【アニメ感想】劇場版PSYCHO-PASS サイコパス

【アニメ感想】PSYCHO-PASS 劇場版(1作目)

 今(2019)年の10月からサイコパスの3期が始まると聞いて、事前に1期、2期の再放送を見てこれで安心だと思っていました。
 しかし、実際に3期を見ると、狡噛さんの状況をはじめとして1期、2期だけでなく、劇場版を見ていないと難しい点があるようです。
 幸か不幸か、アカウント凍結という「テロ行為」のおかげで時間を確保出来たので、三部作を含めて劇場版サイコパスを見ようと思います。

【内容】
 シビュラシステムで平和を謳歌する日本から離れた「東南アジア連合(シーアン)」に、かつての執行官である狡噛の姿が見られました。
 日本に同連合のテロリストが潜入していて、情報屋から情報を得た朱は美佳とともに張り込みをすすめ、執行官を集めて作戦を指示します。
 敵は火薬武器で武装していることから、下手をすれば死傷者が出ると言われ、慎重に動かざるを得ませんでした。

 朱は宜野座とともに特攻しますが、相手が戦い慣れているからか足止めを食らい、美佳、須郷、雛河の3人も同様に苦戦を強いられます。
 相手が執行対象なので次々と相手を破裂させていき、破裂せずに逃げた相手もドミネーターを突きつけて投降させようとしますが……
 自爆しようとした相手を麻痺させた朱は、オープニングの後、局長に報告し、妙なことが進んでいるのではないかと推測します。

 局長は美佳を呼び出し、朱は友人のカオリ(香織?)が結婚すると聞いて思わず抱きついて喜びを表現します。
 カオリが彼氏と出会ったのも「シビュラシステム」のおかげで、いろいろありながらも結婚を決めたそうです。
 シビュラならば世界中の人を救えるのではないかという話の後、日本政府は紛争国であるシーアンにシビュラシステムを輸出していました。

 朱はシャワーを浴びた後、一人でごはんを食べて寝落ちし、次の日、師恩から美佳が局長命令で動いていると連絡してきました。
 取り調べにメモリースリープを使うと聞いた朱は憤りますが、局長命令だと言われたら逆らうことは出来ませんでした。
 美佳は潜在犯の密入国者などに「配慮すべき人権などない」と断言し、局長は外国人テロリストの記憶に狡噛の姿があったことを示します。

 狡噛とテロのつながりがあるとしても犯罪者であるとは確定していないと反論した朱は、これからの捜査で明らかにすると言ってきました。
 朱は英語で狡噛について尋問し、雑賀に狡噛が犯罪者になる可能性があるのかと聞いた後、何の助けも得られないと聞いても海外への捜査の許可を求めます。
 宜野座は朱に同行しようとして却下され、奴と再会できたら自分の代わりに一発殴ってくれと言いますが、朱は見つけたら連れ帰るので直接殴れと言ってきます。

 雑賀によると大多数の人間が動物と同じになったらしく、弱肉強食か、シビュラシステムか、いずれにしても人が人らしく尊厳を保てる環境ではないそうです。
 「意志と行動の力は輝いている」のはかつての槙島のそれであり、狡噛もまた槙島を追い詰める中でその能力を発揮したそうです。
 局長は「外の世界ではどれほど平和が希少な価値を持つか」「シビュラの偉大さを痛感することになるだろう」と言ってきました。

 朱はシーアンに到着して「ニコラス・ウォン」という人物が案内してくれますが、日本以外は混乱した状況にあるとひと言。
 必死に訴える女性が取り押さえられたり銃声が聞こえたりしますが、ニコラスによるとこれも「よくあること」なのだとか。
 首輪をつけている人々は「潜在犯」であり、常時、犯罪係数を測定していて、数値によって麻痺させたりするらしいです。

 ニコラスは重要施設を訪ねる際には一緒に行動してほしいと言い、朱はチュアン・ハン議長(国のトップ)と直接対面します。
 議長yは「この国のゲリラ対策は鎮圧で捜査とは言わない」と言い、日本とは根本的に違うのだと念を押してきました。
 ケースを開けて師恩の「困った時に開けて(キスマーク付き)」のメモを見た後、議長の略歴を見ていきますが、領土内の情勢は不安定なのだとか。

 議長の権力掌握には日本政府の後ろ盾があり、テロ組織はそれ故に日本を狙ったのではないかと推測されます。
 ヨーという女性が「お世話役」として出てきて、議長に感謝していると言ってきますが、朱にはまだ腑に落ちない点があるようです。
 現地を探索していた朱ですが、目の前で潜在犯が射殺されたのを見てしまい、その後は旧首都の反抗勢力を掃討するというニコラスについていくことに。

 ニコラスは国内全域にシビュラを徹底すると言い、そのためには犯行勢力を鎮圧して、全国民にサイコパスを測定させると言ってきました。
 朱は一方的な虐殺に憤りますが、ニコラスは「やらなければこちらがやられる」と言い、連中は「内戦時代の残りかす」だと言い放ちます。
 狡噛らはドローンを制御不能にし、その間に反撃してきて、朱は狡噛の姿を見るなり「事件捜査です」と言って飛び出していきました。

 朱と狡噛は互いに銃を向け合って対峙し、狡噛は「こんなところ」で再開するとは思いもよらなかったと言ってきます。
 テロリストを送ったのかと聞かれた狡噛は意外な顔をしますが、ドローンに追いかけられて朱と2人で逃げることになりました。
 朱は狡噛と行動を共にすることを選択し、狡噛はバズーカでドローンを攻撃しつつ朱を連れてその場を去っていきました。

 狡噛は負傷した仲間を手当てし、朱はたばこを差し出しながらどういうことなのかと説明を求めると、狡噛はこの国の民主化運動に参加していると返答します。 
 「独裁者の犯罪係数はどうなっているのか」という狡噛をよそに、議長はニコラスと(英語で)しゃべっていました。
 狡噛が自陣に戻ってきたら普通に日本語の会話でしたが、朱は「狡噛に導かれたならば同志だ」とゲリラに受け入れられます。

 朱は宜野座が執行官に格下げ(?)になったと告げ、狡噛は静かなところに行くつもりだったのが日本以外には静かなところはなかったそうです。
 議長の一方的な政策とゲリラ狩りに反発した狡噛はドローンの弱点を教えたそうですが、軍閥の1人でしかないチュアンは日本政府と手を組んだそうです。
 狡噛はシビュラが導入されることで独裁が終了するかと思っていましたが、今も武装ドローンによる反逆者への攻撃は続いていました。

 議長とシビュラの関係を調べることが狡噛の正義であり、日本を攻撃したテロリストには誰かの手引きがあったのではと考えます。
 狡噛は朱に政府関係者であることはしゃべるなと念を押しますが、それより先にニコラスが差し向けた刺客が潜入してきました。
 朱は狡噛には他人を引きつける「重力」が存在すると言い、槙島と同じ才能を持ち合わせていてもおかしくないと言ってきました。

 社会に不安や怒りを感じた人々が狡噛を槙島と同じところに持ち上げようとしても、狡噛には槙島のような野心がないのが違いなのだとか。
 特殊部隊の攻撃を受けたゲリラはたちまち窮地に陥り、狡噛は朱だけでも脱出させようとし、生き抜けたら俺を捕まえに来いと言ってきます。
 ゲリラのリーダーは戦いで命を落とし、狡噛は複数の敵を相手に戦っていましたが、機械の腕を持った男に捕まってしまいました。

 朱はシャンバラ・フロートへと戻ったものの、いきなり「テロリストと一緒にいたから」とニコラスに拘束されてしまいます。
 ニコラスは朱を日本に強制送還しようとしますが、議長は朱を解放するようにと言い、軍のやり方には問題があると言ってきました。
 室内をスキャンしてお風呂に水を入れた朱は、屋根裏に蜘蛛のようなロボットを動かして政府回線との接続を開始します。

 朱は師恩にサイコパス診断装置が公正に運用されているのかを確認してもらい、首輪についても解除出来るコードを探してもらいます。
 次の日、朱はヨーの首輪を外して協力を求めようとしたらいきなり倒れてしまい、憲兵のサイコパスの数値が軒並み上昇します。
 ヨーはニコラスに射殺され、ニコラスはシビュラが判定しなければどんな行為も犯罪ではないと言って朱を拘束してしまいます。

 狡噛は鎖で手足を縛られて暴行を受け、デズモンドは狡噛を解放して殴り合いをはじめたかと思えば酒を流し込みながらスカウトしてきます。
 デズモンドが狡噛を連れていき、ニコラスは狡噛と朱を殺そうとし、彼らが日本政府の後ろ盾で動いていることも暴露されます。
 ドローンが突然動き出し、シビュラシステム条約に基づいて執行すると言い出し、ニコラスはその場で破裂してしまいます。

 狡噛は朱の手かせを外してデズモンドを倒しに向かい、朱の元に須郷や弥生、宜野座。雛河といった執行者がヘリから降りてきました。
 「友軍」とみなした相手はスキャンの対象外となるらしく、その手でサイコパスを偽装していて、美佳によると日本政府もそれを黙認していたのだとか。
 朱は自分達もやるべきことをやろうと言って各執行官に命令を出す一方で、狡噛の前に死んだはずの槙島が出てきてあんな奴を仕留めても何も変わらないと言ってきます。

 宜野座に狡噛を追わせることにした朱は一人で議長のもとへと向かい、狡噛はデズモンドと戦闘を開始します。 
 目の前の「議長」の犯罪係数は0なのは「免罪体質」ですが、彼は影武者であり、海を渡って現地にやって来たそうです。
 ニコラスは日本の無人化兵器を手に入れるために日本政府を利用し、日本政府もまたシビュラの海外運用のモデルケースを作ろうとしていました。

 シビュラは「最大多数の最大幸福」のために動いていると言いますが、朱は法は民衆の支持がなければ成立しないと反論します。
 朱は議長に辞任して民衆の手で正式な元首を選ぶべきと言い、人類はそれを実現するために血のにじむような努力をしてきたのだと訴えます。
 狡噛とデズモンドとの戦いに宜野座が乱入し、2人がかりでデズモンドを捉えますが、相手には自爆されてしまいました。

 宜野座は狡噛に銃を突きつけたかと思えば、借りがあるから今すぐに消えろ、朱に余計な重荷を背負わせるなと言ってとりあえず一発殴ります。
 議長の方針変換には朱の力があったようで、宜野座は狡噛を「あいつはただの悪党」と言い、朱達はヘリで日本へと戻ることになりました。
 長々とエンディングとスタッフロールが流れた後は狡噛が現地でたばこをふかし、朱はいずれこのシステムの真価が試されるとつぶやくのでした。

【感想等】
 鎖国という設定上、1期、2期では日本しか出ていなかったので、いきなり外国語が聞こえた時は別の作品を見ているようにすら思いました。
 アニメ1期でフェードアウトして2期ではほとんど出番がなかった狡噛さんが、まさか外国に高飛び(?)しているとは……
 開始5~10分くらいで見事なアクションシーンを見せてくれたところは、後の3期に引き継がれているのではないかと思われます。

 2期は狡噛さんがあまり出なくて物足りないところがあったので、劇場版を見て溜飲が下がったような気がします。
 朱さんが一人でごはんを食べているところを見て、そういえば2期でおばあさんが殺されていたのだと思うと胸が痛みました。
 ハマーンのお声をした局長さんは相変わらず「すごみ」を感じますし、一人で外国に向かう朱さんもずいぶんと成長したと思うと感慨深いです。

 宜野座さんが来てくれないのは少し残念ですが、朱さんが「絶対に連れ戻す」と言ってきたところはいいなと思います。
 外国にやって来た途端に神谷浩史さんのお声が聞こえてちょっとうれしかったりしますが、いきなり銃声が聞こえて目が覚めました。
 反抗勢力の鎮圧と称した一方的な虐殺は中の人が中の人だけに、ガンダム00のアロウズのやり口を連想したのは私だけでしょうか。

 開始から半分くらいで狡噛さんと再会しますが、考えるよりも先についていくところは
1期、2期を通じて培った行動力のたまものかと。
 テロリストだと思っていたのが民主化運動だったのはさておき、向こうの会話が英語なのはリアルですが日本人視聴者にはわかりにくいかも。
 再会してもわずか10分ほどで離れてしまいますが、俺を捕まえに来いと言ってくる狡噛さんが素敵すぎました。

 さすがの狡噛さんも複数相手ではどうにもならなかったようで、ヨー三がいきなり射殺された時は言葉を失いました。
 狡噛さんを捕まえた人が今は亡き石塚さんのお声だったので、バナナフィッシュのことをふと頭に浮かべました。
 ニコラスさんがその場で破裂するところは2期の残虐表現を思い出し、いろいろな意味で1期、2期の集大成だと改めて思わされました。

 このまま狡噛さんと朱さんだけで終わると思っていたら、終盤で宜野座さん達が出てきて謎の安心感が生まれました。
 すでに故人の槙島さんも出てくるところに彼の人気がうかがえますし、民主主義と法という根本的なテーマもちゃんと出してきたのはよかったかと。
 3期で朱さんが拘束されたのはここでいろいろやらかしたせいなのかと推測しつつ、残りの3部作も見ていきたいなと思います。


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Author:愛されたい猫
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