【アニメ感想】「サクラクエスト」放送記念ということで、同じお仕事シリーズの「SHIROBAKO」を振り返ります!(前編)

 お仕事シリーズ三部作の3作目「サクラクエスト」放送を期に、同じお仕事シリーズの2作目「SHIROBAKO」を見ていきます。
 なお、1作目に当たる「花咲くいろは(以下、花いろ)」は昨年の今頃見直したことを申しそえます。

 ※参考「花咲くいろは」まとめ
  1~6話7~10話11~13話14~15話
  16~17話18~20話21~23話24~26話
  劇場版を見て思ったこと

 単純に各作品について書かせていただきますと、
 花いろ:東京育ちの主人公が祖母の旅館の仲居さんとして働く
 SHIROBAKO:アニメ好きの主人公が上京してアニメ製作会社に入社
 サクラ:就職に失敗した主人公が国王として田舎の町おこし
 といった感じです。

 3部作に共通することは、主人公の女の子が仕事を通じてやりがいや夢に迫っていくこと、そしてその中には都会(東京)と地方(田舎)が対照的に描かれていることでしょうか。
 しかし、他2作が主人公が東京から田舎にやってくるのに対して、SHIROBAKOは田舎から夢を叶えるため東京に出てくるという流れが異なります。

 SHIROBAKOでもう一つ注目したいのは、題材がアニメ製作の現場、つまりアニメを通じてアニメを描くということなのです。
 アニメ関係で志望者が多い声優さんについては、他に「ガーリッシュナンバー」(「俺ガイル」作者さんによる新人女性声優のお話)といった風にほかの作品もあるのですが、アニメの製作現場そのものについてみることが出来る作品は恐らく他にはないように見受けられます。。

 前半後半を1本にまとめようと思いましたが、あまりにも長いので前半と後半を区切らせていただき、この記事では前半部分(12話まで)を一端まとめようと思います。

【前半部(1~12話)まとめ】
1話「明日に向かって、えくそだすっ!」
 高校のアニメ同好会で自主制作アニメを作った5人は、いずれ自分達でふたたびアニメを製作することを誓い、その1人の宮森さんはアニメ政策会社に就職します。
 カーチェイスの末に瀬川さんから原画を回収した宮森さんは、会社で「えくそだす」の1話を鑑賞しますが評判は上場とのこと。
 しかし、太郎(先輩社員)の土下座とともに、3話の原画が完成していないことが判明し、ふたたび瀬川さんの下へ。
 宮森さんの嘆願で4話の進行を止めることとひきかえに原画をあげてくれることになりましたが、その尻拭いは自分達がするのだとダメ出しされてしまいます。
 次の日、ぎりぎりの時間ながらも原画を回収した宮森さんは、その足でスタッフをダビング現場へと連れて行くことで事なきを得ます。

2話「あるぴんはいます!」
 作画監督の瀬川さんが倒れ、4話の原画がピンチになってしまいます。
 一方、8話のアフレコが行われますが、キャラクター「あるぴん」の位置づけについて(監督の脳内設定によって)現場で温度差が生じることに。
 監督から作画をリテイクすべきと指示がなされ、その際、宮森さんから、あるぴんのキャラクターについて再確認すべきと提案します。
 宮森さんの「ドーナツ派」かどうかという好物の話から広がる設定。
 そして、あるぴんたちが降臨し、改めてリテイクすることが決定されるのでした。

3話「総集編はもういやだ」
 突然の4話リテイクや9話の作画回収にてんてこ舞いの宮森さん。
 次々と回収した原画は、ゴスロリの小笠原さんを初めとする先輩方にチェックしてもらいます。
 しかし、サーバーにつながらないトラブルが起こって小諸からの仕上げデータが届かないというトラブルが起こります。
 「万策尽きた」と思われましたが、先方の社長がデータを直接持ってくることとなり、経理の興津さんを含めてチームプレイによって、4話は見事世に出ることとなりました。

4話「私ゃ失敗こいちまってさ」
 宮森さんの高校時代の仲間、新人声優のずかちゃんは初めてのオーディションに挑みますが緊張でうまくいきません。
 一方、帰宅した宮森さんに実家の両親から「えくそだす」(のスタッフロール)を見たと連絡が入ります。

 後半では高校の同好会仲間と会いますが、映画に対するコメントが職業病です。
 色々巡礼した後、ずかちゃんのバイト先の居酒屋でお酒を飲みます。
 「私ゃ失敗こいちまってさ」と笑うずかちゃんをはげます宮森さん。
 あの太郎から電話が入りますがスルーし、それぞれの将来を語り合う一同。

 しかし、次の日には現場は監督の絵コンテが上がらず、遠藤さんが作画監督を降りると言い出していました。

5話「人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!」
 宮森さんが出社すると、遠藤さんが8話の作画監督を降りると出て行ってしまい、一方、最終回の絵コンテが上がらないことが問題になります。
 とりあえず後者については、監督を監禁して仕事させることになりました。
 作画監督の一件については、ある1シーンについて3Dにするかどうかで(主に太郎の言い方のせいで)プライドを傷つけられて出て行った模様です。
 
 監禁された監督は、かつては「裸の催眠術師」で名をはせた人とのこと。
 長年現場から干された監督は、コンテ1枚につきから揚げ1つで作業を進めます。
 一方、現場を放棄した遠藤さんは酔っ払って愚痴をこぼしますが、先輩の北野さんには3Dと共存すべき、人のせいにするならやめてしまえと言われてしまいます。
 そして、太郎が一切上司に報告しないまま、9話の原画が手書き作画前提で完成したと連絡が入ってしまいます。

6話「イデポン宮森 発動篇」
 爆発カットの問題を上司に説明する宮森さん。
 相談しようにも監督は絵コンテを放置してアフレコ現場に逃走し、また太郎は遠藤さんを呼び戻しに向かいますが門前払いとなってしまいます。
 先輩社員の矢野さん曰く、3D作画が増えていくことは避けられない中、それでもうまくて情熱のある人も手書きで生き残るのではないかとのこと。

 監督はエンジンが入り、ふたたび絵コンテを書くため檻の中へ。
 一方、オーディションに落ちたずかちゃんは先生の芝居を見て初心を思い出します。
 瀬川さんにイデポン展のチケットを渡そうとする宮森さんですが、イデポンは遠藤さんがアニメを志した原点と聞き、チケットをもって行きます。
 翌日、遠藤さんが同展覧会に行くと、そこには3D担当の下柳さんも見に来ていて、同じ趣味で盛り上がって初心に戻ります。
 会社に戻った遠藤さんは作画を完了させることに成功し、互いに和解することに成功した模様です。

7話「ネコでリテイク」
 早々からやってくると電話をかけてきた姉を後輩に任せ、出社する宮森さん。
 先輩社員の落合さんが大手への移籍により退職し、最終回を任されることとなりましたが、まだBパートの絵コンテが出来ていないとのこと。
 一方、ネコさんの作画に苦戦する絵麻に、ベテランの杉江さんは若いうちに手の早さを身につけるようにとアドバイスします。

 有給を取得して東京にやって来たお姉さんは宮森さんのアパートへ。
 絵麻の状況に、真面目さにはいいことと悪いことがあると告げます。

 次の日、書き急いだ絵麻のカットは全てリテイク(やり直し)となってしまい、瀬川さんにダメ出しされてしまいます。
 ますます自分を追い込んでしまう絵麻をよそに、お姉さんは買い物を楽しむのでした。

8話「責めてるんじゃないからね」
 東京で大いに羽を伸ばすお姉さんをよそに、ネコの原画に悩む絵麻さん。
 瀬川さんはそんな彼女を案じて「乗り切ってくれたらいい」と一言。
 また、同じく絵麻心配する杉江さんの計らいで先輩社員の井口さんが彼女に声をかけ、気分転換を促します。

 絵麻を伴い、森へとやって来た井口さん。
 リアルのネコさんを見つつ、自分自身人の原画を真似して四苦八苦したことを伝えられ、絵麻はやる気を取り戻します。
 一方、残りメンバーは改めて5人でアニメを作ることを決意し、東京観光を楽しんだお姉さんは田舎へと帰っていきます。

9話「何を伝えたかったんだと思う?」
 相変わらず最終回Bパートの絵コンテが出来上がっていない木下監督。
 一方、入社して半年間車のCGばかりを作らされる藤堂さんは内心複雑な心境です。
 また、ずかちゃんにはその他大勢(ガヤ)の仕事が入り、会社の上層部は「第三飛行少女隊」のアニメ化について、出版社と交渉を始めます。
 
 藤堂さんの会社では、ふたたび車のCGの仕事が入ることに。
 他のCGをやりたいという彼女に、社長は社員全員に給料を払うのは大変だと反論し、具体的な自分を思い描くようにと告げます。

 最終回の展開に納得がいかない監督は、ラストを変えたいと考えるように。
 打ち合わせの中で「人を信じることの大切さ」を伝えたいことに至った監督。
 なだれのように馬が走るというラストシーンの情景が思い浮かぶのでした。

10話「あと一杯だけね」
 イメージの浮かんだ監督は、いよいよ最終回Bパートの絵コンテにかかります。
 仕事のことで悩む藤堂さんをよそに、宮森さんは音響さんに届け物をし、現場の「音」へのこだわりを実感します。

 5人で集まったメンバーの話題は、藤堂さんが会社を辞めるか辞めないかという話でした。
 宮森さんは監督の絵コンテの話から、目標があるのなら何をすべきか考えるべきとアドバイスします。
 そして、夢を与えるアニメを作るという目標のため、会社を辞めることを社長に告げるのでした。

 すさまじいスピードで最終回の絵コンテを完成させた監督。
 本田さんがケーキ屋さんになるといって退職することを告げる一方で、無事アフレコまで終了します。
 打ち上げで盛り上がる監督を会社に連行し、いよいよ最後の追い込みへと入ります。

11話「原画売りの少女」
 最終回の原画をどうするか会議が行われ、そんな中で絵麻は重要シーンを任されることとなりました。
 宮森さんは残る原画を他社を頼るも、時期が時期だけにことごとく断られてますが、その際には面接で落ちた会社の社長とばったり出会う一幕も。

 後半では、宮森さんが新入社員の面接に参加することに。
 自分の若さゆえの過ちを思い出しつつ、原画の仕事を求めて町をさまよいます。
 一方、父親が入院した矢野さんは太郎の運転で実家へと戻っていくこととなり、まさに万策尽きる寸前の状態に。
 宮森さんは超大物アニメイターの菅野さんに助けを求めることとなりました。

12話「えくそだす・クリスマス」
 大物の菅野さんに原画をお願いする宮森さん。
 馬のシーンに興味を持ちつつも菅野さんには断られたものの、「アンデスチャッキー」のオープニングを書ききったという杉江さんは天才だと一言。
 社内会議で杉江さんにお願いすることが決定され、本人も了承しつつも作戦が必要とのこと。

 次の日、杉江さんが陣頭指揮を取り作戦会議が行われます。
 原画班一丸となり残り16カットを作り上げる光景は、若手にも大いに刺激を与え、杉江さんもまたやる気を取り戻します。
 そして、ぎりぎりの状態で納品を終え、スタッフ一同でその「しろばこ」を拝見するのでした。

【前半部の感想等】
 とりあえず前半部分をまとめさせていただきました。
 これの前に見ていた「夏目友人帳」の時間の流れがゆっくり過ぎたからか、こちらのお話のめまぐるしさに見ているだけで目が回ってきてしまいました。

 毎回ばたばたした状態の中、何とか最後まで完成したのはよかったと思います。
 一方で、私達が見ているアニメが、現場のこのような攻防を経て、ぎりぎりの状態で作られているのだと思うと、現場の方のご苦労をしのぶとともに、感謝の気持ちが芽生えてきます。

 印象的なお話としては、まず、新人声優のずかちゃんがオーディションを受ける場面でしょうか。
 主役をいくつも持っているような人も普通にオーディションを受けてくるというところで、業界の競争率の激しさを垣間見ますし、実際知名度のある人がこうやって多くの役を獲得しているという事情が見えてくるような気がします。
 また、このアニメ自体も、サブキャラのキャストを見ると何本も主役を演じたような人がずらりと並んでいますし。

 次に、3Dか手書きかというところで、遠藤さんが8話の作画監督を降りるといったところです。
 最近は3Dが主流になる中で、それでも手書きが残っているのは、このような高い技術を持った人が支えているのだなというのがわかります。

 絵麻さんが早く書くように言われて、その結果自分を追い込んでいくところは見ていてつらかったです。
 それだけに、その後の井口さんとのやり取りで立ち直るシーンはすごくよかったです。

 あと、最後の方で杉江さんが馬の原画を書くところがよかったです。
 今まであまり絡んでこなかった人が実はすごい人で、やる気を出し、それが若手にも刺激を与えて、さらに杉江さんも若手に技術を伝承しようとする流れがいいなと思います。

 次の記事では、13話~24話までのお話についてまとめて行きたいと思います。
 まだまだの文章ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
 

※ランキング参加中です!
 よろしければ、クリックお願いします!
ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントの投稿

非公開コメント

ごあいさつ

愛されたい猫

Author:愛されたい猫
 ご訪問ありがとうございます。
 趣味はアニメ・ゲーム、ぬいぐるみ集め、懸賞応募です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
 ゲームはドラクエ、FFを中心に、最近ではポケモンもプレイ中です。
 不束者ですが、できるだけ毎日更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

相互希望です。フォローしていただけるとうれしいです。
ランキング参加中です。1日1クリックいただけると喜びます。

FC2Blog Ranking

よろしければ、こちらの方もクリックお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
お客さま
RSSリンクの表示
リンク
検索フォーム