【アニメ感想】「花咲くいろは Home Sweet Home(劇場版花いろ)」を見て思ったこと

 昨日から空いた時間で花いろ劇場版を見たので感想などを書きます。

 前半では業務日誌を見る形で緒花さんのお母さんの過去、お父さんとの出会いがつづられます。
 今まで緒花さんの父親についてはまったくと言っていいほど言及がなかったので、貴重な映像を見られて良かったと思います。
 お母さんの行動力を見ると、やっぱり緒花さんのお母さんなんだなと思わされ、ほほえましい気持ちがします。

 後半ではいつもどおり旅館で仕事や色々なことにがんばる皆さんを久しぶりにみる事ができて良かったです。
 弟さんや妹さんを一生懸命世話している菜子さんが、ついにお母さんに怒っているところがすごく印象に残りました。
 3人の中で一番大人っぽく、しっかりものだと思っていた彼女ですが、やっぱり年頃の女の子ですし、相当無理をしていたのだろうなと思います。
 もちろん他の人、たとえば民子さんがお弁当作りを通じて、食べる人への思いの大切さを思い出すところも良かったですし、結名さんがキャンドルで火をともして停電を乗り切ったところも良かったと思います。

 最後に皐月(緒花さんのお母)さんが、女将さんが奮闘する姿を見て「負けられない」と走り出すところ、そして緒花さんも全力で走っているところを見ると、この3人は所々性格は違いますが、止まってはいられない性分が共通しているのかと思います。

 全体を通じて、皆さんがそれぞれ一生懸命に自分のやるべきこと、あるいは夢に向かってがんばっている姿こそが、「輝いている」姿なのだと思いました。
 
 以降に、備忘のために内容と考察を書きましたが、思い切りネタバレになってますので閲覧注意です。

【内容】
 冒頭で高校生時代の皐月が女将といざこざを起こして、制服のままプールに飛び込みます。
 それを写真に収める一人のカメラマンに「変質者」と叫ぶ皐月さん。
 家出資金のために売春を持ちかけますが、スポーツブラの子はまだ早いと一蹴されます。

 場面は現代に戻り、次郎丸先生が子ども達にエロ小説をレンタルしていました。
 それを冷たい目で見る緒花さんですが、その中の「輝きたい」の一言で初心を思い出します。
 全力で雑巾がけをする緒花さん。
 しかし、結名さんとぶつかってしまいます。

 結名さんは女将修行ということで、先日から喜翠荘で働いているとのことですが、料理を勝手に盛り付けたり、巴さんに「お子さんは幸せですね」とつついてはいけないところをつついたり、勝手に木を切ったり……彼女の自由な発想に現場は混乱します。
 そんな結名さんが散らかした部屋を片付けていた緒花は、昔の業務日誌に、皐月(母)が自分と同じように「輝きたい」と言っていたことを知ります。

 勉強会に行くといって町に繰り出し、大人向けの下着を買ってきた皐月は、女将の平手打ちをくらいます。
 その時、皐月は女将に対して、こんなところにいたら輝けない、だから東京に行って輝きたいと宣言します。
 このときのカメラマンこそが父親だと確信する緒花さん。

 今日も菜子は多忙な父母に代わって弟や妹の世話をしていました。
 緒花は、自室で業務日誌の続きを読みます。

 自分が東京に行きたいといっても、その学費を出してくれるのが親であること、そのことについて何も考えていなかったと落ち込む皐月に、カメラマン(緒花の父)は彼女の写真を見せ「自分の輝きは自分にはわからないものだ」と説きます。
 そのカメラマンが東京に去っていった後、皐月は自分の進路を変えて編集者になることを決意し、「男のしりを追い掛け回すのか」と言う母に、「それは母さんも同じ」と反論しつつも自分の夢を追いかけたいと訴えます。
 恋に一生懸命な昔の母の姿を見て、緒花もかつての自分の恋、東京での孝ちゃん(彼氏)との甘いひと時を思い出すのでした。

 次の日は作業停電が行われる日です。
 民子はまかないを作りますが、相手のことを考えていなかったばかりに徹からはダメ出しをくらいます。
 おおむね順調に対処できている風に見えましたが、突然、菜子の妹・麻奈が家を出てしまったと知らせが入ります。
 いても立ってもいられず旅館を飛び出す菜子さん。
 女将は、緒花に「ついていってやりな!」と優しさを見せます。

 いつもの公園にも妹の姿はなく、母親からの電話に、約束くらい守れ(注:妹と遠足に行くはずだったのが急に仕事が入っていけなくなったそうです)とついに怒ってしまう菜子さん。
 約束を守ってもらえなかった自分も同じようにした経験から、デパートの屋上にいるのではないかと推測した緒花さん。
 急いで電車を乗り継いでデパートに向かいます。

 デパートの屋上には、麻奈が一人で座っていました。
 心配のあまり怒鳴る菜子に、麻奈は「お母さんと一緒でないなら遠足には行かない」と反論、それでも「菜子がいるよ」と必死に訴える菜子の姿に、緒花はもらい泣きしてしまいます。

 旅館に戻ってきた緒花たちは、周りのキャンドルに呆然とします。
 停電を乗り切るため、結名のアイディアでキャンドルを明かりの代わりにすることにしたのですが、お客さんも喜んでいるようでよかったです。
 また、菜子の母も仕事を片付けたのか明日の遠足は自分が出るということになり、めでたしめでたしです。

 緒花は麻奈のお弁当を作ってあげようと調理場に行くと、すでに民子が可愛らしい(プリキュアの)お弁当を作っていました。
 一生懸命麻奈のことを考えている中で、民子は、今まで自分が食べる人のことを考えていなかったことに気づきます。

 一方東京で暮らす皐月は、娘がいないことで部屋は荒れ放題になっていました。
 アルバムを見て昔を思い出す皐月さん。
 娘の「緒花」という名前はお父さんがつけたもので、ハワイの言葉で「家族」という意味だそうです。

 回想は続き、生まれたばかりの娘を連れて実家に戻る若い頃の皐月に場面は変わります。
 豆爺は赤ちゃんの頃の緒花を「愛らしい」と一言。
 しかし、一生懸命にがんばる女将の姿を見た皐月は、自分も負けられないと走り出します。

 現代に戻ってもゴミ収集車を追いかけて疾走する皐月さん。
 電車に遅れると走る緒花さん。
 この一家は決して止まらない家系なのかもしれません。

【考察など】
 映画の時系列は、最終回以降では旅館がなくなっていることからお話の途中なのは仕方ないと思います。
 結名さんがやる気になっていることから修学旅行の後、そして若旦那さんとコンサルさんが結婚していることからお話もかなり後の方、しかし、廃業の話はまだ出てきていないようです。

 皐月さんの少女時代について、ただ東京に出たいという漠然とした思いから、お父さんとの出会いを通じて、夢を追いかけたいという具体的なものへと変わってゆきます。
 前者の都会への憧れについては、地方在住者の多くが一度は思ったことのあることでしょうし、よくわかる気がします。
 その後一体何をしたいのかと言われても中々答えるのは難しいのが実情です。

 結局進路を変更して編集者になったお母さんですが、その後実家を悪く言う記事を書いたのは本編のとおりです。
 夢を追いかけていた彼女ですが、現実の汚さをも受けいれなければならなかったのだと推測します。
 大人になるというのは、悲しいことなのかもしれません。

 菜子さんが弟妹の世話をするところ、本当に立派だと思います。
 普通に家計簿までつけていたことに驚きです。
 ご両親が先生で、それなりに収入のある家だとは思いますが、やはり子どもが多いと大変なのかもしれません。
 そんな菜子さんがついにお母さんに怒ってしまったところがかなり印象に残りました。

 民子さんも徹さんのために一生懸命にがんばっているところが、相変わらず純情で素敵です。
 相手がかなり鈍感そうなので、難易度が高そうですが、がんばってほしいです。
 
 アニメを含めた話になりますが、女将さんも皐月さんも、緒花さんも立場や考え方は違いますが、相当の仕事人間だと思います。
 若旦那さんも(結果は裏目に出ていますが)仕事に一生懸命ですし、そういう家系なのかもしれません。

 世間ではオリンピックや高校野球が盛んらしいですが、ああいったスポーツだけでなくて、普通の仕事を一生懸命している人にも光が当たるような世の中になってほしいと思います。

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愛されたい猫

Author:愛されたい猫
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