アニメに癒しを求めるのは間違っているだろうか―2019年夏アニメのレビューと今後の視聴予定について―

 7月が終わって世間はいわゆる「夏休みシーズン」になりました。
 夏のアニメもおおむね3~5話前後と、おおむねお話の傾向が見えてきた頃かなと思います。
 今回も個人的に思ったことをなるべく簡潔に書いていけたらいいなと思いますが……

1 総評
 まず思ったのは、昨年冬、今年春に比べると再放送が減ったのか、単純に本数が増えているという事実でしょうか。
 特に金曜日から土曜日にかけて倍くらいに増えてきて、どれも切ることができなかったので、午前午後にかけて延々と見ていくことになりました。
 一つや二つ短編アニメかなと思っていたらそんなことはなく、というよりも短編は「手品先輩」と「ソウナンですか」くらいしか思いつきません。

 継続作品は夕方やニチアサを除けばジャンプ系の「鬼滅の刃」とオリジナルの「キャロル&チューズデイ」だけになり、多くが入れ替わる群雄割拠の時代となりました。
 ジャンプ系、なろう系が複数入ってくるのはいつも通りですが、前者については彼方のアストラとかDrストーンとかひと味違った作品が多いように思えます。
 なろう系はやたらと強いお母さんがゲーム世界に同伴したり、冒険者が魔族の女の子を娘にしたりと保護者がクローズアップされているようです。

 昨年の秋の「アニマエール」から(再放送を除いて)不在だったきらら系が「まちカドまぞく」をひっさげて復活したことはうれしかったです。
 まちカドまぞく、うちの娘(なろう系)、高木さん2期、ドリームデイズが今期の癒しなのかなと個人的に思っていたりします。
 グランベルムは魔法少女とロボットものという感じ、荒ぶる季節の乙女どもよは岡田麿里さんが関わっていますがやや人を選ぶかも。

 ラノベ枠の中でも一押ししたいのは「魔王様!リトライ」という作品と、ダンまちの2期だと個人的には思ってます。
 続いて上に書いた癒し枠、ジャンプ系、なろう系を押さえ、ノイタミナ枠の「ギヴン」も見ておきたいです。
 あとは短編アニメ2つ(手品先輩、ソウナンですか)に加えて「ダンベル何キロ持てる?」もおもしろい上にためになる作品だと思います。

 ざっと概要を書いてきましたが、この後はいつも通り個別作品について書きます。
 まだ始まったばかりなので全容がつかめていないので、ミスリードがかなり多いことは前もっとご承知いただけると幸いです。

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2019年春アニメの総括と今後の視聴予定について(仮)

 元号が変わったりテニスで番組がつぶれたりしながらも、春アニメも6月の終了をもってほとんどが最終回を迎えます。
 7月からはほぼ総入れ替えとなりますが、春にどんな作品があったのか、個人的にちょっと書いてみようかなと思います。
 基本は4月末から5月頭に書いた文章の焼き直しですが、できる限り作品の魅力を伝えていければと思います。

 春はSAOや禁書目録といった大型タイトルがこぞって姿を消し、さらにはきらら系も2期連続の不在という先の見えない幕開けとなりました。
 4、5、6月を通して見てきた感想としては、絶対的に強い作品はないものの、いろいろな分野にうまく散らばってきたという印象でした。
 ラノベ原作は主になろう系が中心、少年誌の中ではジャンプ系が強いのは例年の傾向通りですが、出遅れつつ進撃の巨人が始まったことも注目でした。

 小説原作は継続の「盾の勇者」に加えて同じなろう系の「賢者の孫」が登場しますが、その境遇は狙ったかのように対照的でした。
 きつい展開の多い前者も2クール目からは少しずつ報われる展開になってきたので、まるで自分のことのようにうれしくなります。
 後者は主人公がいろいろな意味で恵まれた境遇だと思いますが、それ故に安心してみていられる作品の一つといえると思います。

 漫画原作はジャンプ系は従来のブラッククローバーに加え、鬼滅の刃や「ぼく勉」といった多様な作品が並び立ちます。
 前者2つは少年誌の王道を突き進むようなバトル系で、後者は勉強をテーマにしたラブコメということで、一部設定は「ごと嫁」に近いかも。
 そのほかには「進撃」「フェアリーテイル」がやはり大きく、仙狐さんや川柳少女、ぼっち、ハチナイ(後述)といった癒し系作品はきらら系の不在を埋めてくれた……はず。

 ゲーム原作の作品としてはタイムリープもののさきがけとも言われるYU-NOさんが(主人公の言動に問題がありながらも)一押しです。
 消滅都市はソシャゲ原作らしく豪華キャストが目立ち、同じソシャゲ原作の「ハチナイ」は女の子が野球を行う作品です。
 ハチナイ、ダイヤのA、MIXと、なぜか野球アニメが3つ並んだのは偶然だと思いますが、それぞれを比べてみてもおもしろいかも。

 オリジナル作品ならキャロル&チューズデイやさらざんまい等、なぜかフジテレビさん系列が強いようです。
 特に前者はアニメとしてだけではなく、音楽作品としてもとても質が高く、随所にスタッフさんのこだわりを感じる逸品です。
 PAさん制作の「フェアリーゴーン」は安定の作画を見せてくれたものの、登場人物がやたらと多いのでやや人を選びます。

 公私ともにいろいろありながらも仙狐さんに癒されながら乗り切った今期は、かつての「このはな綺譚」共々、狐さんにはご縁があるのかも。
 注目すべき作品はいくつかありましたが、ハチナイは作画の問題とテニスの中止がなければ覇権もありえたのではないかと個人的には思います。
 また、キャロル&チューズデイと並んで箏を題材とした「この音とまれ」には予想をいい意味で裏切られ、アニメにおける音楽の重要性を改めて知りました。

 言葉足らずなところはありましたが総評としてざっと思ったことを書きました。
 ここからは個別作品の紹介を書いていこうかなと思います。
 限られた紙面でできる限り詳細に書くつもりですが、うまくいってないかもしれません。

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大型連休を前に「2019年春アニメ」について語ってみます!(2019年4月30日追記)

 年度はおろか元号も変わることになり、色々と慌ただしい一日が続く今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 冬アニメも大半が終わって春アニメが次々と始まり、今季もまたまた色々な作品が出てきました。
 個人的なメモ代わりとして今季アニメを少しまとめてみたので、何らかの参考になれば幸いです。

 更新履歴
 2019.4.26 記事投稿
 2019.4.30 「オリジン」「進撃の巨人」「メルヘン・メドヘン」を追加


1 総評
 今季は再放送がかなり多いため総数が減りましたが、毎回色々な分野の作品が並ぶのはすごいことだと思います。
 冬に続いてきらら系不在というのが重くのしかかりますが、けいおん再放送があるのが救いなのかもしれません。
 個人的には仙狐さん、川柳少女がきらら系に代わる癒し枠になりうるのではないかと思いますが……と確信します。

 SAO、禁書目録といったビッグタイトルが軒並み終わったものの、なろう系の盾の勇者は2クール目に突入します。
 盾の勇者は主人公の不遇を差し置いてもヒロインが可愛く、中でもラフタリアさんは女神と言ってもいいと思います。
 同じくなろう系の「賢者の孫」は異世界ものとしては珍しい学園ものとラブコメの側面を併せ持ちます。

 ジャンプ作品の「約束のネバーランド」は2020年にお預けとなる一方、鬼滅の刃、ぼくたちは勉強ができないが新たに放送されます。
 鬼滅の刃はFateの映画でおなじみのufoさんが制作しているだけあって映画のようにきれいで迫力があります。
 ぼく勉は貧困男子が同級生を教えるという展開が「ごと嫁」に似ているものの、それぞれのヒロインは負けず劣らず魅力的です。

 ブラッククローバーはますます盛り上がり、マガジンさんもフェアリーテイルや進撃の巨人で対抗してきました。
 フェアリーテイルは通算300話を超えるのでまだ全ては見ていないのですがとてもいい作品だと思います。
 進撃の巨人は考察の余地が大きいストーリーと魅力的な設定やキャラクターなど文句の付け所がありません。

 3期(後半)となる進撃の巨人もうれしいですし、ワンパンマンの2期、文ストの3期もうれしい悲鳴です。
 UC以来の宇宙世紀作品となるオリジン放送もガンダム好きとしては注目しないわけにはいきません。
 4つのラノベ作品が一堂に会した「異世界かるてっと」もまた元ネタを知れば知るほど楽しい作品かと。

 ゲーム原作だとユーノさんがまず上げられますが、元々は30年ほど前の作品なのだとか。
 消滅都市はソシャゲ原作ということでキャラが多く覚えにくいものの、出てくる声優さんが豪華なところは大いに評価出来ます。
 なむあみだ仏もソシャゲ原作らしいですが、どこか刀剣乱舞花丸に似たようなほのぼのとした作品だと思われます。

 オリジナルアニメの中だとリヴィジョンズの後番組である「キャロル&チューズデイ」が一押しでしょうか。
 ロビハチやさらざんまいといった作品もかなりぶっ飛んだ設定が面白いと思います。
 PAさんの作品であるフェアリーゴーンはタイトルがややこしいものの作画、キャスト、設定のいずれもレベルが高いです。

 今季は八月のシンデレラナイン(ハチナイ)、ダイヤのA、ミックスと、なぜか野球アニメが3つも並びます。
 ハチナイは女子だけで野球をするということで、大正野球娘に時代が追いついたのかと思うとちょっとうれしいです。
 ダイヤのAは2期から4年ぶり、ミックスに至っては前作を知らないのですが、それぞれ楽しめそうです。

 朝方はカトリーさんが終わりますが、アイカツ、プリチャン、鬼太郎さんが2年目に突入します。
 アイカツもプリチャンも「宝石」とテーマがかぶるのはあまり突っ込まない方がいいのかもしれません。
 鬼太郎さんは2年目に入って新キャラも登場し、ますます慌ただしい状況となってきました。

 いつもどおり前置きが長くなってきたので、これから個別作品についてまとめてみようかと。
 現時点ではなかなか全容がつかめませんが、こういうタイトルがあるくらいに思っていただければ幸いです。

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愛猫のうんちくファイル―2019年冬アニメの個別レビューと今後の視聴予定について(2019年3月改訂)―

 卒業の時期である3月は冬アニメの終わりの時期であり、今年は「平成」最後の3月ということで感慨深い人も少なくないかも。
 4月になれば新しく春のアニメが始まりますが、その前に個人的な備忘録を兼ねて冬アニメをまとめてみようかなと思います。
 3年ぶりのきらら系不在という中にありながら、ラノベ系をはじめとしていろいろな作品が輝く、ひな祭りのような時期といってもいいかもしれません。

1 総評
 冬アニメの一覧を確認して、きらら系がなかったときはショックでしたが、ふたを開けてみるとそれに代わるような作品がいくつか見られました。
 個人的には「私に天使が舞い降りた!(以下わたてん)」「バミューダトライアングル」「えんどろ~!」が今季の癒し枠だったと思います。
 わたてんはとにかくキャラが可愛く、えんどろ~はファンタジー系と日常系を併せた独特の切り口がすごくいいなと思いました。

 ファンタジー系という意味ではソシャゲ原作の「グリムノーツ」はキャラクターデザインもよく、比較的よく作りこまれているように思えます。
 同じくソシャゲ原作の「ぱすてるメモリーズ」はパロディとしての側面とキャラクターの可愛さとが両立する素敵な作品でした。
 神撃のバハムート系統の「マナリアフレンズ」はファンタジーと百合を結合させた作品といえばいいのでしょうか。

 小説原作の作品としては秋から続くSAO、とある魔術の禁書目録、ガーリーエアフォース、ブギーポップは笑わないと、電撃さんの強さを感じます。
 禁書目録やブギーポップさんは原作既読前提で、SAOもまた原作を読む(現在12巻まで読了)と理解が全く違ってくるのがわかります。
 ガーリーエアフォースは小松市のご当地要素という側面はいいとしても明華さんの扱いがちょっとかわいそうに思えます。

 いわゆる「なろう系」では、転生したらスライムだった件(転スラ)や盾の勇者の成り上がり
といった作品がいずれも2クール放送のようです。
 前者はスライムに転生したリムルさんが仲間を集めていくところが楽しい一方、後者は初回1時間スペシャルはいいとしても初回はかなり衝撃が残る展開でした。
 たとえ盾の勇者ではなくても、ラフタリアさんという女神とフィーロさんという天使に救われた人は少なくないと思います。

 漫画原作の作品について、手塚治虫さんの「どろろ」が約50年ぶりにアニメ化されましたが、人間というものを深く描いたお話といえばいいのでしょうか。
 ブラッククローバー、火ノ丸相撲、キャプテン翼、約束のネバーランドと、いつの時代もジャンプ系が中心にあるように思えます。
 「努力、友情、勝利」の三本柱は昔も今も色あせることがないと感じるとともに、頭脳戦をテーマにしたかぐや様や約ネバも面白いです。
 マガジン系列の「五等分の花嫁」は秋の「寄宿学校のジュリエット」とともにストーリー、キャストが光る名作だと思います。

 オリジナル作品について、タツノコプロさんの「エガオノダイカ」はかわいい絵柄に反して、戦争と人間の死という現実をまざまざと見せつける作品でした。
 フジテレビさんの「リヴィジョンズ」は主人公の性格に賛否がありますが、ノイタミナ枠という過去の蓄積を生かして作られているように思えます。
 「荒野のコトブキ飛行隊」はガーリーエアフォースと同じく飛行機が中心のお話で、キャラの多さはガルパンやはいふりに近いかもしれません。

 毎期、毎期、うわごとのように「豊作」と言っていましたが、最近はそれが普通になってしまったような気がします。
 ここからはそれぞれの作品について自分なりに見た概要をまとめ、ついでに来季以降の予定も少し書いていこうと思います。

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愛猫さんは無作法―2019年冬アニメの個別レビューと今後の視聴予定について―

 2019年に入って冬のアニメも出そろってきたので、少しずつまとめていこうかと思います。
 とはいえ、1月終了の時点ではまだ始まったばかりの作品(一番遅いところで1話)もあったりしますが……

1 総評
 使い古された感のある「豊作」という言葉とともに、今季も種々雑多なアニメが放送されることになりました。
 ラノベを中心に継続作品がある一方で、期待の持てそうな作品が色々と出てきて、少し睡眠時間が危うくなってきました。
 早い作品だと5話放送、一番遅いところでは1話と進度も様々で、まだまだ様子見の段階ではありますが……

 ラノベ原作アニメについて、SAO、禁書目録はいずれも人気作品ですが、特に後者は展開が早く、原作を読んでいないとなかなか難しいかも。
 同じく3期放送のデートアライブは、戦闘ではなくてデートで相手を攻略していくというストーリーが秀逸だと思います。
 ガーリーエアフォースやブギーポップさんは始まったばかりですが、いずれも他にはない個性を放っている作品です。

 継続となった「転スラ」は主人公がスライムという設定とともに、次々と仲間が増えていくところが楽しいです。
 同じくなろう系の「盾の勇者の成り上がり」は初回1時間スペシャルの内容がかなり衝撃敵だったことを付け加えます。
 どちらの作品も(「リゼロ」以来の)2クール確定だけあって、他の作品とは違った「深み」を感じました。

 オリジナル作品としては「エガオノダイカ」がトップバッターで、天真爛漫なお姫様とは対象的にハードな世界観に驚きました。
 あと、リヴィジョンズも適応能力のありすぎる主人公がなかなか興味深く、コトブキ飛行隊の雰囲気も個人的にありかと。
 けもフレのたつき監督の「ケムリクサ」は未だに謎が多いですが、その深いところはけもフレの1期に通じるかもしれません。

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ごあいさつ

愛されたい猫

Author:愛されたい猫
 ご訪問ありがとうございます。
 趣味はアニメ・ゲーム、ぬいぐるみ集め、懸賞応募です。
 アニメは1クールに10本以上は見ていると思います。
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