【アニメ感想】文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第7話「地獄変 後編」

 文アルの7話を見て感想を書かせていただきます。
 前回はみんなで農作業をしたくらいしか記憶にないのですが……
 タイトルからすれば全員で地獄に落ちてしまう感じなのでしょうか。

【内容】
 芥川龍之介の「地獄変」の解説がはじまり、ある絵師は「地獄変」の屏風を描くようにと言われます。
 男は炎に包まれる娘を助けようとせずに「地獄変」の屏風を書いたとのことですが……
 文豪がこれだけそろっても地獄変を元に戻せず、その芸術至上主義は龍之介の理想なのだとか。

 龍之介は谷崎潤一郎と論争を繰り広げ、その中で龍之介は自分の作品を否定してきました。
 太宰治、志賀直哉は龍之介を救出しようと本に触れ、気づいたら本の中に入り込んでいました。
 龍之介は絵師「良秀」の姿になっていて、彼は娘に連れられて自宅で食事を取っていました。

 治は龍之介の側にいることで彼を守ろうとしますが、龍之介は鳥を書くためにわざわざ山に登っていました。
 物語の展開が止められているらしく、治は侵食者を発見したものの逃げられてしまいます。
 直哉は龍之介を殺そうとし、晩年の龍之介が自分を食い潰す作品こそが「地獄変」だと言ってきました。

 娘は大殿に連れ去られ、大殿は絵師に「地獄」の屏風を書かせようとします。
 龍之介は娘を助けるために治の力が必要だと言って、罪人の代わりに彼を縛り付けてきました。
 屏風の中央には業火に焼かれる女を書かねばならないそうですが……

 「見たものしか書けない」というのならばと娘が業火に焼かれ、龍之介は娘を助け出そうとします。
 治は話のとおりにしなければならないと言いますが、娘が侵食者になり、直哉はこの作品がなくなれと思ってはいないとひと言。
 直哉は侵食者とともに炎に焼かれ、龍之介はその様子を見て絵を描いてお話を完結させましたが……

【感想等】
 前回はほとんど農業をしていた記憶しかないのですが、今回はちゃんと地獄変のお話になりました。
 「芥川龍之介」というと文ストのやつがれさんのイメージがどうしても残ってしまいます。
 作家が自分の作品を嫌うのは、ある意味では自分自身を嫌いになるようなものなのかもしれません。

 「芸術至上主義」云々と文学的な内容になり、さらには斬り合いになって何が何だかといった感じです。
 娘を見殺しにする内容は倫理的にはあれですが、羅生門と並んで人の持つ一面を克明に描いた作品ではと思います。
 最終的に犠牲が出てしまいましたが、今後のお話でも本を浄化する際に仲間の犠牲が続くのでしょうか。

【アニメ感想】文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第6話「地獄変 前編」

 文アルの6話を見て感想を書かせていただきます。
 今回は見てのとおり芥川龍之介さんの「地獄変」のお話となりました。
 タイトルは知っているけど中身を知らないのはここだけの話です。

【内容】
 太宰治は作家の「返品」をお願いしたいと言いますが、猫によるとそんなことはできないらしいです。
 侵食者に対しては龍之介と自分がいれば大丈夫だと言いますが……
 オープニングの後、武者小路実篤はまだしも、今度は志賀直哉に龍之介を取られてしまいます。

 「小説の神様」志賀直哉は治の小説にダメ出ししてきて、そのことで完全に衝突してしまったそうです。
 中原中也の提案で治は直哉と海に行こうとしますが、入水自殺のことを言われて戸惑ってしまいます。
 「今回はちゃんと計画して殺そうとしてるの!」と馬脚を現わし、直哉は「羅生門」の内容をダメ出ししてきます。

 激怒した治は「芥川先生を愚弄するな!」と殴りかかり、実篤は文豪が増えてストレスがたまるのは仕方ないと言ってきます。
 ストレスを発散するためには農業をやりましょうと言い出し、このままでは米騒動が起こるらしいですが……
 気づいたらみんな外に出て農業をすることになり、中也は米ができれば酒が作れると言って不敵な笑みを浮かべます。

 織田作之助はカボチャを育てたいと言い、治は文句を言いながら作業していたら「僕は怒っている」と手紙を突きつけられます。
 実篤は「労働は義務」と言い、作家と農家は兼任できると言ってきて、直哉は支援ならいくらでもしてやると言ってきます。
 あっという間に収穫の時期を迎えますが、中也が横取りする前に収穫されていて、直哉は100人分のカレーを作っていました。

 いつの間にか料理対決になっていたらしく、勝負は治でも直哉でもなく秋声のカレーというオチでした。
 龍之介は「志賀さんはすごいよ」と称賛し、いきなり発火してどこかに消え、最後に「地獄変」の本が出てきます。

【感想等】
 前番組のシナモンさんで日本史の勉強に、文アルで現代文の勉強になるのかなとちょっと思ったりします。
 文豪が増えてきたのを見ると視聴者が見ていないところで着々と事件を解決しているようです。
 人が増えるとぶつかってしまうのは宿命であり、歴史的な文豪といえども一人の人間ということなのかもしれません。

 実篤さんが農業を持ち出すのは彼の生涯を見れば頷けますが、某悪役令嬢のカタリナさんも一瞬頭に浮かびました。
 彼が生前、実際に作った「新しき村」が100年以上が経過した現在も存続していたことが一番の驚きでした。
 「地獄変」より「新しき村」でよかったのではと思いつつ、次回は治さんが龍之介さんをどう助けるか見届けたいです。

【アニメ感想】文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第5話「月に吠える 後編」

 文アルの5話を見て感想を書かせていただきます。
 前回は2人の少年の友情が描かれたお話だったと記憶しています。
 本の中に入っていた文豪さん達はここからどう動くのでしょうか。

【内容】
 一人の男が湖面に立ち尽くしていて、そこにカラスが飛びかかってきました。
 芥川龍之介をはじめとした文豪は作品世界に入っていて、太宰治は犬に追いかけられています。
 中原中也は血を流して倒れていて、本人は死んでいると主張しますが……

 龍之介は犯人を捜索すべきと言い、今回の侵食者がこの「世界」そのものに干渉していると考えます。
 治はイスの上に乗っているカエルが犯人ではないかと考えますが、今度は治が撃たれて死体扱いになります。
 太宰治が生前、自殺未遂をしていたこともあり、他の文豪は自殺ではないかと考えはじめます。
 
 佐藤春夫なら4mの手紙が来る前に治を殺していたと考え、川端康成をはじめとして色々な名前が出てきます。
 はまぐりは巨大化して自分が太宰治を殺したと宣言したかと思えば、気づいたら安吾も倒されていました。
 龍之介達の前に萩原朔太郎が現れたかと思えば、世界の外では猫(夏目漱石?)の前に室生犀星が現れます。

 文豪は分断されてゾンビの攻撃を受け、治、龍之介は攻撃してくる竹と朔太郎の銃撃に苦戦します。
 気づいたら次々と文豪が倒されながらも、朔太郎は室生犀星は誰よりも優れた詩人だったと言い出します。
 室生犀星が詩を書かなくなったのは朔太郎のせいらしく、犀星のために自分の本を消そうと考えます。

 龍之介は朔太郎の作品が消えても犀星は変わらないと言い、朔太郎は侵食者に操られているようです。
 犀星が出てきて銃を向けてきたかと思えば空に向けて撃って侵食者を倒します。
 朔太郎は犀星に抱かれて涙を流し、前回自殺していた少年は文学が戻ったことで救われるのでした。

【感想等】
 3話から4話までの間に2週間開いたものの、7話までの放送が決まったので安心でしょうか。
 治さんを追いかけてくる犬さんがすごく可愛くて、豪華キャストのお声ともども疲れを癒してくれました。
 銃撃されて死体扱いされても普通にしゃべっているのであまり緊迫感がないように思えます。

 しつこく自殺未遂と4mの手紙をネタにされて、今は亡き太宰治さんは一体何を思うのでしょうか。
 巨大なはまぐりが出てきたかと思えば、次から次へと場面が入れ替わって精神攻撃を受けているように感じました。
 できるだけ残りのお話も見ていって、それぞれの文豪の関係性についても少しずつ勉強していこうと思います。

【アニメ感想】文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第4話「月に吠える 前編」

 文アルの4話を見て感想を書かせていただきます。
 二度の再放送の後は萩原朔太郎さんの「月に吠える」のお話でした。
 読んだことがない作品が続いて不勉強だと反省の日々なのです。

【内容】
 男子高校生と思しき集団がボウリングをしていて、そのうちの1人は心に残る名作展という広告が気になります。
 バスで「斜陽」を読んでいる美しい少年に出会って、それに見とれてバスを乗り過ごしてしまいました。
 「ななめ」「ななめ」と本を探していたら、太宰治が出てきて「しゃよう!」「カ行だからあっちの本棚」と言ってきます。

 男子高校生は斜陽を借りてきたもののすぐに眠ってしまい、治がまた出てきてちゃんと読めと言ってきました。
 斜陽を読了したらバスの青年とは「趣味が合うね」と意気投合し、太宰治は作家になるべくしてなった人物らしいです。
 心中を2度失敗したという太宰治は「ダメ人間」でしたが多くの優れた作品を残したのもまた事実でした。

 青年は社会に順応した人間に社会を驚嘆させる作品を生み出せないという「持論」を持っていました。
 現代は娯楽があふれている中で読書を選択したことが希なケースであり、もっと本を好きになってほしいと言ってきます。
 学校では「中原中也」についての授業があり、本人が後ろに座っていると思ったら先生に突っ込みを入れます。

 男子高校生は図書館にやってきたら坂口安吾や織田作之助が声をかけてきました。
 太宰治は俺が芥川賞を取るべきだったと言い、佐藤春夫に4メートルの手紙を書くのはおかしいと突っ込まれます。
 青年はこの世界で生きるのがヘタクソだと言いつつも一冊の本と出会ったことで彼は変わったそうです。
 
 男子高校生は太宰治に「ありがとよ」と言いますが、「人間失格」の本が変なオーラを出してきました。
 次の日、図書室に行くと文学作品の数々がなくなっていて、青年は「今は話したくない」と言ってきます。
 青年は「もう何もない」と言って屋上から飛び降りてしまい、それを止められなかった男子高校生は愕然とします。

 先生は「世に放たれた作品は人の心を豊かにしてくれる」と言いますが、その文学が消えて言ってしまいます。
 目を覚ました芥川龍之介は他の文豪が捕まっているのを目の当たりにします。
 遅れて目を覚ました治とともに、龍之介は中原中也の「月に吠える」の世界にやって来たようですが……

【感想等】
 いきなり男子高校生がボウリングをしていて、何のアニメを見ていたのかと思ったのは私だけではないはず。
 本を通じて作者本人が出てきて色々言ってくるのはそれはそれで面白いと思います。
 青年の「社会に順応した人間に社会を驚嘆させる作品を生み出せない」という言葉も実に深いです。

 太宰治さんが芥川賞を取れなかったのは事実ですが、2人の青年を救ったのもまた事実のようです。
 本を通じて深められた友情が消えていくのを見るとなんだかもやもやしたものを感じました。
 次回は文豪達の奮闘で消えた本が戻って、2人の友情がより強い形で結実することを願います。

【アニメ感想】文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第3話「桜の森の満開の下 後編」

 文アルの3話を見て感想を書かせていただきます。
 前回は「桜の森の満開の下」に行ったらいきなり惨殺シーンを見せられました。
 序盤から波乱続きの展開をどうやって終わらせることが出来るのでしょうか。

【内容】
 太宰治はいきなり剣を振り下ろされますが、そこに芥川龍之介が助けに現れます。
 坂口安吾は今は「山賊」の男になっていて、お前達に用はないと言って去っていきます。
 オープニングの後、島﨑藤村は山賊の男について満ち足りていたのではと考えます。

 桜の木は男をおびえさせていて、そんな日々の最中にある一人の女と出会います。
 男は女をみるなり「お前は今日から俺の女房だ」と言い出しますが……
 その女は都での暮らしを望み、男に人を殺させてはその首を見て喜びます。

 中也は山賊こそが安吾の描いた理想の生き様だと言い、女は首を見て恋は素敵だと言い出します。
 男はいつまでこれを続けるんだと言い、俺はもう嫌だと言いますが……
 山に帰るかと言われたら「駄目だ」と言い出し、俺はずっとお前と一緒にいるとすり寄ってきます。

 本来の本の内容では山賊が山に帰ろうとしますが、今の山賊は山に帰った後の未来を知っているようです。
 龍之介は女を捕まえて「桜の下で待ってるぞ」と言い、治は山賊を気絶させて自分が悪者みたいだと言い出します。
 一方で織田作は安吾が「あの本」にとらわれているのは龍之介と治のせいだと言い出します。

 ずっと山に一人で生きてきた山賊は充実していると言い、一人ならばさみしいという気持ちがわからないそうです。
 そんな男が一人の女と会って価値観の相違に悩まされるものの、恋は心の本質からはほど遠いのだとか。
 もしその女が死ねば孤独に墜ちるといい、安吾はその孤独の美学にあこがれていたそうですが……

 龍之介は悪趣味極まりない「彼女」について人とあまりに価値観が違うものを受け入れられないと言い出します。
 女は鬼に変身して襲いかかってきて、そこに山賊もとい安吾がやってきて「俺は一人になりたくないんだ」と言ってきます。
 安吾は自分の過去と結末を思い出し、鬼に刺されながらも「孤独が怖い……」と言って涙を流します。

 織田作が助けにやってきて安吾を励まし、安吾は「俺は偉大な落伍者になるという男だ」と本来の姿になります。
 桜の木の下で鬼を倒した安吾は「俺より先に死ぬなよ」と言って戻っていきました。
 中也は仲間が戻ってくるのを見て「遅えよ」と言い、猫は水晶のようなものと話をしていました。

【感想等】
 3話まできてもキャラの名前よりも先に声優さんの名前が浮かぶ状況です。
 イケメンとイケボを楽しむ作品だと思っていたら流血沙汰で言葉を失いますが……
 カノンの祐一さんと同じお声の人が人斬りになってしまったのはなかなか衝撃です。

 人のクビを切る経営者ならよくいると思いますが、実際に首を落とすのは逆に斬新かも。
 最初から一人なら孤独を感じないというのは色々な意味で考えさせられました。
 桜の木を見たら「散れ、千本桜」と言い出しそうになりつつも、4話以降のお話にも期待したいです。

 
ごあいさつ

愛されたい猫

Author:愛されたい猫
 ご訪問ありがとうございます。
 趣味はアニメ・ゲーム等です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
 ゲームは少し前にDS版のFF3をクリアしました。
 一年も残り少ないですがどうかよろしくお願いいたします。

凍結しましたが、いつかは復活させたいです。
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