【アニメ感想】機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(34話)「ヴィダール立つ」

 鉄血のオルフェンズの34話を見て感想を書きます。
 前半はオルガさんと名瀬さんの会話が、後半はヴィダールさんの戦闘シーン、さらにはマクギリスさんの考えなど、色々と見所が盛りだくさんでした。
 ヴィダールさんの言う「復讐」とは、やはり自分を裏切ったマクギリスさんへのものなのだと思いますが、彼との決着はどのような形でつくのか、ますます先が気になるところです。
 対するマクギリスさんの胸中については、色々と思うところがあるので最後にまとめようと思います。

【内容】
 地球支部を解散して火星に戦力を集中させる鉄華団の皆さん。
 一方で、アリアンロッドでも、仮面の男「ヴィダール」がついに動き出すようです。

 鉄華団では来るべき戦いに備えてモビルスーツの整備が急ピッチで進められていました。
 地球ではずっと入院していたチャドや、初戦闘で三日月との実力の違いを思い知ったハッシュの特訓にも気合が入ります。
 新しいガンダムフレームには、一体誰が搭乗するのでしょうか。

 オルガとマクギリスの密約の内容を「親父」たちに伝える名瀬の兄貴。
 上に内緒で密約を結んだことに対して憤る幹部を制して、親父はそれでも「うまみもある」とひと言。
 もし何かがあったら、腹を切る(おそらく文字通りの意味だと思われます)という名瀬さんの覚悟が素敵です。

 アニキの帰りを別室で待つオルガさん。
 名瀬は、一枚岩ではないテイワズの、ほかの幹部が何かを仕掛けてくる可能性に言及しつつも、笑って許してやれるのはここまでだと釘を刺します。

 鉄華団の農場はクーデリア達が管理することとなり、手続きが行われているようです。
 三日月の夢である農場を預かるというクーデリアに、アトラはだったら取りに来なきゃいけないねとひと言。
 先日から三日月に懐くハッシュは、彼に一生ついていくとのこと。
 一方で、おやっさんことナディがメリビットと交際していることを知らなかった一人の男ガがショックを受けていました。

 斑鳩(マクギリスの副官)と会って今後の段取りを打ち合わせするオルガ。
 彼らと対立するアリアンロッドは、オセアニア連邦のコロニーの反乱の鎮圧に出撃していました。
 自らの名を冠するモビルスーツで、圧倒的な実力を見せ付けるヴィタールに、ジュリエッタは「美しい」とひと言。

 ヴィタールの目的「復讐」の対象であると思われるマクギリスは、アルミリア(婚約者:9歳)とのひと時を楽しんでいました。
 彼が読んでいた本は、ギャラルホルンの創始者であるルグニカ・カイエルの本でした。
 元々ファリド家の生まれではないマクギリスは、かつて自分の出生とこの世の全てを呪っていたようですが、ルグニカの思想が彼を救ったとのこと。
 人間が生まれや育ちに関係なく平等に競い合う世の中、その理想のために彼は戦っているのでした。

【考察等】
 戦闘シーンはヴィダールさんの所だけ、他はほとんど会話に終始し、それだからこそ逆に次からの戦いの過酷さを予感させます。
 「弟」であるオルガさんをできる範囲でかばう名瀬の「アニキ」は相変わらずかっこいいですが、そんな彼でも「親父」を裏切ることはできないと釘を刺します。
 今後、オルガさんと「親父」との利害が対立し、名瀬さんと戦う展開があるのでしょうか。

 全体的に戦いを予感させる言葉が多い中、クーデリアさんとアトラさんの会話はどこか癒されます。
 しばらくは戦いはなくならないのでしょうが、三日月さんとクーデリアさん、アトラさんたちの平和な日常のお話が見てみたいです。

 ヴィダールさんの今回唯一の戦闘シーンについて。
 「復讐」のためと称して戦いに出た彼ではありますが、ジュリエッタさんが「美しい」と形容するその内容は、圧倒的かつ相手を極力殺さない戦いぶりで、三日月さんよりも主人公らしいかもしれません。
 機体に自分の名前をつけるというのは、ガンダム00のリボンズさんの例(リボーンズガンダム)がありますが、彼は胸中で何を思っているのでしょうか。

 ヴィダール(≒ガエリオ)さんの復讐の対象と思われるマクギリスさんについて。
 いつもかっこいい彼ですが、自らの生まれを呪ったというその少年時代は、きっと私達が想像できないほど過酷なものだったのかもしれません。
 生まれや育ちに関係なく平等に競い合うことという理想の裏には、生まれや育ちで人生を制限される多くの人がいるという事実があり、それは私達の生きるこの現代においても変わらないことなのだと思います。
 平等に競争できる世界という彼の理想はとても素敵なものに思える一方で、競争に適さない人間はどうなってしまうのかというところがどこかひっかかります。

 次回からおそらく大きな戦いが始まるのだと思われます。
 鉄華団の戦いの結末がどうなるのか、しっかりと目に焼き付けたいと思います。

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No title

よくまとめられましたね。

内容のことについては、猫さんも視聴済みでしょうからここでは言いません。

マクギリスさんのことについて、私もコメントしてみたいです。

生まれ育ちで生き方が決まってしまう世の中は、確かに良くないと思います。

(テレビを見ればわかると思いますが、
おとなりの某国でも、未だにそういう傾向が残っているようですね。)

そしてマクギリスさんは、それを覆したいと言っているようでした。

猫さんのおっしゃる通り、

マクギリスさんが理想とする世の中は、競争についていけない人たちにとって、つらいものになるかもしれません。

人間、生きている限り競争はしなければいけないと思っています。

ただ、それだけが人の生き方ではないのですよね。

たとえば、手を取り合って、利害関係抜きで仲良くすることも大切です。

彼は頭もいいし、皆のリーダーとしてまとめる力はあるでしょう。

しかし、他者を心から信頼し、協調できる人なのかは、少々疑問が残ります。

クールでかっこいいマクギリスさんですが、過去の思い出はちょっとハングリーすぎたのでしょう。

せめて彼の心を、あの婚約者さんが癒してくれるといいですね。

(まさか、あの子を母親娘さん代わりにしようとするマッキーさん、という展開はないと思いますが)

Re: No title

> よくまとめられましたね。
>
> 内容のことについては、猫さんも視聴済みでしょうからここでは言いません。
>
> マクギリスさんのことについて、私もコメントしてみたいです。
>
> 生まれ育ちで生き方が決まってしまう世の中は、確かに良くないと思います。
>
> (テレビを見ればわかると思いますが、
> おとなりの某国でも、未だにそういう傾向が残っているようですね。)
>
> そしてマクギリスさんは、それを覆したいと言っているようでした。
>
> 猫さんのおっしゃる通り、
>
> マクギリスさんが理想とする世の中は、競争についていけない人たちにとって、つらいものになるかもしれません。
>
> 人間、生きている限り競争はしなければいけないと思っています。
>
> ただ、それだけが人の生き方ではないのですよね。
>
> たとえば、手を取り合って、利害関係抜きで仲良くすることも大切です。
>
> 彼は頭もいいし、皆のリーダーとしてまとめる力はあるでしょう。
>
> しかし、他者を心から信頼し、協調できる人なのかは、少々疑問が残ります。
>
> クールでかっこいいマクギリスさんですが、過去の思い出はちょっとハングリーすぎたのでしょう。
>
> せめて彼の心を、あの婚約者さんが癒してくれるといいですね。
>
> (まさか、あの子を母親娘さん代わりにしようとするマッキーさん、という展開はないと思いますが)

 こんばんはです。
 コメントありがとうございます。

 マクギリスさんの理想は共感できても、そのやり方には疑問をはさむ点が多いのかもしれません。
 彼はつらい経験から、自ら心を閉ざしているのではないかという推測も成り立つかと思います。
 唯一の友であるガエリオさんとも結局は道を違えてしまいました。

 彼は頭がよすぎること、時代を先取りしすぎたことがおそらく内部で味方を作れない原因かもしれません。
 だからこそ性急に力に頼ることになったのではないかと。
 鉄華団との「協力」もあくまで利害の一致であり、もしかしたら彼らともいずれ対立する可能性ものこっているのではないかと思います。

 人と人とが手を取り合えるような、そんな世界になればいいなと思いますが、中々むずかしいのかもしれません。
 せめてその気持ちだけは忘れないで生きていけれ場と思ってます。

 一日お疲れさまでした。
ごあいさつ

愛されたい猫

Author:愛されたい猫
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 趣味はアニメ・ゲーム、ぬいぐるみ集め、懸賞応募です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
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