
 一方、教頭先生からは文化祭への参加を辞退するようにと言われますが、来夏は丁重にお断りします。
 和奏は音楽は1人では出来ないと語り、教頭先生はその言葉に和奏の母親を思い出すとともに、来夏には「成長」を選考会で証明すべきと告げます。
 
 来夏たちは、選考会を前に紗羽がこないことに焦ります。
 気にしている人がいることはうれしいと語る和奏は、紗羽は謝罪と期待のメールを答えます。
 そして、お父さんが娘のために「坊主なめるな!」と騎手学校に電話をかける姿を見て心が動かされ、さらに来夏たちの歌を聞いて(馬で)学校にたどり着きます。

9話「白くなったり 赤くなったり」
 ダーニック(注:Fateアポクリファの登場人物)の声をした戦隊ヒーローが大好きなウイーンはある手紙に愕然とします。
 一方、作曲に悩む和奏は母親がどう歌を作っていたのか悩んでいて、紗羽の母親を頼ることを考えます。
 なお、カットされたもののどうやら選考会は通ったようで、来夏は文化祭では「音楽劇」をやることを提案しますが、予算はどうなるのでしょうか。

 商店街の話し合いで、戦隊ヒーローを提案する紗羽のお母さん。
 娘たちをケーキでつって(3万円のバイト代で)ヒーローに仕立て上げることにし、戸惑いを見せる女性陣に対し、すっかりノリノリのウイーンさんが素敵です。
 また、紗羽のお母さんは、作曲方法については教頭先生に聞くことを提案します。
 
 すっかり勢い込んだウイーンを中心に練習を始める皆さん。
 ウイーンの胸の中には、ウイーンでのヤンという男の子の姿がありました。
 ガンバレッドは彼らにとってのヒーローであり、そのことを聞いた一同はますますやる気になります。

 学校ではある決定を巡って校長先生と教頭先生が対立します。
 一方で、来夏はバイトの許可をもらう為に教頭先生を訪ねますが、意気消沈した彼女はあっさりとそれを了承してしまいます。

10話「萌えたり 燃えたり」
 すっかりノリノリのウイーンにドン引きする一同。
 意を決した来夏たちも参戦しますが、周囲の反応は微妙でした。
 PRをかねつつも見事なアクションで(各店主のふんする)敵を蹴散らします。

 それなりの成果を残したものの、まだまだ欲求不満はウイーンさん。
 ぎっくり腰で退場した怪人に代わって紗羽のお母さんも参戦します。
 継続してバイトをするようにと提案されますが、現時点では保留することに。

 来夏は教頭先生に呼び出され、例のバイトについて言及されます。
 教頭先生は自分が許可を出したことを覚えていなかったようです。
 一旦許したことを取り消すことはおかしいのではないかと反論し、一同は一旦先生のもとを立ち去ります。

 和奏は教頭先生と再び会い、母親のお見舞いに来ていたことを思い出します。
 母親の歌を完成させたいと告げる和奏に、教頭先生は母親との思い出から、心の奥から自然に涌いてくるものだと答えます。
 そして、教頭先生はお見舞いの段階で和奏のお母さんがもう長くはなかったことを知ってしまったのでした。

 アルバイトを続けつつも文化祭に標準をあわせる合唱部の皆さん。
 ウイーンは自転車に乗って逃げるひったくり犯を不屈の闘志(と歌)で追い詰めます。
 気づけば5人はすっかりヒーローになり、その活躍は新聞に掲載されることとなりました。
 
11話「満ちたり 欠けたり」
 来夏は文化祭のシナリオを書きますが、ダメ出しを喰らってしまいます。
 和奏の歌ももう少しかかりそうですし、田中くんは絵を、ウイーンは小道具(フィギュア作り!?)、紗羽は振り付けを強いられます。
 文化祭の準備をする生徒会の面面(弟を含む)は見知らぬ業者がなにやら怪しい動きをしているのを見かけます。

 ウイーンの小道具が評判の一方で、田中くんは自分の絵を見て「二度と書かないで」と言われてしまいます。
 美術部に絵を書いてもらうことを断られた田中くんは、ため息をつく校長先生を目の当たりにしつつ、知り合いに(紗羽の写真と交換で)絵を書いてもらうことになりました。
 田中くんは踊っている紗羽を撮影しようとしますが、その過激な内容に思わず体制を崩してしまいます。

 理事長は校長先生を訪ね、自分の「計画」を進めるようにと告げます。
 来夏は声楽部の知り合いに伴奏を頼みますが、その中で教頭先生の様子がおかしいことに話が移ります。
 声楽部の前に現れた教頭先生は、今年の文化祭が中止になったことを告げるのでした。
 校長先生からは少子化により生徒の募集を停止したことが教員に、そして保護者たちに告げられ、その一方で、和奏は新曲を引っさげて来夏たちの前に現れます。
 
12話「重ねたり 響いたり」
 5人だけでも文化祭をやろういう合唱部の皆さんは作戦会議を始めます。
 自分たちのせいいっぱいを詰め込んで歌を歌うことを決意する一同。
 田中くんは絵を書いてもらうために(本人の了承の上)紗羽の写真を取らせてもらいますが、「クオリティーが低かったら馬で踏む」という一言が続きます。

 文化祭の中止の中止を提案する来夏は、提案が否決されても歌うことを宣言します。
 小道具はごみとして捨てられてしまいますが、ウイーンは再び作ると言い出すことに。
 和奏は母親の墓前で教頭先生とばったり出会い、母親と作った歌を聞いてもらうとともに、母にも自分と同じように支えてくれる友がいたのではないかと語ります。

 文化祭の衣装を作るために被服部(?)に協力を求める田中くん。
 その熱意に動かされた部員たちは衣装作りに協力することとなりました。
 紗羽は商店街の面々に土下座までして頼み込み、協力をこぎつけることに成功します。

 校長先生は来夏の言葉に影響され、理事長に文化祭を開催すべきと直談判をします。
 工事の遅れにいらだつ理事長は部員たちの練習時間を制限し、従わないならば停学処分にするとまで言い出します。
 それでも自分達のやれることをやろうと必死に努力し、やれることをやりきった一同はついに文化祭前日を迎えるのでした。

13話(終)「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
 文化祭当日は雨となったものの、午後からは晴れるとのこと。
 お父さんの愛情たっぷりの弁当を持って、お母さん(の仏壇)に挨拶した和奏は学校を目指します。
 一方、「坊主舐めんな」でおなじみの紗羽のお父さんもカメラを持ってノリノリです。

 学校にやってきた一同は校内が立ち入り禁止となっていて愕然とします。
 理事長(ラスボス)は将来に関わるのではないかという「脅迫」で生徒たちを屈服させようとしますが、現われた校長先生が頭を下げながら許可します。
 校長先生に「歌くらい歌ってもいいじゃないか」と迫られた理事長はズボンをずらされてブチギレして彼をクビにしてしまいますが、続いて現われた教頭先生は声楽部がサポートするととともに自分が伴奏の指揮をすることを願い出ます。

 雨が上がり、続々と現われる近隣の方々。
 学校に入った来夏たちは声学部との合同によりステージへと挑みます。
 一同は集まった生徒、観客を前に見事に歌を歌いきるのでした。
 
 季節はめぐり、それぞれの進路について考えることに。
 大学の推薦に合格した田中くんはただ一人張り切っていました。
 紗羽は外国で騎手になることを宣言し、海外へ旅立っていくのでした。

 母との思い出の楽譜は、教頭先生と交換されたものでした。
 和奏は音楽の大学に進むことを決意し、教頭先生のサポートを求めます。
 先生の「音楽教師ですから」の優しそうな一言が素敵です。

 卒業式の様子を海外から見つめる紗羽さん。
 最後は日本と海外で同時に歌を歌ってエンディングへと続きます。
 なお、ウイーンはヤンと再会し、来夏は大学に進学したようです。
 そして、里帰りする(髪が伸びた)和奏の姿を最後にお話は終了します。
 
【完走した感想】
 風景の綺麗さと来夏さんの行動力につられて、気づけば最後まで見続けました。
 ほかに例を見ない3年生からの部活申請という荒技ではありますが、1クールという限られた時間でそれぞれのキャラクターを見事に活躍させたと思います。
 それでも最後の廃校が止められなかったところで、花いろの旅館廃業と重なったのは私だけではないかと。

 1話は導入部分であり各キャラクターの顔見せでしょうか。
 乗馬で登場した紗羽さんや「帰国子女」というウイーンさん、初回から産休に入る先生はかなりのインパクトがありました。
 田中敦子さん演じる教頭先生と対立した来夏さんの退部宣言から合唱部設立も印象には残りますが、花いろの民子さんの「死ね」発言や女将さんからの平手打ちの洗礼に比べるとまだまだでしょうか。

 2話では合唱部の設立から初めての舞台と序盤からハイペースです。
 キリトさんの声をした弟さんを脅すリズベットさんの声をした来夏さんという構図はいろんな意味でおもしろいです。
 とはいえ、SAO関係で中の人ネタをやれば、紗羽さんはサチさん、ウイーンさんは新川くん(なお、朝田さんことシノンさんは出てないです)だったりときりがないのですが……
 また、最後の2人の合唱は、来夏さん(を演じる高垣さん)はシンフォギアのクリスさん、紗羽さん(を演じる早見さん)が後に「赤髪の白雪姫」で主題歌を歌われただけあって見事なものでした。

 3話ではいきなり弟さんたちが辞めてしまい、部員が3人になってしまいます。
 そんな中バドミントンの田中さん達を誘うことになるのですが、ときどきバドミントン部という名称にはちょっと笑ってしまいました。
 一方で、和奏さんを追いかける謎の外国人は、サクラクエストのサンダルさんの原型なのかもしれません。

 4話では憧れのバンドが出てきて来夏さんが揺れてしまいます。
 言いだしっぺがこれではどうなのかと思いつつも、最終的には自分達のステージを成功させたので何よりです。
 一方で、バンドの人とお母さんが知り合いだったことから、(大原さんがお声を当てている)和奏さんのお母さんのお話へと重心がシフトしてしまいます。

 5話では田中くんがバドミントンで全国ベスト8になりますが、やはり(6話を含めた)メインは和奏さんとお母さんとのお話でした。
 彼女が母親のことを思い出して泣くシーンのたびに、思わずもらい泣きしてしまったのは私だけではないかと。
 お母さんの愛もそうですが、さりげなくピアノを処分していなかったお父さんのさりげないお仕事もよかったです。

 5話と6話が母の愛なら、7話と8話は父の愛のお話だったと思います。
 騎手学校を目指す紗羽さんを反対するお父さんですが、騎手学校に電話しているところはかっこよかったですし「坊主舐めんな!」の言葉は印象に残ります。
 一方で、お父さんに反発した紗羽さんの方についても、なんとなくその気持ちはわかる気がします。

 9話、10話ではご当地ヒーローをすることになり、思わず(2017年夏アニメの)チアフルーツが頭に浮かびます。
 ロボットや戦隊ヒーローに燃えるのはある意味男の子の宿命なのかもしれません。
 10話のラストである引ったくり犯とのミュージカル調の戦闘も、マール王国シリーズみたいで中々素敵でした。

 11話では突然の廃校のお知らせに動揺が広がります。
 教頭先生の様子がおかしかったことの原因がここでようやくわかったことになるのでしょうか。
 理事長のあまりにも強引な手法に憤りを覚え、これから反対が起こったり、あるいは県などから補助金を返還するようにと訴えられるのではないかと思うのは私だけでしょうか。

 12話では文化祭の準備を行い、最終回でいよいよ本番を迎えます。
 すっかり悪役な理事長に対して、自分の首をかけた校長先生が男を見せるシーンが素敵ですし、続く教頭先生もよかったです。
 なお、最後の最後で田中くんのお姉さんのお声が(Fateでおなじみの)川澄さんだとようやく気が付きました。

 文化祭のステージでは今まで対立していたのが嘘のような息のあった連携がみられ、思わず涙が流れてしまいました。
 学校の廃校そのものは止まらなかったものの、それぞれのメンバーが自分の道を進むことになり、旅立ちという感じがしてよかったと思います。
 なお、それぞれが旅立つ終わり方というのはサクラクエストに似たような感じなのかもしれません。

 1クールの短い作品ながらも、それぞれのキャラクターをうまく掘り下げていたのはよかったと思います。
 特に、和奏さんと亡くなったお母さんのところ(5~6話あたり)では、最終回よりも泣いてしまい、お母さんにあれだけ愛されていたことをうらやましいと思ってしまいます。
 また、最終回の廃校については色々とつっこみどころはありながらも、希望を持てる終わり方にしたのはさすがだと思います。

 9月は鬼灯、血界、キノなどの秋アニメの「予習」が中心でした。
 その一方で「トップ」「タリタリ」「いなこん」といったアニメも見ることができてよかったです。
 次はまだ決めておりませんが、秋アニメが落ち着いた後で、最低でも冬までには「七つの大罪」と「オーバーロード」の1期,、グレンラガンは見ようと思います。


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愛されたい猫

Author:愛されたい猫
 ご訪問ありがとうございます。
 趣味はアニメ・ゲーム等です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
 ゲームは少し前にDS版のFF3をクリアしました。
 どうかよろしくお願いいたします。

凍結しましたが、いつかは復活させたいです。
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