【アニメ感想】3期放送と聞いて「食戟のソーマ(1期)」を見ました!

 今年(2017年)秋の3期放送に先駆け、食戟のソーマの1期を再び見ました。
 未見の方のために簡単に本作を説明すれば、「中華一番!」に代表される料理を使ったバトルアニメに学園ものの要素がプラスされたという感じでしょうか。
 また、主人公がラノベ主人公並に女の子に好意を寄せられるところを見ると、ラブコメ要素もあるのかもしれません。

 主人公の創真(そうま)さんは、定食屋の息子といういわば一般庶民です。
 彼があり合わせの食材を使って、料理のエリートたち(の高級食材)と肩を並べる工夫が見ていて楽しいです。
 なお、この手のアニメでお約束のオーバーなリアクションですが、きらら系の一角である「幸腹グラフィティ」以上に女性陣が色っぽく映ります。

 上でラブコメ要素について言及したとおり、本作には個性豊かなヒロインが登場します。
 学園総帥の孫娘で「十傑」の一人であるえりなさんはメインヒロインかつライバル的な立ち位置にあると思われます。
 なお、演じるのはごちうさのリゼさんなどお嬢様キャラに定評のある種田さんですが、現在療養中であり、この場を借りて一日も早い復帰をお祈りします。

 お嬢様キャラのえりなさんは好きですが、私はむしろ三つ編みの女の子「田所恵」さんに注目したいです。
 理由としては、地方出身者という属性と引っ込み思案な性格に親近感を覚えるというのもありますが、何より彼女が「成長する主人公」であるという点です。
 はじめから完成された創真さんに対して、はじめは落第寸前だったる田所さんが料理人としての成長し、自信をつけていくさまは見ていて応援したくなります。

 それでは、いったん最後までまとめた後「完走した感想」を述べたいと思います。
【全話まとめ】
1話「果て無き荒野」
 父親(城一郎)の経営する食堂を手伝う主人公の創真さん。
 彼は父との料理勝負に負け、必死にフォローする同級生にまずい料理を食べさせるお茶目な性癖の持ち主でした。

 彼らの前に現れたのは(巨乳の)地上げ屋でした。
 創真は「相手を唸らせる料理を作れないなら言うことを聞いてやる(=廃業する)」と名刺を七輪で焼き払います。

 父親不在の状況の中、帰宅すると店と食材が業者にあらされていました。
 不敵な顔で現われた女は「ジューシーな肉料理」を要求し、創真はジャガイモとベーコンによって「なんちゃってローストポーク」を作り上げます。
 失敗作から生まれたという料理で女を服従させ(リアクションで男もろとも裸にし)た創真は、見事に店を守ることに成功するのでした。

 戻ってくるなり父は2、3年店を閉めると一言。
 残された創真は「器を測ってこい」という父の申しつけで卒業率10%以下という名門「遠月学園」に通うこととなりました。

2話「神の舌」
 「神の舌」を持つえりな嬢は、独特の表現により料理人を罵倒します。
 一方、創真を遠月に送りつけた父親は、今はニューヨークで料理を奮っていました。

 父親に発破をかけられた創真は改めて遠月の門をくぐります。
 二階堂という男によると、この学園は料理界のサラブレッドの通う学園とのこと。
 定食屋のせがれと馬鹿にされた創真は、怒りをあらわにしつつ転入試験へと向かいます。

 創真たちの編入試験を審査するのは高等部の制服を着たえりなさんでした。
 「神の舌」を持つえりなを恐れて受験生は創真を除いてみんな逃げてしまいます。
 「底辺」の料理人と煽られた創真は、えりなからの課題「卵料理」に対して「ふりかけごはん」を作ると宣言します。

 出来上がった「化けるふりかけごはん」に目をとられるえりなさん。
 審査を忘れてその料理に反応し、涙目になりながら「まずい」と発して去っていきます。
 えりなは祖父である総帥に「不合格」を告げますが、その報告を握りつぶしてしまいます。

3話「その料理人は笑わない」
 故郷の期待を一身に受けて故郷を旅立った田所さん。
 そんな彼女に待ち受ける現実は厳しく、今では最後通告を受けて後一歩で退学とのこと。
 彼女の高校入学は、がけっぷちからのスタートとなってしまいます。

 高等部の入学式で現われた「食の魔王」である総帥は、これから試されるのは料理人としての気概であり、99%は1%を磨くための捨石とし、集まった一同に選ばれた一握りを目指すための研鑽を求めます。
 最後に登場した創真は「てっぺん取るんで」と早々にけんかを売り、周囲のひんしゅくを買います。

 自分が失格にしたはずの彼が合格していたことに困惑するえりなさん。
 中等部で先端の料理理論を学んだ彼らの足元にも及ばないという彼女の言葉に対し、創真は改めてうまいと言わせてみせると啖呵を飛ばします。
 一方、田所さんは平穏無事に生き残りたいと、編入生である創真とかかわりたくないと思っていましたが、早々に彼とペアを組むことになってしまいました。

 シャペル先生は厳しい先生で、Aを取れない品は全てEを出すと一言。
 「笑わない料理人」と呼ばれた先生は牛肉の煮込み料理を課題として出します。
 しかし、創真はフランス料理を作ったことがないようです。

 田所さんたちは料理にクラスメイトの妨害で大量の塩を入れられてしまいます。
 時間が足りない状況でも絶望する気配の無い創真は予備の食材を入手し、田所さんの補助で、あっという間の料理を作り出してしまいます。
 絶対的に煮込み時間が足りない中、ハチミツでやわらかい食感を出した彼の料理は、まさにとろけるような味であり、先生も満面の笑みを浮かべてA評価を与えます。

4話「極星のマリア」
 希望に胸を膨らませて「極星寮」にやってきた創真さん。
 彼を出迎えるのは「極星のマリア」の異名を持つふみ緒さんでした。
 なんでも、入寮には一品料理を出さなければならないとのこと。

 サバ缶をはじめとしたありあまりの材料で「サババーグ」を作る創真さん。
 ふみ緒さんはその味に若かりし(美人な)頃を思い出してしまいます。
 お風呂でアヒルさんと会話する田所さんをよそに、創真は見事入寮を認められ(お風呂で彼女とはちあわせし)ます。

 入寮した創真のために(丸井君の部屋を使って)歓迎会が行われます。 
 寮生によるとえりなも所属する「十傑」は多くの事柄を決める存在で、ふみ緒さんによると昔は寮生が多くを占めたこともあるようです。
 創真曰く「変人」揃いの寮生ですが、それぞれの料理の実力は本物のようです。

 裸エプロンの一色先輩のさわら料理を絶賛する創真さん。
 実は十傑の第7席である彼の挑戦を受けることとなりました。

5話「氷の女王と春の嵐」
 創真は一色先輩に対して同じさわら料理「おにぎり茶漬け」で勝負します。
 フランス料理の技法である「ポワレ」は父親から習ったものとのこと。
 先輩はそのおいしさに「春の生命力」「雪解け」を感じ(裸で)握手を交わします。

 父親に認められるためには「十傑」になる必要があると創真さん。
 翌日に十傑の座をかけて勝負を挑もうとしますが、華麗にスルーされてしまいます。
 先輩の説明によると、勝負には相当の対価をかける必要があるのですが、それには退学すら足りないようです。

 敵対する者を全て料理でねじ伏せる「食戟」というシステム。
 えりなは「極上」の味ででちゃんこ研究会を粉砕し、部室をあっという間に破壊してしまいます。
 創真の活躍に期待する一色先輩に対して伊武崎くんは「スペシャリテ」を出していないと反論するのでした。

6話「肉の侵略者」
 寮生は朝から食材の生産にいそしみます。
 相変わらず裸で畑仕事をする一色先輩がいろんな意味で素敵です。
 畑仕事をする田所さんが似合いすぎていて、さらに彼女のさりげない気配りが素敵だと思います。

 学園には一般の部活にあたる「研究会」が数多く存在するとのこと。
 丼物研究会の門をたたいた創真ですが、主将の小西さんは意気消沈していました。
 丼に関する情熱をぶちまける主将ですが、えりなの手の者との勝負を前にに他の部員が全員逃げてしまったようです。

 えりなの手先である郁魅は「ミートマスター」の異名を持つ強敵でした。
 食材の高級さに頼る彼女に対し、創真は自らが食戟に介入することを宣言します。
 彼は退学をかけて彼女との「肉料理」対決に挑む一方で、彼女に勝ったら丼研究会に入るようにと迫ります。

 作戦会議を行う丼物研究会の皆さん。
 彼女のA5(最高等級)の肉を出されたら負けだと主将さん。
 同じく牛肉で勝負にでる創真は、お手ごろメニューで勝つことが必要だと反論します。

 自腹で材料を集めて試作を重ねる創真さん。
 田所さんの一言でたまねぎを使ったステーキを作り、やわらかい食感を出すことに成功します。
 しかし、これだけで果たしてA5のお肉に勝てるのでしょうか?

7話「静かなる丼、雄弁な丼」
 大観衆の中、郁魅との食戟に挑む創真は冷静な表情を浮かべていました。
 ブーイングの中入場する創真に、田所さんは突っ込む余裕もありません。
 創真の退学と丼研の存続、そして郁魅の入部をかけた一世一代の勝負を前に、十傑の一人であるえりな自らが会場に現われます。

 「究極の肉」を豪語するA5ランクの肉を的確にさばく郁魅さん。
 高級食材の匂いを漂わせる彼女に対して、創真が取り出したのはスーパーで半額で購入したお肉でした。
 なお、えりなが言うには郁魅の真骨頂は「繊細さ」であり肉に対する「慈しみ」なのだとか。

 ビーフステーキとガーリックライスを重ねた郁魅の「極上の丼」に賞賛を惜しまない審査員。
 対して創真が繰り出したのは、たまねぎで肉をやわらかくしたシャリアピンステーキ丼でした。
 特製のたれと梅肉を入れたごはんに食欲をそそられ、一心不乱に食を進める審査員に一同は呆然とします。

 自分の料理が残されたことに納得のいかない郁魅さん。
 創真の丼を食べた彼女は、父親から強くあることを強いられた過去を思い出し、思わず涙を流します。
 勝負は創真の勝利に終わり、えりなに捨てられた郁魅は(創真にデレて)そのまま丼研に入部することになりました(が、彼は入部しませんでした)。

8話「発想と創造の協奏曲」
 最初の分岐点と呼ばれる「宿泊研修」の季節がやってきました。
 総帥の言う「玉」の選抜が本格的に始まろうとしているのです。
 時期によっては生徒が半数に減ってしまったとのこと。

 寮生全員が生き残ることを胸に地獄の合宿が始まります。
 やって来た研修場所は遠月グループが経営する立派なホテルでした。
 一泊八万円とも言われる高級ホテルに泊まるためには、今日の試練を生き残ることが肝要です。

 五泊六日の課題に勝ち抜かなければ容赦なく退学になるとのこと。
 その審査を担当するのは学園の厳しい競争を勝ち抜いたエリートたちでした。
 遠月リゾートの料理長である堂島さんを初めとし、日本の料理界を牽引する綺羅星のような面々が現われます。

 創真に対して足をぐりぐりしてけんかを売ってくるタクミさん。
 乾シェフの課題は周辺の土地から食材を確保して調理し、彼女を満足する料理を作ることでした。
 タクミは創真との勝負の厳正なる審査をゆだねますが、あっさりと却下されてしまいます。
 
 アイガモを取り出したタクミはイサミ(似ても似つかない弟)とともにあっという間に調理を終えてしまいます。
 イタリアの大衆食堂の現場でもまれて育ったタクミは同じプロとして創真にライバル意識を持っていました。
 彼の作り出したアイガモ料理は乾シェフに「抱かれたい」とまで絶賛される見事な日本料理を作り出します。

9話「山を彩る衣」
 イタリアの実家で料理修行をしていたタクミたち。
 彼らの才能に気づいた父親は「ライバルが必要」と彼らを遠い日本へと留学させます。
 プロの料理人としての自負を持つ彼らにとって同じ境遇にあった創真はまさにライバルにふさわしい人物だったのです。

 タクミとの料理勝負をすることになった創真さん。
 田所さんと手分けして食材を探しつつ、乾先輩の食べる柿の種も使うようです。
 のほほんとしている先輩は在学時代「霧の女帝」の異名を持つ料理人だったとのこと。

 他の面々がことごとく失格する中、15分前に創真は戻ってきます。
 彼が作ろうとしているのは川魚の揚げ物であり、その衣に使ったのは「柿の種」だったのです。
 揚げ物とソースの相乗効果によって至福の表情を浮かべる先輩は創真(と田所さん)に文句なしの合格を与えます。

 料理勝負の決着はつかないままバスでホテルに移動することに。
 寮のメンバーは全員1日目を生存したかと思いきや、その前に大学の屈強な部員に50食の食事を提供しなければならないとのこと。
 早々に50食を達成した創真は、浴場で入浴中のえりなと八合わせてしまいます。

10話「至上のルセット」
 浴場の前でえりなと鉢合わせる創真さん。
 実はトランプに目を輝かせていたえりなさん可愛いです。
 一方、入浴した創真は、肉体美を披露する堂島さんと意気投合してしまいます。

 実は創真より早くに50食を堪能したえりなさん。
 堂島さん曰く、彼女は幼少期に塩の産地を言い当てるなどの逸話に事欠かない、まさに最高傑作のバケモノなのだとか。
 「大いに腕を磨け」と創真を激励する堂島さんは「ゆきひら」の名になにか思いあたりがあるようです。

 丸井君の部屋に集まり、寮生たちはいつもどおりの宴会を開始します。
 もっと上手になりたいと意気込む田所さん。
 しかし、そんな彼女は2日目において四宮先輩の求める料理を作ることが出来ず「クビ」を言い渡されます。

 四宮先輩はチームを解散させ、情報交換と助言を禁止し、全員が敵だと周囲を煽ります。
 先を争って食材を奪い合う情景に唖然とする田所さんですが、状態の悪いカリフラワーしか残っていませんでした。
 彼女はカリフラワーの色を保つ為に創意工夫を行いますが、彼のルセット(レシピ)に反した料理を作って「クビ」を言い渡します。

 田所さんに対する裁定に異議を唱える創真さん。
 四宮先輩は状態の悪いカリフラワーをわざと混ぜたとのこと。
 創真は、彼女との退学をかけて四宮先輩に「食戟」を挑みます。 
 
11話「東から来た魔術師」
 創真は、田所さんの退学を取り消させる為に四宮先輩に「食戟」を挑みます。
 なお、四宮先輩は在学時は「十傑」の第一席であったという強者でした。
 堂島さんの一声で四宮先輩は「食戟」を受けることになりましたが、負ければ創真もまた学園を去るとのこと。

 別館の厨房で創真と田所さんの退学をかけた戦いが始まります。
 堂島さんは余った野菜類を使って料理をすること、そして田所さんがメインで作ることを条件とします。
 シェフの重責に震えが止まらない田所さんですが、創真の「合掌」によって冷静さを取り戻します。

 「料理は皿の上に全部を乗っけることだ」と創真さん。
 自分らしい料理を作ればいいというその声に、彼女は母親のことを思い出します。
 田所さんを適切にサポートする創真の腕前には、卒業生たちも驚きを隠せません。

 四宮先輩のシュー・ファルシ(フランスの郷土料理)は、魔法にかかったかのような極上の料理になりました。
 彼は卒業後単身フランスに渡った彼は野菜中心の料理が本場の食通をも唸らせ「野菜料理の魔術師」の異名を与えられた人でした。
 その極上の味を受けて、堂島さんたちは思わず魔法少女に変身してしまいます。

12話「ひと皿の記憶」
 四宮先輩の料理に対し、田所さん達が取り出したのは七種類の野菜を使ったテリーヌでした。
 母親から教わったドライトマトを使ったアクセントは、保存食特有の熟成によるうまみが詰まっていたのです。
 失敗ばかりだった自分の料理を卒業生の皆さんが絶賛するその姿に思わず涙を浮かべる田所さんなのでした。

 もっと一緒に料理をしたいという田所さんの願いの中、出された判定は圧倒的な敗北でした。
 一方で、堂島さんは田所さんに一票を投じるとともに「停滞している」彼の現状を見抜いていました。

 卒業後、希望に胸を輝かせてフランスに渡った四宮先輩。
 6年の歳月を経て「パリ8区」に自分の店を開きましたが、スタッフにルセットを改変されて店の経営が傾いてしまいます。
 追い込まれた先輩は、スタッフすら敵と考える「暴君」となり、日本人初の勲章を得るまでになったのです。

 田所さんの料理を食べた四宮先輩はその優しさに「母の愛」を感じます。
 消化を促進するオールスパイスには、田所さんの優しさが詰まっていました。
 四宮先輩と乾先輩の投票によって田所さん(と創真)の退学は取り消しとなりました。

13話「夜明け前の卵たち」
 一色先輩の悪夢をよそに、合宿は3日目に突入します。
 田所さんが自信を持ったようで何よりです。
 一方、えりなにライバル意識を燃やす銀髪の女子生徒(アリス)の姿がありました。

 堂島さんから呼び出された一同は、明日の課題についての説明を受けます。
 「卵」を題材として朝食のビュッフェで出される新メニューを準備すべきとのこと。
 疲れきった生徒たちはその体を押して必死に試作を続けることになりすが、えりなは早々に退散してしまいます。

 試作を続ける創真の前に現れたアリスと付き人のリョウ。
 その翌朝、会場のあまりの大きさに呆然とする創真さん。
 同じ会場には田所さんやタクミ、えりなたちの姿がありました。

 予想外の食感をだす「スフレオムレツ」に決定した創真に不敵な笑みを浮かべるえりなさん。
 課題では極上の素材を作り出す生産者とそのご家族、サービス部門の面々に200食を食べてもらうことが求められます。
 タクミ、田所さん、郁魅がそれぞれ自慢の料理で客を集める中、アリスは郁魅にちょっかいをかけ、えりなは圧倒的な実力を見せ付けます。

14話「メタモルフォーゼ」
 隣のえりなに客を取られてスフレオムレツを残された創真さん。
 一方、アリスはその予想外の味で多くの客を集めます。
 他のメンバーが次々と200食を達成する中、時間は着々とせまってきます。

 追い詰められた創真ですが、父親の言葉から状況を整理します。
 出来立てのふわふわのオムレツに客が集まり、調理風景を実演することで観客を魅了します。
 ぎりぎりながらも200食を達成した創真のその状況に講師陣も評価を惜しみません。

 アリスはえりなのいとこであり、5歳まで一緒に暮らしていたとのこと。
 えりなに対抗意識を燃やす彼女は分子ガストロノミーを得意とし、創真の失敗をあざ笑います。
 そんな彼女に対して「失敗も経験」と語る創真さん。
 そして、合宿を終えた一同に、卒業生たちの極上の料理が振舞われます。
 
15話「「修羅」と呼ばれた男」
 合宿を生き残った創真たちは先輩方の品定めを受けます。
 なんでも、合宿には卒業後の就職先を決めるという一面もあるのだとか。
 三ツ星を取るという新たな目的を得た四宮先輩のすがすがしい表情はもう別人でした。

 合宿を去る創真の後姿に、かつての戦友の姿を重ねる堂島さん。
 忘れ物をした彼はバスにおいていかれてしまい、えりなの車に乗せてもらうことになりました。
 えりなによると、合宿は選び抜かれた1年生の集う「秋の選抜」の選考をも兼ねているとのこと。

 極星寮を尋ねて来たのは創真の父である城一郎でした。
 さすがの創真も、お父さんは遠月OBで寮の出身で十傑第二席(ちなみに第一席は堂島さん)という事実に動揺します。
 お父さんのワールドワイドな料理を食べた女性陣はその味のあまり「アラビアン」な姿になってしまいました。

 十傑第一席の堂島さんと第二席の城一郎は連戦連勝を重ねてきたとのこと。
 現在の極星寮の充実した施設は、彼らの勝利によるものなのだとか。
 しかし、城一郎は「いろいろあって」学園を卒業していないのですが。

 かつて父が暮らした部屋で、彼のことを思い返す創真さん。
 総長に呼び出された創真は父親との料理勝負を強いられることとなったのです。

16話「万里を駆ける料理人」
 息子の成長を見ようと、料理勝負を仕掛ける「修羅」の城一郎さん。
 その勝負の審査には、ふみ緒さんと一色先輩、そしてたまたま起きてきた田所さんが勤めることになりました。
 厨房にある食材を使って、元気の出る食材を作る2人の姿に田所さんは唖然とします。

 元十傑に果敢に挑む姿に創真の原点を見た一色先輩。
 創真が作り出したりんごのリゾットを食べて田所さんは思わず白雪姫になってしまいます。
 対する城一郎の出したのは濃厚なラーメンでしたが、その奥行きのある味に審査員の箸が止まりません。

 息子を完敗させたお父さんは誰にも負けるなと残して去っていきます。
 何度負けても立ち上がる創真の姿に、ますます努力することを誓う田所さんでした。
 一方、車で移動するえりなは憧れの人の気配を感じて車を止めます。

17話「官能の唐揚げ」
 久しぶりに自宅に戻った創真の前に、付近の住民達が集まります。
 皆さんのリクエストに答える形で店を開いた創真ですが、商店街の人通りが少ないことが気になります。
 なんでも、駅の商業施設にテナントとして入った唐揚げ屋のせいで、商店街に客がまったく来なくなってしまったとのこと。

 創真は、新メニューを考察して商店街を守ることを決意します。
 幼馴染の真由美と肉に詳しい郁魅を引き連れて唐揚げ屋を視察へと向かいます。
 大手の「もず屋」は関西では有名な唐揚げ専門店であり、関東進出にはある男が裏で糸を引いていたようです。

 試作を繰り返すもお客を奪い返す妙策が浮かびません。
 郁魅はA5牛を使うことを思いついたものの予算的に不可能でした。
 部活帰りの学生と真由美の「商店街らしさ」という言葉から、創真は勝利への妙策を思いついたようですが……

18話「青春の唐揚げ」
 唐揚げが一番おいしいのは揚げたてのおいしさであると創真さん。
 お持ち帰り中心の「もず屋」に対して同じ土俵に立つ必要はないと続けます。
 付近の学生に、出来立ての唐揚げを提供することで勝負に出ることとなりました。

 もず屋が女性人気の高いムネ肉を使うのに対し、創真たちは子供人気の高いモモ肉を使うことになりました。
 商店会長の「おにぎり唐揚げ」で着想を得た創真は勝負を仕掛け、その結果、もず屋の売り上げが20パーセント以上下がってしまいます。
 店主自ら商店街に乗り込むと、出来立ての唐揚げの匂いに多くの人がひきつけられるのを目の当たりにし、唐揚げを食べた店主は「青春の味」に愕然とします。
 
 連休を終えて学園に戻った創真を取り囲む男子生徒の皆さん。
 十傑の一人「叡山」はもず屋の関東進出をプロデュースした男でした。
 彼は創真が「秋の選抜」に選ばれたことを告げると共に自分のプランに傷をつけたことに憤りを見せるのでした。
 
19話「選ばれし者」
 創真の「秋の選抜」参戦に異議を唱えるえりなに対し、反論を抑えた一色先輩や叡山先輩。
 導き出された結論は、創真ら極星寮メンバーを初めとした有名な面々でした。
 ここに選ばれた60名は半分ずつに分かれて予選を行う一方、十傑のえりなは参戦しないとのことです。

 アリス曰く、秋の選抜本選出場が十傑入りの条件とのこと。
 彼らに事務局から届けられた課題は「カレー料理」でした。
 創真は父・城一郎の言葉からかつての極星寮OBでカレーばかり作っていた「汐見」という人物のを存在を知ります。

 汐見さんは今は遠月の先生で、城一郎の実験材料にされた恨みがあるようです。
 先生の助手である「葉山アキラ」は創真や田所さんと同じ高等部生徒でした。
 彼の作るさまざまなカレーとスパイスに思わず貫かれてしまいます。

 「料理を制する者は、香りを制する者」
 自らが遠月を制すると豪語するアキラに対し、宣戦布告する創真さん。
 強力なライバルの出現を前に、彼がどう戦うのか、わたし、気になります!

20話「龍は臥し、空へ昇る」
 夏休み期間にひたすらに「カレー」と向き合う選抜出場者の皆さん。
 創真はスパイス以外にも重要があるのではないかと思案に暮れます。
 実家に戻った田所さんは、自分に出来ることは何かを考えるのでした。

 創真はすっかりやせ細ったイサミの姿に驚きを隠せません。
 総帥によると選抜本選は十傑同志での戦いで使われる「月天の間」で行われることが伝えられます。
 各ブロック30名を4名にしぼる予選には審査員も早々たる面々が揃います。
 
 寮の皆さんやライバルがそれぞれが創意工夫を見せ付け、騒然とする試合会場。
 そんな中、創真はなんと眠っていたというのですから驚きです。

21話「未知なる既知」
 創真が鍋のふたを開くとすさまじい香りが周囲に充満します。
 一方で「地味」だと罵倒されながらも田所さんは地道に作業を進めます。
 対して中華料理店の娘である北条さんやタクミ、イサミも超絶技巧を見せ付けます。

 「勇気だけ、貸してください」
 積極果敢にあんこうのつるし切りを強行する田所さんに会場が騒然とします。
 その技術は、彼女が実家のためになきながらも必死に会得したものだったのです。

 田所さんの属するBグループでは審査が行われることになりました。
 美食を喰らい尽くした審査員の厳しい採点が続きます。
 さらに、ナオの「くさや」汁を使ったカレーに会場は阿鼻叫喚の叫び声を揚げてしまいます。

 「鍋の前の魔女」の異名を持つナオさん。
 審査員はすっかり彼女のくさやカレーの虜になってしまいます。
 出された得点はまさかの84点で圧倒的な暫定1位です。

 えりなのストーカーであるナオは、彼女の秘書である緋沙子を目の敵にしていました。
 しかし、緋沙子の薬膳カレーを食べた審査員は思わず筋肉隆々となってしまいます。
 84点を上回る92点を出したその料理を食べたナオは、すっかり白くなってしまいました。

22話「日常を越えるもの」
 出場枠4つを争うBグループの審査が続きます。
 北条さんのカレーチャーハンの得点は87点でナオを上回り暫定2位へ。
 続く寮生の吉野さんはジビエカレーで86をたたき出して本選争いに絡みます。

 さらにBグループではアルディーニ兄弟が登場します。
 弟のイサミはトマトカレーパンによって87点を出し、ナオの脱落が決まります。
 続けて登場した兄のタクミは東海地方のたまり醤油とパルメザンチーズを使ったカレーパスタで2例目の90点台をたたき出します。

 えりなのいとこであるアリスはカレーとは思えない料理を出してきました。
 美食家たちですらおいしさを語れない一皿に周囲は騒然とします。
 結果、95点の最高点をたたき出し、秘書子こと緋沙子をも上回ります。

 全員が出揃ったと思いきや、田所さんがまだ残っていました。
 地元東北のあんこうや野菜を生かした優しい味の「どぶ汁」カレーの暖かさが素敵です。
 かつては落第寸前であった田所さんですが、今は88点の得点をたたき出し、ぎりぎり本選への出場を決めたのでした。
 
23話「華開く個の競演」
 容赦なく0点を突きつけるAグループの審査が続きます。
 アリスが北欧で「拾ってきた」というリョウのイセエビカレーには審査員は絶賛します。
 93点と圧倒的な実力を見せ付ける彼は、物心ついたころから「食の戦場」へと放り込まれていたとのこと。

 郁魅の東坡肉(トンボーロー=豚の角煮)カレーが続きます。
 ミートマスターを超えたミーとジェネラルは86点の高得点をたたき出します。
 創真にデレて赤面する郁魅さんが可愛らしいです。

 寮生の一人である涼子は納豆カレーを出してきました。
 しょうゆこうじを初めとした発酵食品を生かしたカレーに審査員は絶賛します。
 涼子は86点を出し、郁魅と同率2位で並びます。

 同じく寮生の丸井氏はカレーうどんを出してきました。
 100年前のビシソワーズから着想を得た料理は、審査員をとりこにしてなんと88点をたたき出し単独2位へ。
 さらに、伊武崎さんは燻製カレーで藻塩の燻製で味を調和させて同じ88点をたたき出します。
 
24話(最終話)「戦士たちの宴」
 Bグループからの本選出場者はアリス、緋沙子、タクミ、田所さんの4人に決定します。
 一方Aグループでは、葉山アキラのパイ包みから放出された「香りの爆弾」に会場が騒然とします。
 料理に使ってある神秘の良薬「ホーリーバジル」は汐見ゼミで日常的に栽培されているとのこと。

 「俺は潤のために戦う」
 高額のスカウトを蹴り、自分の信念を貫くアキラさん。
 彼は94点の高得点(うち2名満点)であっという間に一位に躍り出てしまいます。

 最後に残った創真はオムレツによる「香りの爆弾」を発動させます。
 カレーリゾットオムライスは期待値の上では決してリョウに負けてはいません。
 その強烈な味は審査員に強烈なパンチを与えます。

 自家製ブレンドのマンゴーチャツネは「型破り」な調理法でした。
 合宿で失敗したオムレツと父親に敗北した「失敗」を生かした見事な料理です。
 リアクションで2人が殴り合っているのは気にしてはいけません。

 創真は93点をたたき出してリョウと同率2位に食い込みます。
 得点では敗北したものの、一方で3人はリョウよりも上の得点を出しており「食戟」ルールでは結果は異なっていたようです。
 生徒達のレベルの高い戦いに、総帥も笑いが止まりません。

 極星寮では本選に向けて宴会が行われていました。
 それぞれのメンバーが思いを胸に本選へと駒を進めます。
 えりなが創真を意識する一方、創真は田所さんといちゃいちゃしつつも、もっといろんな世界を知りたいと意気込むのでした。
 
【完走した感想】
 主人公が立ちはだかる相手を次々と料理で圧倒していくさまは見ていて爽快でした。
 なお、この手のアニメにありがちな「飯テロ」については、この時期だと食欲増進にいいのではないかと思えてきます。

 流石は主人公というべきか、創真さんの実力は1話から遺憾なく発揮されます。
 妨害にもめげずに地上げ屋さんをあっさりと撃退したところは気持ちよかったです。
 その後お父さんがいきなり失踪して、料理学校に入る展開は当時驚きました。

 2話ではライバル的存在のえりなさんが審査員として登場します。
 また、3話ではもう一人の主人公の田所さんがパートナーとして登場します。
 お料理で相手をうならせるパターンもいいですが、入学早々にけんかを売るスタイルが彼のキャラクターを表しているように思えます。

 入学した創真さんは「極星寮」に入り、個性的な住民たちと交流します。
 裸エプロンの一色先輩が十傑の一人というのはなかなかのサプライズでした。
 寮母のおばあさんの寮生を見守る優しさ(と彼女の若いときの美人な姿)もポイントが高いです。

 入寮のお話で一式先輩に伊武崎さんが「スペシャリテ」という用語を出してきます。
 リアルタイムで視聴していた当時は全く気に留めていませんでしたが、実はこの用語が(2期以降)かなり重要だったりします。
 入学式で「秋の選抜」で戦う葉山さんを含めてメインキャラがチラリと出ていたこともそうですが、こんなさりげないところに伏線を張っていたのは素晴らしいと思います。

 5話で一式先輩から「食戟」の説明が出てきてタイトルが回収されます。
 続いて6話では創真さんが実際に「食戟」をする運びとなりましたが、郁魅さんがどことなく「はじめてのギャル」の黒ギャルさんと重なります。
 高級食材に一般的なメニューで対抗するところも、そして勝負の後デレる郁魅さんのキャラクターも面白いです。

 次々と研究会をつぶすこの時点のえりなさんは「ライバル」というよりも「悪役」に見えるのは私だけでしょうか。
 合宿以降は少しずつ緋沙子さんやアリスさんとの絡みが面白くなってきて、2期では少女マンガを読むという意外な一面も見せてくれたりします。

 丼物研究会を守った創真さんたちは次の試練である「合宿」へと向かいます。
 合宿1日目で創真さんが出会ったのは、イタリア人料理人のタクミさんでした。
 同じような料理屋の息子である彼の並々ならぬライバル心を見ていると、いい友達になれるような気がするのはわたしだけでしょうか。
 余談ですが、花江さんのお声からは「双星の陰陽師」のろくろさんと「政宗くんのリベンジ」の政宗さんを真っ先に連想する私がいます。

 2日目には四宮先輩によって田所さんがまたピンチになります。
 創真さんと再びタッグを組んで料理をすることになり、ここでも彼女のヒロイン力が発揮されていたように思えます。
 一方で堂島さんは魔法少女に変身するなど、担当声優の子安さんの怪演もあってかなり強烈なキャラで印象に残ります。
 なお、四宮先輩は2期で意外な形で再登場しますが、その時には合宿の時とは別人のようにやさしくなっていました。

 田所さんが見せ場を作った後、創真さんたちは朝のメニューを作ることになりました。
 えりなさんは十傑にふさわしい圧倒的な力を見せ、いとこのアリスさんも用語がよくわからないながらもすごい人だと思います。
 思いがけない形で追い込まれた創真さんですが、見事に巻き返したのはさすが主人公だと思わざるを得ません。

 合宿から戻ったら、お父さんの城一郎さんが再登場し、実は元十傑の一人で、堂島さんと同期だったのだとわかります。
 創真さんの力の源がお父さんに鍛えられたからこそだと思う一方で、定食屋の庶民的な味を売りにしてきた彼がいわゆる「サラブレッド」だと思うと若干複雑な心境を覚えるのは私だけでしょうか。
 一方、若き日の城一郎さんを慕っているえりなさんは、今までの厳しい表情とは打って変わって、乙女でかわいらしい一面を見せてくれました。

 地元商店街を救うお話を挟んだ後、いよいよ「秋の選抜」の予選が開かれます。
 葉山アキラさんはその褐色のお肌と中の人(諏訪部さん)からアーチャーさんと「すまないさん」ことジークフリートさんを思い出したのは私だけだと思いたいです。
 なお、Fate的つながりでは、創真さんのお父さんは切嗣さんで、アリスさんのお母さん(2期に登場)はアイリさんですが、ただの偶然だと思います。

 秋の選抜予選ではさまざまな料理人が登場します。
 中でもくさやカレーを作った貞塚さんのインパクトが抜群でした。
 とはいえ、新キャラはこの時点ではアキラさんしか本選に残りませんが。
 (2期でもう一人新キャラが登場します)

 予選のお話は、既存キャラの実力が示される点でも重要でした。
 えりなさんの秘書である緋沙子さんや半分ギャグキャラになりそうだったタクミさんやイサミさん、アリスさんや付き人のリョウさん等……それぞれの個性がよく出ていてよかったです。
 中でも、序盤で退学になりそうだった田所さんが、最終的に予選を突破したところは思わず泣いてしまいました。
 
 アニメ1期は創真さんの敗北と「秋の選抜」予選突破で第一部は終了します。
 予選突破という中途半端な終わり方ではありますが、そのあとしっかり2期で「秋の選抜」(と四宮先輩がいい人になって再登場する職場実習)は最後まで放送されたのでよかったと思います。

 2クールは若干長いものの、1期を8月中に見ることができてよかったです。
 次に見るアニメは決まっていませんが、来月には「血界戦線」は見ておこうと思います。


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