【アニメ感想】響け!ユーフォニアム2(13話=最終回)「はるさきエピローグ」

 響け!ユーフォニアム2の最終回を見てまとめようと思います。
 三年生が引退した喪失感が、胸にぽっかりと穴を開けたような、そんな気がします。
 なお、新しい部長は想定どおりの優子先輩でした。

 久美子さんはあすか先輩にお姉さんを重ねていたのだなと思うと同時に、初めは考えていることもよくわからなかった先輩にここまで思い入れをすることになるとは全く想像してなかったです。
 私も、彼女と同様に、2期で深く掘り下げられたあすか先輩のことが大好きになりました。

 音楽的な意味でも、お話的な意味で、すごく綺麗に終わった最終回だと思います。
 まさに「京アニの本気」を見せ付けるような、そんな作品でした。
 余りにもきれいに終わっただけに、続編はないのかもしれませんが、できることなら優子先輩改め優子部長率いる北宇治高校吹奏楽部で、再び全国の舞台に立つ姿を見たいと思ってしまいます。

1 前回のあらすじ ※詳細はこちら(前回感想)
 いよいよ全国大会本番を迎えた北宇治高校吹奏楽部の皆さん。
 「悔いのない演奏を」と生徒に語る滝先生。
 部長は「金を取って帰ろう」、副部長のあすか先輩は「笑って終われるようにしよう」」と続き、いよいよ本番へ。
 指揮者への表彰式で、滝先生に「好きです!」と告白する麗奈さん。

 演奏はあっという間に(カットで)終わり、結果は「銅賞」。
 死んだ魚の目になっている部員一同を前にして、優子先輩は「来年こそは金を取る」と意気込みを見せます。
 一方で、お父さんが自分の演奏を聞いていたこと、自分を忘れないでいてくれたことを知って喜ぶあすか先輩が素敵です。

 引退に際して大粒の涙を流す部長。
 続いて、悔しさを口にして後輩に全国金賞を取るように命じるあすか先輩。
 そんな中、久美子は会場を後にする姉・麻美子を見て追いかけてゆくことに。

 「お姉ちゃんがいたから、吹奏楽が好きになれた!」
 今まで口に出来なかった思いを姉に伝える久美子さん。
 それに対して、姉は「大好きだよ!」とひと言返すのでした。

2 「はるさきエピローグ」
 全国大会を終えて三年生が引退し、新たな部長の下で再び始動した北宇治高校吹奏楽部。
 部長はデカリボンこと優子先輩で、副部長はあすか先輩の指名により夏紀先輩が選ばれました。

 3年生の抜けた穴は大きいこと、今の北宇治の音は「薄い」と痛感する優子部長。
 毎年メンバーが入れ替わる、学校を指導する難しさを実感する滝先生に、「毎年新しく始めるのがよいのではないか」と語る副顧問の松本先生。

 これでいいのかなともやもやした久美子は、秀一と話しているとあすか先輩(と葵ちゃん)とばったり出会うことに。
 あっさりと去ってゆく先輩にどこか寂しさを感じる久美子さん。

 帰宅後、姉からの手紙を見て、姉と先輩の姿が重なります。
 あすか先輩の演奏していた曲を吹いている久美子に、みぞれ先輩が「あすか先輩かと思った」とひと言。

 月日は流れ、三年生の卒業を祝うパーティーが開かれます。
 三年生の最後の演奏を心に刻みつつ、そのレベルの高さを再認識します。
 「再び金を目指す」と言いつつ舌をかんでしまう優子部長が可愛らしいです。

 先輩方を送る1、2年の演奏は、府大会、関西、そして全国で演奏した「三日月の舞」でした。
 麗奈のソロパートを見つめる、かつてオーディションでソロを争った香織先輩。
 あすか先輩は自分が抜けてソロになった久美子の演奏を見つめます。
 思い起こされるのは、サンライズフェスティバルでの新生北宇治高校の始動、そして滝先生の元で全国大会を目指すと誓ったときの姿でした。

 さらに月日は流れ、三年生は卒業式を迎えることに。
 あすか先輩を探して校門の前にやってきた久美子は、先輩とはじめて出会ったときのことを思い出します。

 「恋の相談?」と切り出すあすか先輩に、「そうです」と答える久美子さん。
 初めは苦手だったことを、そして今は大好きだと、そして先輩のようなユーフォを吹きたいと思いを伝えます。
 後輩の真剣な思いに、父との思い出のノートを渡すあすか先輩。
 「さよなら」ではなく、「またね」と去ってゆきました。

 先輩の吹いていた曲のタイトルは「響け!ユーフォニアム」。
 呼びにきた麗奈に駆け寄る久美子さんでお話は締めくくられます。

3 考察等
 三年生の引退に大きな穴が開いた吹奏楽部のように、ユーフォのアニメが終わったことで私の心にも大きな穴が開いたような、そんな気がします。
 今期のアニメも良作が多かったのですが、間違いなくユーフォの存在は大きかったのだと失ってから改めて気づいてしまいました。

 優子先輩の部長就任、夏紀先輩の副部長就任はある意味予想通りではありました。
 1期では香織先輩に依存している姿、オーディションの結果のことで麗奈さんと言い争いをしている印象しかなかったのですが、2期になって本当にこの人の株は上がったと思います。
 同じ南中出身のみぞれ先輩を気にかける、彼女を本気で怒ったところ(参考:2期4話感想)は涙なくしては見られません。
 彼女の部長就任は1期の先輩からは全く想像がつかないのですが、今なら適任だと思いますし、夏紀先輩とのからみも面白いです。

 2期の前半はみぞれ先輩や希美先輩といった2年生メンバーが中心のお話でしたが、後半はあすか先輩が大きなウエイトを占めました。
 久美子さんがいっていたとおり、1期の印象は「考えていることがよくわからない先輩」だったのですが、さめている様で誰よりも全国を目指していたところ、そしてその背景にある父親(両親の離婚により別居)への想いを語るシーンでは、始めて人間らしい先輩を見ることが出来て、大好きになりました。
 部活をあれだけ真剣にやっていて、なおかつ学業では全国30位内の成績を収めるほどの実力(順当に行けば京大に合格していると思われます)もすごいです。

 久美子さんにお父さんのノートを渡すシーンについて。
 お父さんが自分を覚えていてくれたことがわかった先輩にとって、吹奏楽は目的を果たしたものであるのだと思います。
 吹いていた曲のタイトルが、実はお話のタイトルそのものというオチはうまく出来ているなと思いました。

 最終的には「あすか先輩に似ている」といわれるまで上達した久美子さんについて。
 1期当初は吹奏楽部に入部しない可能性すらあった彼女ですが、麗奈さんのソロパートに刺激を受けて本気になったところ、そして思うような演奏を出来なくて涙したところは今でも強く印象に残ってます。
 パートを外されつつも「関西大会ではお願いします」と滝先生に言われるシーンがあるのですが、2期3話で「関西大会では今の所を、二人で吹いてください」といわれたところでは泣いてしまいました。
 お姉さんへの憧れ、麗奈さんの影響、そして同じユーフォ奏者としてのあすか先輩への想いがうまくまとめられていて良かったと思います。

 「特別な人になりたい」と努力を惜しまない、常にストイックに練習に臨む麗奈さんも、すごく素敵な人でした。
 誰よりも真剣なそのまなざしは音楽もそうですが、恋にも一直線に突き進んでゆきました。
 大好きな滝先生が亡くなった奥さんのことを忘れていないことを知ってもなお、奥さんの夢である全国金賞を目指すと立ち直ったそのけなげさが素敵ですし、前回の告白も純情でいいなと思いました。

 一年生も、二年生も、三年生も、それぞれの個性がよく出ていましたし、とても素敵な関係だと思いました。
 音楽、キャラクター、ストーリーとここまでそろった作品はそうはないでしょうし、初回1時間スペシャル、最新話無料配信もあいなって「京アニの本気」を見せつける、それだけの名作でした。
 綺麗に終わったのでここで終わりなのかもしれませんが、出来ることなら3期を期待したいと思います。

 最終回ラッシュが続いた年末の最後、大トリに相応しい作品だったと思います。
 私も思うことがあってひたすらに駄文を打ち込んでしまいましたが、アニメの魅力を伝えられる一助になればと思う今日この頃です。
 関係者の皆様、並びにこのブログを見ていただいている方全てに感謝申し上げたいと思います。
 今までどうもありがとうございました!

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愛されたい猫

Author:愛されたい猫
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