【アニメ感想】響け!ユーフォニアム2(13話=最終回)「はるさきエピローグ」

 響け!ユーフォニアム2の最終回を見てまとめようと思います。
 三年生が引退した喪失感が、胸にぽっかりと穴を開けたような、そんな気がします。
 なお、新しい部長は想定どおりの優子先輩でした。

 久美子さんはあすか先輩にお姉さんを重ねていたのだなと思うと同時に、初めは考えていることもよくわからなかった先輩にここまで思い入れをすることになるとは全く想像してなかったです。
 私も、彼女と同様に、2期で深く掘り下げられたあすか先輩のことが大好きになりました。

 音楽的な意味でも、お話的な意味で、すごく綺麗に終わった最終回だと思います。
 まさに「京アニの本気」を見せ付けるような、そんな作品でした。
 余りにもきれいに終わっただけに、続編はないのかもしれませんが、できることなら優子先輩改め優子部長率いる北宇治高校吹奏楽部で、再び全国の舞台に立つ姿を見たいと思ってしまいます。

1 前回のあらすじ ※詳細はこちら(前回感想)
 いよいよ全国大会本番を迎えた北宇治高校吹奏楽部の皆さん。
 「悔いのない演奏を」と生徒に語る滝先生。
 部長は「金を取って帰ろう」、副部長のあすか先輩は「笑って終われるようにしよう」」と続き、いよいよ本番へ。
 指揮者への表彰式で、滝先生に「好きです!」と告白する麗奈さん。

 演奏はあっという間に(カットで)終わり、結果は「銅賞」。
 死んだ魚の目になっている部員一同を前にして、優子先輩は「来年こそは金を取る」と意気込みを見せます。
 一方で、お父さんが自分の演奏を聞いていたこと、自分を忘れないでいてくれたことを知って喜ぶあすか先輩が素敵です。

 引退に際して大粒の涙を流す部長。
 続いて、悔しさを口にして後輩に全国金賞を取るように命じるあすか先輩。
 そんな中、久美子は会場を後にする姉・麻美子を見て追いかけてゆくことに。

 「お姉ちゃんがいたから、吹奏楽が好きになれた!」
 今まで口に出来なかった思いを姉に伝える久美子さん。
 それに対して、姉は「大好きだよ!」とひと言返すのでした。

2 「はるさきエピローグ」
 全国大会を終えて三年生が引退し、新たな部長の下で再び始動した北宇治高校吹奏楽部。
 部長はデカリボンこと優子先輩で、副部長はあすか先輩の指名により夏紀先輩が選ばれました。

 3年生の抜けた穴は大きいこと、今の北宇治の音は「薄い」と痛感する優子部長。
 毎年メンバーが入れ替わる、学校を指導する難しさを実感する滝先生に、「毎年新しく始めるのがよいのではないか」と語る副顧問の松本先生。

 これでいいのかなともやもやした久美子は、秀一と話しているとあすか先輩(と葵ちゃん)とばったり出会うことに。
 あっさりと去ってゆく先輩にどこか寂しさを感じる久美子さん。

 帰宅後、姉からの手紙を見て、姉と先輩の姿が重なります。
 あすか先輩の演奏していた曲を吹いている久美子に、みぞれ先輩が「あすか先輩かと思った」とひと言。

 月日は流れ、三年生の卒業を祝うパーティーが開かれます。
 三年生の最後の演奏を心に刻みつつ、そのレベルの高さを再認識します。
 「再び金を目指す」と言いつつ舌をかんでしまう優子部長が可愛らしいです。

 先輩方を送る1、2年の演奏は、府大会、関西、そして全国で演奏した「三日月の舞」でした。
 麗奈のソロパートを見つめる、かつてオーディションでソロを争った香織先輩。
 あすか先輩は自分が抜けてソロになった久美子の演奏を見つめます。
 思い起こされるのは、サンライズフェスティバルでの新生北宇治高校の始動、そして滝先生の元で全国大会を目指すと誓ったときの姿でした。

 さらに月日は流れ、三年生は卒業式を迎えることに。
 あすか先輩を探して校門の前にやってきた久美子は、先輩とはじめて出会ったときのことを思い出します。

 「恋の相談?」と切り出すあすか先輩に、「そうです」と答える久美子さん。
 初めは苦手だったことを、そして今は大好きだと、そして先輩のようなユーフォを吹きたいと思いを伝えます。
 後輩の真剣な思いに、父との思い出のノートを渡すあすか先輩。
 「さよなら」ではなく、「またね」と去ってゆきました。

 先輩の吹いていた曲のタイトルは「響け!ユーフォニアム」。
 呼びにきた麗奈に駆け寄る久美子さんでお話は締めくくられます。

3 考察等
 三年生の引退に大きな穴が開いた吹奏楽部のように、ユーフォのアニメが終わったことで私の心にも大きな穴が開いたような、そんな気がします。
 今期のアニメも良作が多かったのですが、間違いなくユーフォの存在は大きかったのだと失ってから改めて気づいてしまいました。

 優子先輩の部長就任、夏紀先輩の副部長就任はある意味予想通りではありました。
 1期では香織先輩に依存している姿、オーディションの結果のことで麗奈さんと言い争いをしている印象しかなかったのですが、2期になって本当にこの人の株は上がったと思います。
 同じ南中出身のみぞれ先輩を気にかける、彼女を本気で怒ったところ(参考:2期4話感想)は涙なくしては見られません。
 彼女の部長就任は1期の先輩からは全く想像がつかないのですが、今なら適任だと思いますし、夏紀先輩とのからみも面白いです。

 2期の前半はみぞれ先輩や希美先輩といった2年生メンバーが中心のお話でしたが、後半はあすか先輩が大きなウエイトを占めました。
 久美子さんがいっていたとおり、1期の印象は「考えていることがよくわからない先輩」だったのですが、さめている様で誰よりも全国を目指していたところ、そしてその背景にある父親(両親の離婚により別居)への想いを語るシーンでは、始めて人間らしい先輩を見ることが出来て、大好きになりました。
 部活をあれだけ真剣にやっていて、なおかつ学業では全国30位内の成績を収めるほどの実力(順当に行けば京大に合格していると思われます)もすごいです。

 久美子さんにお父さんのノートを渡すシーンについて。
 お父さんが自分を覚えていてくれたことがわかった先輩にとって、吹奏楽は目的を果たしたものであるのだと思います。
 吹いていた曲のタイトルが、実はお話のタイトルそのものというオチはうまく出来ているなと思いました。

 最終的には「あすか先輩に似ている」といわれるまで上達した久美子さんについて。
 1期当初は吹奏楽部に入部しない可能性すらあった彼女ですが、麗奈さんのソロパートに刺激を受けて本気になったところ、そして思うような演奏を出来なくて涙したところは今でも強く印象に残ってます。
 パートを外されつつも「関西大会ではお願いします」と滝先生に言われるシーンがあるのですが、2期3話で「関西大会では今の所を、二人で吹いてください」といわれたところでは泣いてしまいました。
 お姉さんへの憧れ、麗奈さんの影響、そして同じユーフォ奏者としてのあすか先輩への想いがうまくまとめられていて良かったと思います。

 「特別な人になりたい」と努力を惜しまない、常にストイックに練習に臨む麗奈さんも、すごく素敵な人でした。
 誰よりも真剣なそのまなざしは音楽もそうですが、恋にも一直線に突き進んでゆきました。
 大好きな滝先生が亡くなった奥さんのことを忘れていないことを知ってもなお、奥さんの夢である全国金賞を目指すと立ち直ったそのけなげさが素敵ですし、前回の告白も純情でいいなと思いました。

 一年生も、二年生も、三年生も、それぞれの個性がよく出ていましたし、とても素敵な関係だと思いました。
 音楽、キャラクター、ストーリーとここまでそろった作品はそうはないでしょうし、初回1時間スペシャル、最新話無料配信もあいなって「京アニの本気」を見せつける、それだけの名作でした。
 綺麗に終わったのでここで終わりなのかもしれませんが、出来ることなら3期を期待したいと思います。

 最終回ラッシュが続いた年末の最後、大トリに相応しい作品だったと思います。
 私も思うことがあってひたすらに駄文を打ち込んでしまいましたが、アニメの魅力を伝えられる一助になればと思う今日この頃です。
 関係者の皆様、並びにこのブログを見ていただいている方全てに感謝申し上げたいと思います。
 今までどうもありがとうございました!

【アニメ感想】響け!ユーフォニアム2(12話)「さいごのコンクール」

 ユーフォ12話(最終回ではありません)を見て感想を書きます。
 当初の目標だった全国大会がついにやってきました。
 演奏のカット、結果(後述)はさておき、あすか先輩とお父さんとの関係や、久美子さんとお姉さんとの関係など、人間関係の面で報われる結果だったのは良かったのではないかと思います。
 他にも無言ながらも拳をあわせようとするみぞれ先輩や、引退時の部長さんの(「終末のイゼッタ」のフィーネさんとは違った)涙もとても印象に残りました。
 最終回は次回とのことですが、できることなら新部長(優子先輩?)の元での2度目の全国までを見てみたいです。

1 前回のあらすじ ※詳細はこちら(前回感想)
 あすか先輩の部活復帰がかなって一安心かと思いきや、今度は麗奈との関係にぎこちなさを感じる久美子。
 職員室で写真を見て滝先生と奥さんのことを知った麗奈は、そのことを秘密にしていた久美子のことを怒っていたのでした。

 滝先生が文字通り(ラブの意味で)好きな麗奈は、先生の奥さんのことで演奏がおろそかになり、先生本人から「弱いです」と四指摘を受けてしまいます。
 自分で立ち直ろうと必死に練習しているともう夜は遅くなってしまいました。
 久美子と一緒に職員室で先生に鍵を返しに行った麗奈は、意を決して、先生に奥さんのことを聞きだすのです。
 先生の話しぶりと彼の左手の結婚指輪で、奥さんのことを忘れられない事を察します。

 奥さんの存在が先生の中でいまだ大きいことをしった麗奈は、奥さんの墓前で奥さんと先生の夢である「全国金賞」を取ると誓うのでした。

2 「さいごのコンクール」
 全国大会を明日に控えて、久美子は眠れないまま部屋から出ることに。
 廊下でであった幼馴染の秀一もまた、大会前で、演奏が終わってしまうことに不安を感じていました。
 「渡しそびれた」と誕生日プレゼントを渡す秀一さん。

 当日、全国の強豪にミーハー丸出しの緑輝さんが印象に残ります。
 また会場には、葵先輩(1期で受験を優先して退部した人)の姿もありました。

 本番を直前に「悔いのない演奏を」と生徒に語る滝先生。
 そのあと、部長は「金を取って帰ろう」、副部長のあすか先輩は「笑って終われるようにしよう」」と続きます。
 無表情ながらも久美子に拳を合わせてくれるみぞれ先輩も素敵です。

 最後のコンサートはあっという間に(カットされて)終わりました。
 指揮者(先生)の表彰式、声をかけるところで、「好きです!」と告白する麗奈さんが可愛らしいです。
 しかし、コンクールの結果は「銅賞」。

 現実の厳しさを目の当たりにし、記念写真では部員一同が死んだ魚の目になっていました。
 そんな中、「来年は金を取る」と決意する優子先輩がもう次の部長でいいと思います。

 表彰の場のことについて「今まで好かれているとは思っていなかった」と感謝を述べる滝先生に対して、先生がいたから北宇治高校を選んだと返し、そして再び告白する麗奈さん。
 それに対して、「ありがとうございます」と華麗にスルーする先生。

 久美子とあすか先輩という「北宇治のユーフォ奏者」に審査委員であり先輩の実父である「進藤正和」からのメッセージを伝える滝先生。
 娘のことを忘れていなかった父の言葉に思わず喜びの声をあげるあすか先輩も素敵です。

 引退に際して大粒の涙を流す部長さん。
 続いて、悔しさを口にして後輩に全国金賞を取るように命じるあすか先輩。
 そんな中、久美子は姉の姿を見て追いかけてゆくことに。

 「お姉ちゃんがいたから、吹奏楽が好きになれた!」
 今まで口に出来なかった思いを姉に伝える久美子さん。
 それに対して、姉は「大好きだよ!」とひと言返すのでした。

【考察等】
 先生の奥さんの夢は母校の全国金賞、その夢を継ぐ先生のためにと持ち直した麗奈さんというフラグを立てつつも、結果は上に書いたとおりでした。
 先ほど見たユーリオンアイスにもいえることですが、こういう結果もある意味現実っぽいのかもしれません。
 人間は欲深いもので、こうなると優子先輩を部長にリベンジをするお話(3期)が見てみたいと思ってしまいます。

 金賞を取って奥さんの墓前に報告、また先生が麗奈さんの想いに気づくのかと思っていたのですが、そんなことはなかったようです。
 表彰の席で「好きです!」と告白する麗奈さんはとてもいじらしくていい子だと思いますが、先生はあくまで麗奈さんを女性としてではなく、教師と生徒の関係としてみているのだと思われます。

 コンクールの結果は不本意では有りましたが、あすか先輩や久美子さんが報われる展開があったのはよかったかと。
 あすか先輩のことをお父さんは覚えていましたし、久美子さんが憧れのお姉さんに思いを伝えるところもとても良かったです。

 来年は金を取ると意気込む優子先輩の姿に、彼女が部長になるのではないかと確信しました。
 また、あすか先輩が夏紀先輩に声をかけているところを見ると、彼女が副部長なのかもしれません。
 二人の関係はかなりデコボコでは有りますが、うまく絡むとおもしろそうな気がします。

 京アニさんのアニメは13話が基本ということなのか、他のアニメとは違ってあと1話残っているようです。
 次回どのようなお話で締めくくっていくのか、私、気になります!
 (同じ京アニさんの「氷菓」千反田えるさんのセリフより)

【アニメ感想】響け!ユーフォニアム2(11話)「はつこいトランペット」

 ユーフォニアム2の11話を見て感想を書きます。
 あすか先輩がようやく復帰したかと思えば、今度は麗奈さんの様子がおかしいことに気付く久美子さんということで、今回は麗奈さん中心のお話になりました。
 頂点を目指すとストイックな麗奈さんも好きですが、今回のような、滝先生の奥さん(故人)のことで演奏に集中できなくなる純情さ、そして最後には先生の夢をかなえたいとけなげなところも素敵な人だと思います。
 また、演奏が立て直せない麗奈さんを気遣う優子先輩のさりげない優しさに、もうこの人が次期部長だと確信する今日この頃です。
 みんなの夢を乗せて、もう全国金賞を取るしかないという流れになってきましたし、このまま全国の頂点まで突き抜けてほしいと思います。

1 前回のあらすじ ※詳細はこちら(前回感想)
 あすか先輩の全国への思いが家を出て自分の道を歩く姉と重なった久美子は、先輩を呼び出し、改めて全国に出てほしいと嘆願します。
 それに対して、久美子の意見を次々と論破するあすか先輩。

 久美子は他の人ではなく、自分が先輩と全国に行きたいのだと思い、先輩が自分の気持ちを諦めるのはおかしいと涙ながらに訴えます。
 顔をぐしゃぐしゃにしてまで自分を思う後輩を前に、あすか先輩の目からは涙がこぼれます。

 模試の結果について先生が話があるとのことで、去っていったあすか先輩。
 全国30位以内というその結果を盾にして母親を説得した先輩は、その翌日に吹奏楽部への復帰を果たすのでした。

2 「はつこいトランペット」
 あすか先輩の復帰に喜ぶ北宇治高校吹奏楽部の皆さん。
 滝先生は良くなっているといいつつも、慢心はいけないと釘を刺しつつ残りの期間の練習に専念するようにとひと言。

 最近、麗奈が自分を避けているのではないかと考える久美子さん。
 校門の前で彼女を待ち伏せしますが、「用事があるから」と一蹴されてしまいます。
 家にもどれば、姉から母への手紙があり、貯金通帳を返却したところに姉の本気を感じます。

 麗奈から呼び出しをうけた久美子は彼女と登山をすることに。
 「怒ってるの、わかってるよね?」と切り出す麗奈に、何も言ってないしと反論する久美子さん。
 その言っていないことが問題なのですが。

 山の頂上で大声で叫ぶ麗奈さん。
 部室で滝先生の奥さんの写真を見た彼女は、橋本先生にそのことを聞くと「もしかして、黄前さんから?」といわれ、久美子が奥さんの事を隠していたことが判明してしまったのです。
 麗奈が動揺することを見越して言わなかった久美子ですが、それでも言ってほしかったと一言。
 それに対して久美子は、奥さんはもういないといったうえで、応援していると励まします。

 麗奈と滝先生との出会いは、彼女の小学校時代にさかのぼります。
 父親の知り合いだった先生を家ではじめて見たとき、その笑顔にドキドキしてしまいます。
 そして、高い所を目指すことは大切だと励ましてくれた上に、トランペットの教本をくれたのです。

 「弱いです」
 練習中(滝先生のことを考えて)集中できていない麗奈を、滝先生は指摘します。
 それに対して、立て直しますと宣言する麗奈さん。

 ベランダでトランペットの練習を続ける麗奈に、声をかける優子先輩。
 「何かあるなら話してよ」とのひと言に、彼女の優しさを感じます。
 素直に「ありがとうございます」と言える麗奈も、以前とは変わったような気がします。

 遅くまで練習をした後、久美子とともに鍵を返しに行く麗奈。
 先生の指にある結婚指輪を確認したうえで、奥さんはどんな人だったのかと直球をぶつけます。
 彼女の真剣なまなざしに応えるように全てを語る滝先生。
 余命宣告を受けた時のショック、父からの依頼で北宇治高校にやってきたことなどなど。

 滝先生はまだ奥さんが好きだということがはっきりとわかった麗奈さん。
 しかし、全てを音楽にぶつけることで、演奏が完全に立ち直ることに成功します。
 そんな麗奈は、久美子に明日付き合ってとひと言。

 次の日、再び登山する久美子と麗奈。
 その先にあったのは、新山先生に無理を言って教えてもらったという、滝先生の奥さんのお墓でした。
 奥さんの墓前で、その夢である全国金賞を取ると誓う麗奈さん。
 高らかと鳴らすそのトランペットは、どこまでも透き通った音を奏でていました。

3 考察等
 あすか先輩の退部騒動という一難が去ったかと思えば、麗奈さんとの関係悪化という一難が降りかかってきます。
 前回は久美子さんの迫真の演技に涙しましたが、今回は麗奈さんの純情さ、ひたむきさ、いじらしさと彼女の魅力が思う存分堪能できる、そんなお話でした。

 案の定、先生の奥さんのことを知った麗奈さんは、久美子さんがそれを隠していたことに怒っていました。
 麗奈さんが動揺することをみこしても、また先生のプライベートのことでもありますし、久美子さんがいえなかったことはある意味し方のないことなのだと思いますが、それだけ麗奈さんが久美子さんを信頼していたことがわかるエピソードかと。

 後半では麗奈さんと滝先生の出会いが語られますが、幼少期の麗奈さんはとても可愛らしいです。
 イケメンというだけでなく、もっと上を目指すというその目標を理解してくれた先生に、麗奈さんが恋愛感情を抱いたことがわかりやすくまとめられていました。
 先生(このとき結婚指輪は外れていたような気がします)がその時に渡したトランペットの本は、もしかしたら奥さんとの思い出の品だったのかもしれません。

 今まで完璧にこなしてきた麗奈さんですが、先生のことで動揺するところに、やっぱり人間なんだなとふと思ってしまいます。
 麗奈さんを心配する優子先輩は、1期で「いい加減にしなさいよ!」と突っかかってきた彼女とは全くの別人ですし、素直にありがとうといえる麗奈さんも1期よりもずいぶんと素直になったなと思います。

 滝先生に直接奥さんへの思いを聞くという大胆な行動を取った麗奈さんに、久美子さんが乗り移ったのではないかと思えてきます。
 彼女の真剣なまなざしを受けて、全てを語る先生の真摯な態度も素敵です。
 こんな先生に愛された奥さんは、みじかい人生ながらも幸せな結婚生活だったのではないかと思えます。

 先生の心がいまだに奥さんにあることを知ってなお、その夢を叶えるためにと一生懸命になる麗奈さんのいじらしさに涙が止まりませんでした。
 もう全国金賞を取って、墓前に戦勝報告が出来ることを祈らずにはいられません。

【アニメ感想】響け!ユーフォニアム2(10話)「ほうかごオブリガート」

 ユーフォ2の10話を見て感想を書きます。
 前回のあすか先輩もよかったのですが、今回は久美子さんの迫真の演技が光ります。
 お姉さんと先輩を重ねて、後悔しないようにと本気で迫るところは、涙なくしては見られませんでした。
 一方で、麗奈さんの方が心配ですが、おそらく次回には何とかしてくれるような、そんな気がします。

1 前回のあらすじ ※詳細はこちら(前回感想)
 部活に顔を出さなくなったあすか先輩の代役として急遽浮上したのは夏紀先輩でした。
 一方で、先生ラブの麗奈さんは亡き奥さんの写真を見てしまいます。

 家にやって来た久美子さんに、自分の過去を語るあすか先輩。
 有名な奏者の「進藤正和」を父(母親とは離婚して別居)に持つ彼女は、父から送られた楽器でユーフォを始め、成績が下がらないという条件で続けてきたとのこと。
 そして、全国大会の関係者である父親に自分の演奏を聞いてほしいという私的な理由で、全国を目指していたことを明かします。

 あすか先輩のユーフォが好きだと告白する久美子さん。
 今までで一番の笑顔を見せた先輩の演奏はどこまでも心に響く演奏でした。

2 「ほうかごオブリガート」
 あすか先輩の演奏が頭に離れないまま帰路につく久美子さん。
 彼女を連れ戻すことには失敗したものの、緑輝は改めて先輩と演奏したいと意欲を燃やし、香織先輩もまだ諦めてはいないようです。

 テスト期間中で部活は早めに終わりますが、進学クラスの麗奈さんとは会えずじまい。
 メッセージも未読のまま何の反応も有りません。

 帰宅した久美子は料理を作ろうとして失敗している姉・麻美子を手伝うことに。
 そんな妹に、姉は好きなことをやっている妹がうらやましかったと自分の感情を告白します。
 大人のふりをして演じること、自分の気持ちを偽ることを辞めたと語った姉は、全国に応援に行くと一言残して家を去ってゆきました。
 登校途中の電車の中、久美子はいなくなった姉のことを思い返して涙を流します。

 学校にやって来た久美子は、あすか先輩が香織先輩や部長さんと話しているのを聞いてしまいます。
 部活への復帰を望む香織先輩に、出ないほうが部のためになるとあすか先輩。
 それに対して、部長は「それでいいの?」とひと言。

 先輩の全国への思いを知っている久美子は、あすか先輩に自分の姉を重ねます。
 あすか先輩を呼び出した久美子は、全国に出てくださいと直球をぶつけます。
 それに対して先輩は、自分がいないほうが部が安定するし、一度部活をやめたみぞれ先輩の復帰を認めなかった自分にも矛盾するということを告げ、さらに他の人の心がわかるのか(意訳)と久美子を論破します。
 
 「何で大人ぶるんですか?」
 他の人よりもまず自分が先輩と一緒に出たいと本音をぶつけ、号泣する久美子さん。
 自分が去ることがベストだとする先輩に対して、先輩も普通の高校生であり、自分の気持ちを諦めるのはおかしいと訴えるのでした。
 顔をぐしゃぐしゃにしてまで自分を思う後輩を前に、あすか先輩の目からは涙がこぼれます。

 模試の結果について先生が話があるとのことで、去っていったあすか先輩。
 全国30位以内というその結果を盾にして母親を説得した先輩は、その翌日に吹奏楽部への復帰を果たすのでした。

【考察等】
 前回の家庭訪問の決着をつけ、あすか先輩が復帰できたのは本当に良かったと思います。
 自分の思うようにやってこなかったことを後悔していたお姉さんと同じ道をたどろうとしていた先輩を、本気で心配する久美子さんは本当に優しくて、まっすぐで素敵な人だと思います。
 先輩にまっすぐに向き合って涙を流すところでは私も涙が止まらなかったです。
 その必死な思いが、彼女に通じたことに本日二度目の涙を流しました。

 今回復帰したあすか先輩について、単純に全国30位はすごすぎます。
 先輩がこの成績を盾にお母さんを説得したという話でしたが、おそらく久美子さんの一言がなかったらそのまま辞めていたのではないかと思うと、久美子さんの今回の成果がいかに大きいかを実感するところです。

 一方で、前回先生の奥さんの写真を見てしまった麗奈さんがますます心配になります。
 久美子さんの体当たりで、あすか先輩に続いて麗奈さんも何とかして、万全の状態でお姉さんも応援する全国の舞台へ。
 そして先生の亡き奥さんの夢でもある「全国金賞」へ、最高の演奏を響かせてほしいと思います。

【アニメ感想】響け!ユーフォニアム2(9話)「ひびけ!ユーフォニアム」

 時間的にぎりぎりでは有りますが、響け!ユーフォニアム2の9話を見たので感想を書きます。
 最終回以外でタイトルをもってくるとは思わなかったのですが、そのタイトルに相応しい「神回」でした。
 あすか先輩のお父さんとの関係、お母さんとの関係、そしてユーフォへの思いが伝わってきてとてもよかったです。
 久美子さんではないですが、私もそんなあすか先輩が大好きです。

1 前回のあらすじ ※詳細はこちら(前回感想)
 駅ビルでのコンサートを成功させた北宇治高校吹奏楽部の皆さん。
 しかし、あすか先輩はその後ほとんど練習に出てこなくなってしまいます。

 あすか先輩と大学を辞めるといっている姉のことで精神的に疲れたのか、久美子は風邪を引いて学校を休んでしまいます。
 ぼうっとする中で、姉の影響で吹奏楽を始めたことを思い出す久美子さん。
 お見舞いに来た麗奈が持ってきたCDの演奏は、どこかあすか先輩のものと似ているような気がします。

 アパートからでる麻美子(久美子の姉)に、妹がずっと姉を尊敬していたと語る秀一さん。
 妹の思いを知った麻美子は、改めて妹のCDを借りてその音楽と向き合うのでした。

 一方で滝先生は、あすか先輩がこのまま復帰しないようなら夏紀先輩を代役に立てると宣言します。

2 「ひびけ!ユーフォニアム」
 滝先生の決断により代役として名前が挙がった夏紀先輩。
 本人も相当の不安を感じているものの、あすか先輩が来ない不安な状態のまま全国を迎えるわけにもいかず、これが最適の策だったと思われます。
 脳裏に浮かぶあすか先輩の「みんなに迷惑はかけない」のひと言がとても重たいです。

 こんどあすか先輩の家に行く久美子に、香織先輩の発案による「あすか先輩を連れ戻そう」作戦が伝えられます。
 香織先輩によるとお母さんは栗まんじゅうが大好物とのこと。
 やって来たみぞれ先輩も、先輩に「待ってます」と伝えてほしいと一言。
 皆さんの期待をとても重く見る久美子さんでした。

 音楽室の鍵を返しにきたところ、滝先生は朝からお疲れで眠っていたようです。
 先生を目の前にした麗奈さんがとても可愛らしい一方で、亡き奥さんの写真を見てしまったことが気にかかります。

 あすか先輩の家に行くため、先輩と合流する久美子さん。
 しかし、どこかの退魔少女の親子と同様にお話がなかなか続きません。
 そんな時やってきたのは香織先輩で、久美子にお母さんを説得するための栗まんじゅうを渡すとともに、あすか先輩の靴紐を結んで帰ってゆきました。

 あすか先輩の家は、まるで豪農千反田家(氷菓)を思わせるような豪邸でした。
 香織先輩の考えを読んでいたあすか先輩は、母親の帰りは遅いとひと言いい、お饅頭を預かります。

 前回のCDにも名前が出ていた「進藤正和」の入門書を取り出すあすか先輩。
 この人は、私の「元」父親だとあっさりと告白します。
 「元」というのはあすか先輩が2歳のときに離婚したからとのこと。

 母親について、育ててもらった恩があると語るあすか先輩。
 ユーフォを始めたのは小学生の頃、父親から楽器が届いたことがきっかけで、成績が下がったら辞めるという条件で必死に続けてきたとのこと。
 全国大会のホームページの「進藤正和」の文字を見せる先輩。
 全国に行けばお父さんに会えると続けてきたことについて、「罰が当たった」と自嘲します。

 「私、先輩のユーフォが大好きです!」
 父親を「進藤さん」と呼ぶ先輩に、いつになく積極的にアタックを仕掛ける久美子さん。
 ずっと聞きたいですという久美子の声に応えて、先輩は川原へ行こうと提案します。

 「黄前ちゃんって、ユーフォっぽいね」
 今までにない笑顔の後の演奏は、高く、美しく響き渡るのでした。

3 考察等
 お姉さんとのことが解決したかと思った一方で、先輩のことはまだ終わってはいませんでした。
 突然の代役に不安を隠せない夏紀先輩が、自分のチャンスよりも先輩を思うところが素敵だなと思いますし、何時もあまり感情を出さないみぞれ先輩の期待の声も印象に残ります。

 部室の鍵を返しにきたところで、先生が相当お疲れのご様子です。
 朝からずっと練習をして、おそらく音楽の授業も受け持っている(公立高校で部活のためだけに人を雇う余力はないと思われます)でしょうし、いろいろ大変なのだなと思います。
 先生を見る麗奈さんの表情がとても可愛らしいと思う一方で、亡き奥さんの写真を見てしまったことが演奏に影響しないかが心配です。

 後半はあすか先輩の家に行くのですが、先輩の家は意外と大きな家でした。
 母子家庭で収入が少なそうで、狭いアパートが出てくるのかと思っていたのは私だけではなかったのかもしれません。

 前回の感想で進藤さんは先輩のお父さんではないかと言っていましたが、その予想は当たったようです。
 お母さんが吹奏楽を拒絶するのは、このまま吹奏楽にのめりこんだら娘が父親に取られることを心配してのことなのではないかと思います。
 そんなお母さんへの恩を強調する先輩は、このまま辞めてしまうような気がして不安です。

 先輩の演奏が好きだと迫る久美子さんはとてもよかったと思います。
 そして、今回の人間らしいあすか先輩、そして最後の笑顔も演奏もとてもよかったです。

 いいお話でしたが、先輩はこのまま母親への義理を貫いて辞めてしまいそうな気がするのが心残りです。
 また、麗奈さんが先生の奥さんのことを考えて演奏に影響するのではないかと思うと、先生の奥さんの思いである「全国金賞」に黄色信号がともってしまったような気がします。
 久美子さんの型破りな行動力がその事態を打開してほしいと思いつつ、次回の放送を待とうと思います。
ごあいさつ

愛されたい猫

Author:愛されたい猫
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 趣味はアニメ・ゲーム、ぬいぐるみ集め、懸賞応募です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
 ゲームはドラクエ、FFを中心に、最近ではポケモンもプレイ中です。
 不束者ですが、できるだけ毎日更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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